アナリシス・アイ サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます (小学館新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253494

作品紹介・あらすじ

サッカーが「ながら見」できなくなる本

得点したら喜び、失点したらだんまり。
試合に勝てば全てよしで、負けが込んだら監督交代…
そんな「サッカーの見方」では、現代サッカーに取り残される!?
プロの監督から一ファンまで、「戦術的」な試合分析が大流行する昨今。
SNSで精力的に活動する「戦術クラスタ」の最古参である著者が、
新しくて面白いサッカーの「分析眼」の習得法を提示する。
アジアカップで準優勝に終わり、コパ・アメリカを控える
日本代表の未来も見据える一冊。

感想・レビュー・書評

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  • サッカー関係の本を読んでいる中で、
    これまであまり気にしたことのなかった
    戦術面を理解したいと思って手に取った本。
    自分のような素人でも、ある程度は理解できるように
    分かりやすく書かれています。
    内容としては、「岡田メソッド」に近い感じです。

    ※岡田メソッド
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4862762913#comment

    最後に過去の日本代表の実際の試合を
    二試合分析しているのですが、
    そんな視点では見たこともなかったので、
    ナルホドと思わされます。
    本を読んだ後で、
    実際にその試合のハイライトを見てみましたが、
    ハイライトはチャンスやピンチの場面の
    切り抜きだけなので、
    これだけでは本で解説されていることは
    全然感じ取れませんでした。。(汗)
    オンタイムでテレビで観戦しても、
    ピッチ全体を見渡している訳ではないので、
    素人には結構難易度は高めだし、
    ましてやその場にいる監督は、
    空から選手の動きを見ている訳ではない中で、
    各選手の動きを感じ取らないといけないので、
    スゴイ職業だなぁ…というのが素人の感想です。

    少しはサッカーのすごさに触れることができました。

  • 若い頃と、40歳を過ぎてからとサッカーのプレー経験がある。40歳を過ぎてからは、地元のシニアチームに所属し、ほとんど毎週、練習と試合を楽しんでいた。
    本書は、プロレベルのサッカーの試合の戦術がどのようなものかを解説したものであるが、シニアの草サッカーレベルでは、この本に書かれているようなことを意識しながらプレーしたことはない。それはそのような戦術の理論を知らなかったということもあるが、プレーの強度のレベルが全く違うからである。
    パスの精度が高い訳ではないので、簡単にボールを失ったり、あるいは、逆に得ることができる。運動量が少なく、スピードがある訳ではないので、ボールを得た場合、あわてずにプレーするスペースと時間は結構あるが、それでもミスをしてしまう。
    それでも、すごく楽しかったので毎週のように、いそいそと練習や試合に出かけていたのであるが、まぁ、シニアの草サッカーとプロの試合は、同じ競技とは言えないくらいの違いが、戦術以前の問題としてある。
    本書は面白い。サッカー観戦の際の視点をいくつか与えてもらった気がする。

  • サッカーを戦術という視点からも楽しみたいと思いこの本を読んだ。私にとっては理解しきれない所もあったが、試合分析する時の枠組みを捉えることができたので良かった。試合で起こる現象について丁寧に解説されている章は非常に参考になった。
    今後はこの本をお供に試合を見続けながら、新たな楽しみ方を確立したい。

  • 私はサッカー好きで普段からJリーグや海外サッカーをよく観ているが、局面ごとの技術の高さや激しさを楽しんでおり、戦術についてはあまり詳しくない。以前から試合を戦術的な視点からを観ることができたらより一層サッカー観戦が楽しくなるのだろうなとは思っていたが、知識も乏しくどこから始めたらいいかも分からない状態だった。そこで本書を手に取り、少しでも参考にできたら良いなと思い読んでみた。
    結論からいうと、読んで本当に良かった。サッカー戦術の入門書として最適ではないだろうか。サッカーという動きが激しく変数の多いスポーツをうまく単純化しており、頭の中がすっきりと整理された感じがする。
    第 1 章では戦術を考える上で重要なポイントが示され、第 2 章ではそのポイントをおさえて試合全体をどう観ていくか、第 3~5 章ではピッチを 3 つのゾーンに分け、また戦術用語とその解説を交えつつより詳しく書かれている。さらに第 6 章でそれまでの内容を踏まえて著者が実際に日本代表の試合を分析している。このように基礎的なところから順序立てて学べるようになっているので、私のような戦術初心者にも分かりやすい。
    サッカー戦術について学びたいけどどうしたらいいか分からないという人は、本書を読むことを強くおすすめする。

  • 自分の読み方が違ったのかもしれないが、ファン向けというよりは指導者の立場からの論述と、感じた。リアルタイムで観戦しながらこのような視点を持てるくらいなら、それこそ監督になれるんじゃないか?

  • こういうの考えながらサッカー観るのとても面白いし、自分がプレーしてても気付きが増えて嬉しい。
    これは良書なので、とにかく、カタール戦の悔しさが色濃く残っているうちに読んでほしい。

  • サッカーの試合を、体系的にどう分析するかの3分の2と、実践的な著者の分析を読める残りの3分の1という本。

    うまく試合を分析できない自分にとって、前者は他の本やブログを読んでいるとそこそこ知っているのものがあるのだが、だからと言ってらいかーるとさんのような分析が実際に観戦しながらできるわけではないのだよね…

    必要なのは活きた素材を巻き戻したりしながら自分なりに解析していく時間と根気なのかなというのを思い知った。

  • サッカーをどうみるか、非常にわかりやすくポイントを提示していて見る際の参考になった。
    結構サッカー経験者は自身の経験からサッカーの試合を観がちな気がするが、最近の戦術などは勉強になった。

  • 頭の中が整理されていく。

  • サッカー戦術、特にビルドアップとポジショニング理論が分かりやすく言語化されている。勝敗結果でフラストレーションが溜まりやすいサッカーもチームや選手のプレーの狙いを分析できたらまた別のサッカーの楽しみ方が増えるので参考にしてみます。

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著者プロフィール

昭和生まれ平成育ち。サッカー指導者にもかかわらず、様々な媒体で記事を寄稿するようになってしまった。ただ、書くことは非常に勉強になるので、他の指導者も参加してくれないかなと心のどこかで願っている。好きなバンドは、マンチェスター出身のNew Order。 著書に『アナリシス・アイ サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます』 。

「2023年 『森保JAPAN戦術レポート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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