- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098252022
作品紹介・あらすじ
ドラえもんの作者の仕事に学ぶ創作の極意
『ドラえもん』や『パーマン』『キテレツ大百科』を生んだ国民的まんが家、藤子・F・不二雄が自らの言葉で語る「生いたち」「まんが論」「仕事術」。これまでに発表された膨大なインタビューやエッセイなどから、珠玉の言葉を厳選しました。生涯ブレることなく、自分の描きたいまんがをひたすら描き続けた藤子・F・不二雄のメッセージは、もの作りを行うすべての人に、創作のヒントと明日へのエネルギーを与えてくれるでしょう。
「物を作るというのは、その人の個性を100%発揮させないとうまくいかないんです。いろんな意見を出し合って、足して2で割る、3で割るというようなやり方ではダメなんです」(本文より)
藤子・F・不二雄が貫いた、こうしたブレない姿勢は、創作における彼の豊かな知識、発想力、そしてアイディアの育て方によって支えられていたと思われます。ふだんは寡黙だった藤子・F・不二雄が生き生きと語るのは、漫画づくり、特に発想のメソッドに集約されているからです。本書は、藤子・F・不二雄の言葉を集めただけの本です。何も足さず、何も割っていません。純度100%の金言集、ぜひご一読ください。
【編集担当からのおすすめ情報】
2014年は藤子・F・不二雄生誕80周年。しかも、3月には映画ドラえもん『新・のび太の大魔境』の公開が控えています。偉大な漫画家の足跡をたどってから映画館に出かけましょう!
感想・レビュー・書評
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系統だった話かと思いきや名言集だった。
言葉の分かりやすさはさすが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドラムックやF雑誌などできれぎれに触れていた、創作や人生観の蘊奥の集積。
編集方針はどうかしらんと思うこともあるが、ここまでの数、シンプルでいい考えを集めてくれたのだから、感謝ばかり。
いい意味でトイレ本へ。 -
常にアンテナを伸ばし、タネを仕込んでおけば、潜在意識に溜まったそれらが、ふとしたキッカケで花を開かせる。発想は、その場の意気込みで生まれるものでは、決してないらしい。藤子作品に出てくる子供達が、作者の体験を反映したものという話は興味深かった。すなわち子供あるいは人間の本質は、世代が移っても変わらないという見解には納得。生前、作品以外に著述を殆ど残さなかった人だけに、エッセンスを抜粋した試みは貴重。が、分量にはやはり少なさを感じた。
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インタビューやエッセイ、藤子不二雄賞の総評などの中から、「生い立ち」「まんが論」「仕事術」に関する言葉をまとめた本。
本書に書かれている「まんが論」や「仕事術」の言葉は、多くの人に役立つものが多いです。
独創性を育むには、食わず嫌いをせずに様々なジャンルの良いものに触れること。 -
妻が持っていた本を拝借。
クリエイターとして生きていくヒント。
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念願の藤子F不二雄ミュージアムで思わず購入。
子供はどんな時代でも心に響くものは同じなのだと。藤子先生自身が子供だったときに立ち返って描かれたマンガは今尚、子供達の心に響き続けてる。とても素敵で、なんか少し安心してしまった。これからもドラえもんは永遠の憧れであり、アイドルであってほしい。 -
新書
創作論 -
素晴らしい先生がみえてくる。
一つのコメントが短文であり、また、前後の関連性が薄いので、
コメントをまとめただけという程度。
文字と絵の機能が異なるという点。
どのコメントも、先生の深みが見える。
私もこのようにありたかったものだが、やはり浅はかであったと言わざるを得ない。