考える力がつく本: 本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門 (小学館文庫 プレジデントセレクト い 3-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094700206

作品紹介・あらすじ

池上流「深く考えるコツ」を教えます!

なぜ、池上彰さんは、突発的なニュースにも素早く事件の本質を見抜き、常に良質な解説を続けられるのでしょうか。
「似た言葉の定義をハッキリさせる」
「全体像を把握するには、マクロからミクロへ」
「相関図、座標軸、ベン図など図解ですっきりさせる」
「情報を聞き出すために、相手に仮説をぶつける」
考える力を身につけるために有効な、図解で理解を深める方法、新聞の読み方、雑誌・ネット・テレビの見方、人から話を聞き出す方法、本の読み方、選び方など、すぐに使える「深く考えるコツ」を教えます。
また、最終章は「リーダーたちは何を読んできたか」と題し、柳井正氏(ファーストリテイリング会長兼社長)、星野佳路氏(星野リゾート代表)、松本大氏(マネックス証券会長CEO)など、各界で活躍しているリーダーの愛読書にまつわる対談から、読書によって何が得られるのかを浮き彫りにしていきます。

【編集担当からのおすすめ情報】
池上彰さんは、本書の冒頭でこのように述べています。
「本書では、考える力を身につけるためにはどうすればいいのか、私の経験をもとに実践的な方法を紹介していきます。本、新聞、ニュース番組、雑誌、ネット。これら特性の違う媒体をうまく使い分けることができれば、あなたのビジネスも生活も今よりスムーズに運ぶはずです。何より、ものの見方、考え方が変わってくるので、あなた自身が『視野が広がった』と自分の変化に驚くことでしょう。
スマホが普及し、SNSが盛り上がり、ビデオ・オン・デマンドサービスも増え……今の世の中には、簡単に楽しめるものが増えたといいましたが、頭に楽ばかりさせていては、考える力そのものが衰えてしまいます。脳は筋肉と同じように、トレーニング次第という側面があるからです」
本、新聞、ネットの読み方など情報収集術、読書術から、情報整理の超入門まで、すぐに使える池上流「深く考えるコツ」を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 池上彰と佐藤優共著の「僕らが毎日やっている最強の読み方」を先に読んだので、結構重なる部分も多かった。
    が、こちらの方が池上さん分を深堀して読める点は良い。「タネ本」の紹介も多い。
    池上さんって何でも知ってるイメージあるけど、自分で勉強したから知ってるんだよなと、当たり前のことを再認識。

  • 池上さんを始め実業家達の愛読書が紹介されています♪

  •  学生時代は勉強が大嫌いだったが、社会人になって、自ら知識を得ようとする継続の大切さを知った気がする。とはいえ、どう知識を得たらいいのかわからないので、池上彰さんの本を読んでみた。

     まず「本を読むことは、ザルで水を汲むのに似ている」。「読んだ後はわかった気になるが、すぐに知識はザルの網目からこぼれ忘れてしまう」という部分にすごく頷いた。ちなみに私の網目は絶対に破れていて、忘れるスピードも早い。
     でも、「大量に読んだり、熟慮を重ねて何回も読んだりしていれば、少しずつ水はたまる」とのこと。ちょっと安心した。

     大量に読むのはなんとかできそう。熟慮は難しいけれど、池上さんが新しい言葉を知ったら語源から考えるというのは参考になった。そこまでしたら忘れにくそうだ。

     読むべき本も紹介してくれているので、ぜひ読んでみたい。池上さん流「現代の教養」7つのチョイスがおもしろかった(①宗教、②歴史、③宇宙、④人類の旅路、⑤人間と病気、⑥経済学、⑦日本と日本人)。

  • 20180204 読書は好きだけどどうもここのところ思いつきで買って積ん読のが多くなって来た。うまい方法は無いか悩んでた時に手にした。基本は、考える力をどうつけるかなのだが読書指南になっていて自分にもヒントになったと思う。

  • 多くの優秀な経営者の方々が教養を持っているということが大きな学びだった。

  • 知識の豊富さ、幅広さに驚いた。
    味のある本
    今でも十分読めるけど仕事をしはじめたらより美味しく感じると思う
    マネーロンダリング、タックスヘイブンについても思わず知れた。
    社会人になって経済を意識した時にもう一度読み返したい。
    雑誌、新聞、読書、どこにそんな時間があるんだろう。。
    記者として、読書で教養矢知識を身につけながら
    新聞、雑誌、取材で現在の情報を得、
    自身のストック本を作りつつ、肌で情報の流れを感じ、考える
    会話の中で織り交ぜたり、考えることを自分もやりたいと思った。
    紹介されている本、ほとんど知らないことがわかったので全部読みたいと思う。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50145707

  • テレビやネットでニュースを観るけど確かに考えたりせず、流れているものをただ観てるだけだなと日常生活においての気づきがあった。
    色々な本を読んだ知識を深めてニュースを理解し、考えられるようになりたいと思ったのと、読書をしようとやる気になる本だった。

  • 言っていることが一貫しているため、前回読んだ『学び続ける力』と同じ趣旨のことが書かれてました。
    本を読む、図にする、自分で調べる、などその具体的な方法や参考になる物など。

    由来を調べる
    得するのは誰か
    大枠から詳細へ
    歴史を学ぶには世界史A

    今回、特に面白かったのは、後半の各企業のリーダーたちとの対談で、彼らがおすすめする本も紹介されていたこと。
    数冊、かぶっている本があり、それが古典文学だったりすると、時代に関係なく名作なんだな、と。
    読んでない本ばかりなので、興味が湧いたものは読んでみたいです。

  • 「考える力がつく本」というタイトルに目を奪われて、思考力の本かと思い購入しましたが、情報インプット法、後半は名だたる経営者が読んできた本の話でした。それはそれで興味深い本でした。

    シンプルに池上さんの新聞スクラップ法や読書法は気になるし、「週刊こどもニュース」について書かれた書籍も読んでいたので、池上さんが読書やニュースに触れてどう考えてきたのかとても参考になりました。

    ・歴史をさかのぼって、「そもそもきっかけはなんだったのか」考える
    ・ニュースがあると「それで得するのは誰か」考える
    ・新聞のニュースは「前提」が省略されている。やはり「そもそも」を考える
    ・ニュースは新しいから「ニュース」それが新聞に取り上げられたからといって、重大なニュースとは限らないと知っておく

    前半パートは上記が参考になりました。

    後半パートの書籍紹介も長く読み継がれるべき名著ばかりなので、ちょっと難しそうなのもありますがぜひ読みたいです。
    こういう時に紹介される本って、ちょっと売れたようなハウツー本じゃないよね、やっぱり...

    ビジネスパーソンはビジネス小説を読むというのも、知識をつける一つの方法なんですね。漫画もそうですね。

    池上さんが考える「現代の教養」
    ・宗教
    ・歴史
    ・宇宙
    ・人類の旅路
    ・人間と病気
    ・経済学
    ・日本と日本人

    確かになー 「哲学」入れたいところです。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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