発想力: 「0から1」を生み出す15の方法 (小学館新書 お 7-3)
- 小学館 (2018年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098253364
作品紹介・あらすじ
大前研一の思考ノウハウが詰まった1冊
何歳であっても学びたい「発想」のための秘伝メソッドを大公開!
いずれ訪れるシンギュラリティ(技術的特異点)の時代、多くの仕事はAI(人工知能)に取って代わられる。そこで生き残るには“AIにできないこと”=「無から有」を生む力を鍛えるしかない――。
本書では、40年余りの経営コンサルタント人生の中で大前氏が独自に編み出した「0から1」を生み出す15の発想法を紹介。
たとえば、本書の後半では、実践編として「新たな市場」を作り出す4つの発想法を解説している。
■感情移入
■どんぶりとセグメンテーション
■時間軸をずらす
■横展開
これらの発想法は、単にビジネスの現場だけでなく、新しいアイデアを生み出す際の思考ノウハウとして普遍性を持っている。
〈「人生100年時代」と言われ、今や何歳になっても新しいチャレンジやリブート(再起動)、リスタート(再出発)が必要になっている。……すべての年代で、AIやロボットにはできない「0から1(無から有)」を生む発想力と問題を解決する「セオリー・オブ・シンキング」が求められるのだ。〉(新書版まえがき)
大前流イノベーションの教科書、待望の新書化。
【編集担当からのおすすめ情報】
「今週中に、新商品のアイデアを出してほしい」
「この問題を解決するための方法を考えよ」
「難しい交渉相手を説得するにはどうしたらよいか」……
そんな様々な問題を前にして、頭を悩ませている人も多いと思います。従来どおり、マニュアルどおりにやっていればこなせた仕事は、今後ますます機械やロボットに代替されて、一筋縄ではいかない、「答え」がない問題を解決する能力が求められてきています。そこで必要とされるのは、「無から有を生む力」です。
経営コンサルタントの仕事は、まさにそうした難問に「答え」を出すことが求められます。そのための実践的かつ独自の発想法を磨き続けてきたのが、本書の著者の大前研一氏であり、ここで紹介しているのはその秘伝メソッドとも言える内容です。
なお、本書は2016年に刊行された『「0から1」の発想術』を新書化したものです。「新書版まえがき」などを新たに加筆・修正しています。
感想・レビュー・書評
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具体例が多く、分かりやすい。一気に読んだ。大前流知の技法。無から有を生み出す方法。勉強になった。何度か読み返すと良いかもしれない。
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ちょっとした発想で世界を変える!大変な時代を生き抜くために発想力は、頼もしい味方になりますね。
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実績と説得力で、大前さんにかなう「提言者」はなかなかいません。
返す返すも、あのとき都知事になっていたなら、今の東京はシンガポールになっていたのではないのかなぁ、と残念でなりません。
でも、きっと、なっていたとしても、あまり変わらない今がきてしまった気も、します。
本当に必要なブレークスルーを提言するひとがあったとしても、それを実現するのは、提言者自身だけの力ではありません。
「予測不可能な未来」をかってに予測し、過去を否定せずになんとか改善しようとするのは無理です。
でも、どうしてもそういうことが目の前でよくおきます。
せめて、自分の範囲でだけでも、固定費に対する貢献、新しい組み合わせ、もしあなたが○○だったら、という点くらいは、意識してなんとか、打開できるようになりたく思いました。 -
上から目線の自慢話の色彩がきわめて少なく、各論点について要領良い解説がなされている。
各章末にポイントが書かれている点も親切。
たぶん、大前氏の本は10冊ぐらい読んだが、この本は広くお薦めできる。 -
AIがどんどん社会に進出してくる中にあって、AIに負けないことをやれ!とメッセージを送る大前さん。タイトルの15の方法には、彼のこれまでの英智が込められているように感じ、非常に勉強になりました。
事あるごとに見直して、使いこなせるようになりたいと思いました。 -
多くの仕事がAIによって担われるようになるこれからの世界で必要な発想力を生み出すための方法を語った本です。
むろん本書を読んだだけで、ただちに革新的な発想が次々に生まれてくるということはないのですが、経営コンサルタントととして多くの企業におけるイノヴェーションの実例に触れてきた著者が、さまざまな事例を引きながらわかりやすく語っており、おもしろく読みました。