世界史としての日本史 (小学館新書 は 9-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252800

作品紹介・あらすじ

これがいまを生き抜くための教養だ!

世界史の圧倒的教養を誇るライフネット生命会長・出口治明氏と、『日本のいちばん長い日』などで知られる日本近現代史の歴史探偵・半藤一利氏が初対談。「日本は特別な国という思い込みを捨てろ」「なぜ戦争の歴史から目を背けるのか」「アメリカを通してしか世界を見ないのは危険だ」など、日本人の歴史観を覆す世界の見方を伝授。「世界のなかの日本」の地位を正確に知ることが、いまの時代を生き抜く最低限の教養なのだ。

【編集担当からのおすすめ情報】
本来、日本史は世界史の一部であるはずなのに、学校では別々の科目として教えられてきました。そのため、私たちはどうしても「日本は特別な国」と思ってしまいがちです。しかしいま、世界における日本の地位や立場を正しく知らなければ、この激動から取り残されてしまうことでしょう。「世界史としての日本史」こそが、現代に必要な教養だとわかる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • ライフネット生命の創業者出口氏に興味を持ち、こちらの本を手に取った。
    半藤氏との対談形式で、近視的な日本軸でしか歴史を学んでいなかった私にも読みやすかった。自尊心をくすぐる都合の良い事だけ見ていると、外野の本当の思惑や全体像に気づけず、判断を誤るとこの本から学んだ。

    以下、興味深かった内容の要約

    ・俯瞰的な視点
    日清戦争の勝利により、アジアの小国が一目置かれ、日英同盟に繋がったのではない。
    実は同時期にアメリカは南北戦争、フランスとイギリスはボーア戦争でアフリカへ50万の兵をボーアに投入しており、欧米列強はアジアを留守にしていた。ロシアとグレートゲームをしていたので、日本と同盟を結ぶ利点があった。

    ・教養を身につける必要性
    GHQは日本を無教養な国にすることを目論み、六三三制を導入。受験で忙しくし、腰を据えて教養を身につける時間を奪った。
    旧制高校ではドイツ語やフランス語の原文を読んでいた。ヒトラーの「わが闘争」を原文で読んでいたからこそ、日本語訳で都合の悪い箇所が省かれていることを気付けた。

    ・天皇制
    伊藤博文はヨーロッパでは国家の機軸になるものがあると知り、日本にも国民的アイデンティティが必要と考えた。日本の八百万の神では機軸にならないので、建国から続く天皇を軸に定めた。それ以前、天皇は政治権力を伴わない、祭祀を司っていた立場だった。

    ・出口氏の言葉
    夜遅くまで働き、「飯、風呂、寝る」では良い仕事ができない。教養身に付け、見聞を広める「人、本、旅」が大切。

  • 歴史はそれぞれの楽しみ方があっても良いし、どの人物の視点で解釈するのかによっても理解が変わる。浅学非才の身と謙遜しながら、メモ書きも準備せず、半藤一利相手にズケズケと自説を述べる出口治明という構図に新鮮な思いを感じながら。それって出口氏の感想でしょうと苦々しく読みつつも、しかし、それを裏付ける両者の教養の深さに、最後には圧倒されてしまった。勉強になりました。

    第二次世界大戦はノモンハン事件から始まったとするアントニー・ビーバーの考え。満州事変から語る天皇陛下。ドイツ軍がポーランドに侵攻したのがスタートだと言う見方。1936年のスペイン内戦から始まったと言う歴史家もある。あるいは第一次世界大戦から続いていたと、30年戦争だと言う考え方もある。多角的な視点、それぞれのスケールや論理。面白い。

    著者二人にボコボコに言われる松岡洋右。国際連盟脱退。対比して称賛されるのが小村寿太郎。国民に増税、我慢を強いながら何とか勝利した日露戦争。伊藤博文は初めからアメリカの仲介で戦争を終わらせることを考えて金子堅太郎をセオドアルーズベルトとの交渉にあたらせていた。これ以上戦争は続けられない状態の中、何とかポーツマス条約を取り付けたのが小村。しかしロシアから賠償金は得られず、国民はこれ以上戦争を続けられない事情も知らされていなかったために反発。3万人規模が集まっての日比谷焼き討ち事件に繋がる。マスの操作は難しい。危機感を煽るか、嘘を言って士気を高めるか。自虐史観が自尊史観か。会社経営も同じだと。確かにそうだ。戦況の詳細が敵国に伝わる。自国民に詳細を語れぬ場合、どうすべきか。

