- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096805824
作品紹介・あらすじ
今年(2006年)は、星野道夫がカムチャッカでヒグマに襲われ、43歳の若さで急逝してから、ちょうど10年目にあたる。その節目にあたり、もう一度、彼の仕事を見直し、さらに多くの人に伝えようというプロジェクトが立ち上がった。写真展、DVDそしてこの写真集である。これまで星野道夫の写真集は数多く出版されているが、穏やかで癒されることを目的とした写真集は何故かなかった。そこに注目し、残された膨大な写真の中から、使われてこなかった大きな風景写真を軸に、ゆっくりとした時間が味わえるように編集した。限りなく優しい澄んだ目で撮られた風景、動物、植物、そして人の写真が、LOVEをキーワードにした1冊である。
感想・レビュー・書評
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雄大、鮮明、力強い生命力、写真から引き込まれそうな力伝わって命懸けだった作品の数々に深く感謝するばかりです。冒頭の言葉は多くの助け合って生きる人々にも通じて優しく響きました。
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「旅をする木」を読みながら、この写真集を見ました。アラスカの自然の壮大さと、星野さんの自然を愛する気持ちが伝わってくる素敵な1冊です。
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S図書館
亡くなって10年目のプロジェクトで作成
LOVEをキーワードにした穏やかな作品でまとめられている
A4より小さいめくりやすい、手頃サイズ
94ページ、写真のみ
子供が多い、写真の説明あり
ほっとできるいい写真の数々だ
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エスキモーの子供達、グリズリー、カリブー、北極ギツネ、シロクマ、ザトウクジラなどが、アラスカの厳しい自然の中、支えあって一生懸命生きている写真であふれていました。 仕事終わった後の疲れた後に見ると癒されます。
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動物達が生きている環境も含めて撮影されており、生態系について自然に思いを馳せることができました。
どんな動物も、基本は穏やか、優しい、愛らしい。ただ、生態系の中に組み込まれている以上、他の動物を脅かして生きざるを得ない。
星野さんはそんな自然の摂理を理解し、ニュートラルな立ち位置で動物達を見つめ続けたのだろうと思いました。
星野さんご自身の写真も数枚ありました。おそらく奥様が撮影なさったのだと思いますが、写真集の中の動物達と同じ様に、穏やかで優しい表情を浮かべていらっしゃいました。
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寒い場所のはずなのに、写真を見ると暖かい気持ちになる。アラスカで撮影された生きものの写真がリズムよく、並んでいる。並べ方がうまい。
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旅をする木とあわせて読みたい。
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星野さんの写真を見ると、笑顔になる。ほのぼの。
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目の前にこの風景が広がっているのを想像してみる。
動物たちの触れ合いがやわらかくてあったかくなる写真集。