ぼくはだれもいない世界の果てで

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784097261513

感想・レビュー・書評

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  • 〝ぼくは、誰もいない世界の果てで、独りきりで暮らしていた...一日一日が、ゆっくり過ぎ、楽しかった。昔この辺りにあった王国の跡から見つけた古い地図を頼りに、宝を探したり、化石や恐竜の骨を見つけできた。何でも自分の力でやれるぼくは幸せだった。ある日までは・・・〟森の中で自由気ままに生きていた少年の生活が、“夢を叶える事業家”の出現によって、変革を迫られていく。 自分にとって大切なものとは? 自然の恩恵について考えさせられる物語。

  • 考えさせられましたね。

    主人公は一人世界の果てに住んでいますが 全くの原始人のような暮らしではなく ストーブやハンモックもある生活。

    そこに 商業施設が入り込む。

    今の世の中を描いていますね。

    最後に 人は 何を求めるか?
    主人公のように 孤独を求めるか?否か。

  •  世界の果てでたった1人、ラバと暮らす少年。化石を掘ったり、宝探しをしたり、風の音を聞いたり。ゆったりのびのびとした暮らしは、1人の実業家の来訪で消えてしまう。世界の果てにレジャーランドが築かれ、人があふれるにぎやかな場所へ変貌する。少年も3人の友達と楽しく過ごすが……?


     図書館本。
     無茶な言い方をすれば、パリピの幸せvsぼっちの幸せ。どちらも一長一短というか。まあ、このレジャーランドについてはやり過ぎの見本で、楽しむためにせき立てられるという皮肉。

     この手の物語の終わりはだいたいお決まりで。少年は自然と自由を求めてレジャーランドを離れ、以前のような生活を取り戻すわけで。
     3人の子供たちは人柄が良い感じで、少年の従来の遊びを馬鹿にしたりせず一緒に楽しんでくれる。新たな世界の果てを手に入れても、少年は3人を忘れない。少年にとって良い経験となったようだ。

  • 「Alone, at the end of the world が原題

    孤独という言葉は否定的な意味でつかわれるが、孤独とはそのように忌避すべきものなのだろうか。

    作者はアメリカ東部ボストンに住む作家。現代の若者や子どもたちが刺激的な映像メディアに心を奪われて本を読む力が育たず、心の発達にゆがみが生じていることに危機感を抱いている。

    ひとりでいてもおもちゃがなくても遊べる、時間の使い方がわかる、じっくり本を読む。そういう孤独での過ごし方を知っている人生は豊かだ。

    (『雨の降る日は考える日にしよう』柳田邦男 より紹介)」

  • <Me, All Alone, at the End of the World>
      
    日本語版デザイン/田辺卓

  • 「ぼく」は森の中で魚を獲ったり、化石を探したりして暮らしていた。そこにレジャーランドができ、地面は舗装され、観光客の声で風の音も聞けなくなってしまった。「ぼく」は自然の風が恋しくなり、ある決心をした。

  • 18分

  • 大人が読んでも十分楽しめる。

  • 小学生~大人向け絵本。
    孤独を知り,自然を愛する心を忘れたくないと思った。
    常に刺激を求め,一時でも友だちと切れたくない現代っ子には,理解しがたい感覚?
    絵が美しく,随所に隠れる鳥や動物も愛らしい。

  • この主題を伝えるためにはページ多すぎ、文字多すぎだと思う。

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