    マウントのためではない真実に近づくための多面的な知識、教養をきちんと身に付けたいと、意欲に繋がる読書となった。

  • 最初の方は予想以上にとてもとても面白くて、どんどん進んだけど、後半すぎてから減速してきました。
    なんでかな。
    難しそうな本を推薦してくるからかな。

    半藤さんも出口さんも教養豊かで面白いので、こういう本でいろいろ学べたらいいなと思いました。
    このあいだの『一気に学び直す日本史』がホントしんどかったもので。

    しかし出口さんにこう言われてしまった。
    「やはり、第二次世界大戦のことをきちんと勉強して、将来に役立てようと思ったら、新書を4~5冊読んだくらいではダメですよ。きちんとした本を、ある程度苦労して、自分に負荷をかけて読んで、初めて自分の身になるので、第二次世界大戦については、簡単な本はどこにもありませんと言いたい気持ちがちょっとありますね(笑)」
    そしたら半藤さん
    「小手先でちゃちゃっと薄い本を読んで、理解した気になっている人が多いですからね」
    いてて。

    ところでこの本で疑問に思ったことが二点。
    1つは「第一次世界大戦のドイツ賠償金支払いはまだ終わっていない。2020年まで債務が残っているといわれている」と出口さんが言われましたが、
    この間しくじり先生で高学歴芸人のあっちゃんが「2010年に完済しました」と言っていたはず。
    私が何か大きな勘違いをしているのか?いつものように。

    もう1つは……、ふっふっふ。
    p229に「中国の皇帝や士丈夫と呼ばれた高級官僚…」
    士丈夫ではなくて士大夫ですよねっ!

    この本はお二人の対談ですから、録音を聴き取った人の書いた字が雑で、見直したときに読み違えたのかなと想像する。
    そして本になる前にお二方がチェックしているでしょうが、たぶんお目が良くなくて見落とされたのでしょう。

    そういえば出口さんは『ハドリアヌス帝の回想』がお気に入りで何度も読んでいるとおっしゃいましたが、あれもそういうミスが多い本でした。
    しかしこんなことを言うと、出口さんから「大きな流れを見ないと」と言われるかもしれないです。

  • 直前に読んだ「日本国紀」とは異なり、日本の歴史を、まさに世界史の視点で、冷静に捉えている印象を持った。どっちの捉え方が適切なのかも含め、自分で絶えず勉強して教養を積んでいかなければならないと思った。いずれにしても、自分の国の、一見すると日常とは関わりが薄いと思ってしまう安全保障なども含め当事者意識を持って政治に参加していかないとならないと思った。

  • 出口氏と半藤氏、お二人の知識量と学びの意欲に敬服。彼等よりも若手の世代に向けた、もっと教養をつけろという叱咤に、目を合わせられない。新書を数冊読んで知ったかぶっているのは僕だ。


    quarto

    当時の陸軍のエリートたちが根拠なき自己過信を持っていた

    驕慢なる無知であった

    エリート意識と出世欲が横溢していた

    偏差値優等生の困った小さな集団が天下を取っていた

    底知れず無責任であった

  • 【きっかけ】
    出口さんの著作が読みたくて。図書館。

    【感想】
    我が家のテレビのチャンネルは、NHK総合・NHK教育・民報3局の全5チャンネル。ニュースが見たいと思ってテレビを付ける。そこで流れるニュースの内容、もっと日本国内の政治や社会問題について取り上げて欲しいと思う。といっても、テレビを付けない日も多いし、見る時間も少ないので、私が見たときに偶然そうだということなのかもしれないが。国内の良い面を発信するのも良し。他国のニュースも必要だ。だがしかし、報道の役割とは?テレビの役割とは?娯楽も必要だけれど、そちらが過多になっていやしないか?と、思っている。そして私の中でますますテレビ離れが進む。

    もっと考えたいことがある。もっと欲しい情報がある。知りたいことがある。その欲を満たすためのコンテンツが、今はありがたいことに、書籍やネット上に豊富にある。海外情報が知りたければ、海外のコンテンツを直接入手することもできる。

    P59で出口さんが書店に並んだ本について述べた後、「普通なら嘲笑されることが、日本語の壁のおかげで笑われずにすんでしまっているので、その愚かさに気がつかず、どんどんエスカレートしてしまっている。」と述べていた。それに対して半藤さんが「簡単に言えば、他国の悪口を言って、貶めているヒマがあったら、歴史なり古典なりを勉強して、自分を高める努力をしろってことですよ。」と述べていた。

