伊藤若冲大全

制作 : 京都国立博物館 
  • 小学館
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本棚登録 : 84
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096992647

作品紹介・あらすじ

江戸時代の画家・伊藤若冲の、いま望みうる最大にして最高の決定版画集

2000年、京都で開かれた江戸時代の画家・伊藤若冲展。彼の作品があれだけまとめて見られる機会はこの先10年は実現不可能といわれているが、それでも彼の代表作『動植綵絵』は全30幅のうち11幅の出品にすぎなかった。観客は度肝をぬかれ、思わず息をのんだというこの時の伊藤若冲展の図録を大改訂したのが本書。代表作はくまなく網羅し、やむなく展示できなかった作品、展覧会後に発見された7作品を含み、200点にも及ぶ作品を完全収録した伊藤若冲画集の決定版である。作品は可能な限り新撮し、細部も出来る限り詳細に収録。展覧会が向こう10年なら、この画集はこの先20年はこれを上回る画集は作成できないだろうという、伊藤若冲のいま望みうる最大にして最高の決定版画集である。

感想・レビュー・書評

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  • 高いだけあります。
    模写に利用しようと思っています。逆に、そういう人向けなのでは。
    普通に若冲が好きで絵を見たいという方には高すぎるしもったいないかも。

  • 大型本というが本当に大きくて重い2.5kg。堂々のお値段。
    図書館本なので色はあせてしまっていたが、見たいと思っていた絵や版画に加え、お寺のふすま絵や天井の絵などもじっくり楽しめた。
    信貴山縁起絵巻みたいな漫画チックな人間の姿が可愛かった。白い羽が抜けるように美しく見とれてしまう。一筆で一気に描いた鶴の絵も素晴らしい。
    日本画は描き直しができないから相当な集中力が必要になるんだろうなあ。

    自分の気分が盛り上がったところで、澤田瞳子さんの若冲を読む。

  • 今回、箱根本箱で、最初に手に取って、部屋に持ち帰ってゆっくり眺めるつもりが、次々読みたい、見たい本が沢山あって、最後の最後に開いた本。もっとゆっくり見たかったーと、大後悔。若冲ブームの火付け役となった2000年の展覧会の時の本とのこと。その時の全作品が拡大して掲載されており、素晴らしかった。解説を読み損なった。残念。

  • リアル
    派手
    多作

  • 『大全』の名は伊達ではなかった。有名な動植綵絵をはじめとして、掛幅・障壁画・屏風・天井画・版画・画巻など数多くの作品が収められた見応えのある画集。あまり長い解説はなく、とにかく若冲の絵を堪能できる。2000年に京都国立博物館で開催された「没後200年 若冲展」の図録を元にして、その後、新たに発見された作品も収められる。この本のため、改めて撮影されたものがほとんどだという。個人的には「虎図」「猿猴摘桃図」「里芋に雄鶏図」「百犬図」「雨龍図」「群亀図」などが好き。鶏の正面顔がユーモラスでおかしい。「動植綵絵」では「蓮池遊魚図」「池辺群虫図」が好き。版画は拓版画なる技法が使われたものが多く、黒をバックに白でシャープな絵が浮かぶ。「玄圃遥華」の48図には、各々、植物の題名がついているが、同時に小動物や虫が刻み込まれている。絢爛たる「動植綵絵」とはまた別の味わいがある。*NHKの日曜美術館で若冲を取り上げていて、久しぶりに見たくて図書館で借りてきた。返却した『京都の御所と離宮』より重いくらいで、「またそんな重い本借りて〜」と娘にあきれられました。いつもお世話になります、市立図書館さん。返却までの間、楽しませていただきます〜。

  • 展覧会カタログは持ってるけど、こっちも欲しい…。

  • 私の中で若冲さんは、なんでか、惹かれる人。

  • 日本の美を結集した名画集です。この斬新さと審美眼、江戸という時代は空恐ろしいほど創作という行為に贅沢です。

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