- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101012919
作品紹介・あらすじ
全国の要介護認定者数656万人。「夫婦だから」「親子だから当然」と始めた家庭での介護が長期化し、困難を極め、やがて悲劇が起こる。──今、全国で続出する介護を苦にした殺人事件。なぜ最愛の母親を手にかけてしまったのか。家族の絆がなぜ悪夢に変わったのか、当事者の悲痛な叫びに耳を傾けた記者たちが目の当たりにしたのは、在宅介護の切なすぎる現実だった。慟哭と衝撃の最前線ドキュメント。
感想・レビュー・書評
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単行本。
救いがない。
「もう限界」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはキツい。明日自分がこういう境遇になるやかもしれないと思うと辛い。この状況を変えるには、人と人の繋がりをもう一度考え直さなければと感じた。社会全体で支え合わないといけないのではにだろうか。この本を読んで覚悟というか心構えをしとかなければいけない。
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00607923
全国の要介護認定者数656万人。「夫婦だから」「親子だから当然」と始めた家庭での介護が長期化し、困難を極め、やがて悲劇が起こる。――今、全国で続出する介護を苦にした殺人事件。なぜ最愛の母親を手にかけてしまったのか。家族の絆がなぜ悪夢に変わったのか、当事者の悲痛な叫びに耳を傾けた記者たちが目の当たりにしたのは、在宅介護の切なすぎる現実だった。慟哭と衝撃の最前線ドキュメント。
(出版社HPより) -
2021年1月読了。
介護の当事者ではないが、誰もが当事者になり得るものとして読んだ。
凡庸な感想だが備忘まで。
・殺してはならない。
・ただ、結果的に殺すことにまで及んでしまった介護当事者を責めるのはお門違い。
・なぜそうなったか、考える必要がある。
・家庭内介護には限界がある。
・病気には早めに対策を取る。
・行政や民間団体を積極的に介護に介入させる。
・この期に及んで「自助、共助、公助」とか言って状況を放置するのは無為無策無能の極み。
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高齢の母を持つ身には、明日は自分も手を下しているかもしれないと、深く思わせた。
背景は様々であるが、一様に、介護対象者に対して、深い愛情がある。