    はっとさせられた。日本語の壁。本当にそうだ。だからこそ、娘と息子には、海外の情報を直接仕入れられるようになって欲しいと思って、少しずつ行動に移している。そして、更に言えば海外以前に、まずは日本や自分の周りで起こる事に向き合い考え行動できるようになって欲しい。そう考えていると、つまるところまずは私自身が社会についても普段の生活で起こる事についても真摯に向き合い、学び、話題に出し、家族と対話し続けることが大切だと、常々感じている。

    私は親から「政治、宗教、野球の話はしないもの」だと、それが暗黙のルールだと、そう言われて育った。ニュースを見ていて何か思うことを話せば、「わかったような口をきくな」。選挙のときに親に誰に投票したのかと問えば、「政治の話はしないもの」という返事だった。私が幼く、他で話題に出されたら良くない、と思ってのことだったのかもしれない。当時は、少なくとも親が身を置いていた社会では、それが暗黙のルールだったのかもしれない。しかし、今現在私が親となり、教育のこと、家族と自分と次世代の未来のこと、現在の様々な社会問題、について考え、どう生きていきたいのか、何が幸せなのかを考えたときに、私は親と同じスタンスは取れないと思った。

    社会の問題は自分の問題だし、政治について、社会について学び、考え、意見交換し、考えを深め、そして投票や自分の行動にそれを反映させていくことは、大切なこと。一番身近な家族だからこそ、未熟な考えでも臆せず話せて、話すことによって、自分が知らないことがどこなのか、どこを学んでいけば良いのかといった輪郭も見えてくると思う。家族の会話は、学びの場でもあると思う。「わからないなら発言できない」では、知識や考えは広がらない。自ら学ぶことは必須だけれど、「わかってから発言する」が前提だとしたら、「わかる」なんて大人だって出来るものじゃないと思う。人の発言に対して真摯に向き合って会話することが大切なんじゃないか。自分の知識も足りないと感じたら、共に勉強していけば良いじゃないか。

    私は子どもや夫と、多いに議論したい。結婚前は、夫と踏み込んだ話はできなかった。「政治の話はしないもの」という暗示が私の中にもあった。人は人だ、という気持ちもあったので、踏み込むべきではない、という気持ちもあった。

    しかし、結婚後、特に妊娠後から、踏み込むことの必要性を感じだした。

    夫や家族は別人格。そうとわかっていても、生活には価値観が現れる。生活を共にする以上、自分の生き方と、パートナーの生き方は、切っても切り離せない。人は人、と割り切るには、あまりに近すぎる。

    家族がお互いの生き方をサポートし合う関係である以上、家族の生き方は自分の生き方に重なる。自分とは違う「パートナーの価値観」を肯定して、かつその価値観をもとに同じ場で生活すること(サポートすること)が、自分の価値観を否定するようで苦しくなることがある。

    お互いの価値観や意見を尊重しつつ生活していくためには、やはり踏み込んだ話し合いも必要だと感じた。踏み込んだ話題に触れるたび、夫との意見の相違や価値観の違いを感じることが増えた。でも、大切な人だからこそ、踏み込んで話し合いたいし、何をどう感じるのか、知りたいと思う。そして自分の価値観も伝えたいと思う。

    身近な人だからこそ踏み込みずらい面もあるし、身近な人とこそ話さなければ、誰と踏み込んだ話ができるのだ、という面もある。(私がそういう相手を家族以外にもっていない、というだけかもしれないが。)

    政治や社会、価値観についての話題は、感情が高揚しやすい、と感じる。ただ、人格を否定するのではなく、事実や、「こう考えている」という「考え自体」について話すのであれば、「高揚しそうな自分」と、それとは別の「事実を"そうなんだね"ととりあえず受け止めてから考察できる自分」の、その両者を自分の中に持ちながら話すことができる。以前の自分は、この「事実」や「考え」を「人」と切り離して考えることが苦手だったのだと思う。今でもつい、感情が高揚しそうになることはあるので練習中ではあるのだけれど。この「人」と「事実」を切り離すことが、議論のポイントなのではないか。と思う。

