腹鼓記 (新潮文庫 い 14-21)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101168210

作品紹介・あらすじ

天保8年、阿波徳島の奉行・浜島庄兵衛が染物屋大和屋の娘お美代を見染め、妾にしたいと無理難題を言ってきた。大和屋に命を助けられた狸の一家が恩返しに窮地を救うが、意外や意外、事態はエスカレートして狐族まで巻き込む化かし合いが勃発する。人と狸の恋、狸と狐の毛球試合、狸大学の化け学講義、狸対狐の屋島壇ノ浦の合戦など、珍談綺譚で展開する奇想天外大爆笑痛快長編。

感想・レビュー・書評

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  • 序盤の5分の1までは退屈

  • 凄いな。
    こんな冗談みたいなストーリーに、こんな冗談みたいな細部に。。。
    久しぶりに井上ひさしさんの本読んだけど所々はまってしまった。
    他の本も読んでみよう。。。

  • 個⇔種
    文化⇔本能

  • 徳島の阿波狸伝説を下敷きに井上ひさしさん流の大人の童話。だんだん身の下談義になってきて読後感が爽やかという訳にならない。佳作。

  • スタジオジブリの平成狸合戦ぽんぽこの元。
    ちょっと下品だけど笑える、タヌキたちの人情あふれる話。

  • 東北などを舞台とした作品です。

  • 狸大全。

  • 再読

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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