    …なんだかまとまらなくなってきたのでこの辺で。「政治や社会についての話を躊躇せずできる家族でありたい」ということが書きたかった。

    【読み返したいポイント】
    ・p55…古典について
    ・p59…日本語の壁
    ・p72…『坂の上の雲』、小説としてすっきりときっれいに書きすぎちゃった
    ・p72…第二次世界大戦はノモンハン事件から始まった。戦争をしたくなかったのはロシアのほう。日露戦争も一例だが、日本が戦った戦争について、日本人がもっているイメージと、実際の戦争との間には大きなズレがある。
    ・p73…天皇陛下は2015年年頭の「天皇陛下のご感想(新年に当たり)」で「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と。天皇陛下や皇后陛下のお話は、非常に深い歴史観や人間観をベースにしておられるので、すうーっと胸に入ってくる。(出口)
    ・p100…日露戦争で市民に戦況を、勝ったと大げさに伝えると判断した。これを何度か続けると、現実との乖離がどんどん大きくなって、もはや後戻りできなくなる。過激なイエスを何度か選んでしまうと、他の選択肢が選べなくなる。ノーを選ぼうとしたら、それまでのプロセスを全否定しなければならないので、ものすごいエネルギーが必要で、今さらつじつまを合わせるなんてできなくなってしまう。だから、もうこのまま行くしかないというムードになってしまう。

    →核燃料サイクルのことが頭をよぎった。

    ・p124…重要なのは費用対効果とその仕組みが持続可能かどうか。
    ・p120…総力戦のベースは経済。軍人は経済がわからない。極論すれば、網たくて王が、数年で連合王国に経済で追いつけると思って大増産計画を立てて失敗した大躍進政策のようになりかねない。経済がわからない人に、総力戦の体制がつくれはずがない。
    ・p134…(半藤)ISはテロを目的とするだけのテロ集団ときめてしまうのは間違いではないか。非成立国家が余計なことをして秩序を破壊してきた国に対する戦争を仕掛けているのではないかと捉えたほうがいいんじゃないか。(出口)イスラム教という宗教を変に絡めるから、物事の本質が見えなくなる。
    ・p218…フランス風に、明治維新以降を第一立憲制の時代、戦後に新憲法ができてからを第二立憲制の時代と分けて考えたほうがいい。(出口)

  • 好きな2人が対談されてるので、嬉しい。私は日本史は好きだけど、世界史は苦手であまり勉強してないのですが。やはり世界の大きい流れの中で日本も突き動かされてきた訳だから、日本史だけを勉強して完結するのは、まさに木を見て森を見ずと言う事だと理解しました。世界史も勉強します。またこの対談を一切のメモを見ずに話されたという出口さんって本当に凄い。

  • 稀代の教養人である半藤・出口両氏の対談本。

    まず、両氏の尋常ならざる読書量に驚かされる。
    そして、自分の不勉強さと無教養を思い知らされる。

    主たるテーマは、近現代の日本を、世界史の流れと結びつけて捉えることにある。
    両氏の語る内容は、現代(日本)社会の抱える問題点を浮き彫りにする、極めて深いものであるが、それでいて非常に分かりやすい。

    とにかく「多く」かつ「深く」読書をしようと思わされた。

  • NDC 210
    「本来、日本史は世界史の一部であるはずなのに、学校では別々の科目として教えられてきました。そのため、私たちはどうしても「日本は特別な国」と思ってしまいがちです。しかしいま、世界における日本の地位や立場を正しく知らなければ、この激動から取り残されてしまうことでしょう。「世界史としての日本史」こそが、現代に必要な教養だとわかる一冊です。」

    目次
    第1章 日本は特別な国という思い込みを捨てろ
    第2章 なぜ戦争の歴史から目を背けるのか
    第3章 日本が負けた真の理由
    第4章 アメリカを通してしか世界を見ない危険性
    第5章 世界のなかの日本を知るためのブックガイド
    第6章 日本人はいつから教養を失ったのか

    著者等紹介
    半藤一利[ハンドウカズトシ]
    1930年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。文藝春秋に入社し、「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て作家に。「歴史探偵」を名乗る

    出口治明[デグチハルアキ]
    1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、日本生命に入社。現在はライフネット生命保険代表取締役会長兼CEO

  • 全体的に、今までの課題図書での日清戦争→日露戦争→太平洋戦争の学びが、
    徐々に繋がってきている感覚を覚えています。

    ・元寇は失業対策の一環でもあった説は意外でした。
    ・半藤氏の 坂の上の雲は爽快すぎ という意見も新鮮であった
    ・ノモンハンの夏 もいずれは読みたいと思います。
    ・満州国についてはあまり詳しくないので、もっと深く知りたいですね。
     →奥さんのお祖母さんは、当時引き揚げてきた一人だったそうです。
    ・ドイツのベルリン改造計画[「ゲルマニア」に興味を惹かれました。
    ・「ヒトラー、スターリン」の次は「ルーズベルト、チャーチル」

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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