- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094521771
作品紹介・あらすじ
雅遠と詞子は、親の反対を押し切り結婚。雅遠の両親は、詞子の存在を一向に認めようとしない。それでも二人は、互いを愛し、慈しむ日々を過ごす。そんなある日、敵対する右大臣と左大臣家の勢力争いに終止符が打たれる事件が起こる。運命に翻弄されてきた雅遠と詞子に、一筋の光明が見え始めるのか…?そして二人に穏やかな日々が訪れるのか…?大人気平安恋絵巻、いよいよクライマックス突入。
感想・レビュー・書評
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雅遠が左大臣の父とようやく心を割って話し合うことができた。詞子のことを認めたようだし、雅遠の妹の奏子を東宮の妃に上げることをあきらめたし、後ろ盾のない皇子を生んだばかりの問う登花殿の女御の後ろ盾になったりと、いい方向に向いてきた。雅遠の母も偶然のきっかけでなんとか詞子のことを認めるようになりそうだ。このまま幸せになって欲しいと願うところだ。もう一波乱ーなくていいよ。
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ハッピーエンドに向かって一気に状況が動き始めています。とはいっても、雅遠と詞子の間に波乱はなく、のほほんと夫婦生活を満喫しているかな。
ただ、状況が変化したおかげで、左大臣(雅遠の父)が詞子を認めてくれた! 五の宮(雅遠の母)とも偶然とはいえ、対面したし、次巻は五の宮にも嫁認定してもらえるといいな。
登花殿の女御は待望の皇子を出産したのをきっかけに、一転して右大臣側が劣勢になってきた。はっ、ざまあみろ! ……でかい顔していたのがムカついていたので、これでちょっとスッキリ。
次巻は、噂の東宮の登場に期待したいな(いままで伝聞でしか登場していないし……。今回、一途な人だと判明したのでかなり好印象)
東宮妃問題、右大臣側の動向、二条中納言の進退。まだまだ課題は山積み。
どうまとめてくるのか楽しみです。
蛇足。
艶子は東宮妃になるんじゃないかと予想していたら、斜め上をいかれた……。利雅とフラグ立てたよ……。
どっちも兄と姉に対してツンデレじゃない? キャラが被ってる!
いや、いいんですけどね。二人ともきらいじゃないし。でもくっついたあとが予想できない……。ツンデレ同士ってうまくいくのか? -
・わりと平和な巻です今回
・淡路さんと信常さんのLOVEはまだまだおあずけ
・艶子さんの家出
・ご出産おめでとうございました登花殿の女御
・父上結婚も許してくれたやん
・艶子さんの決意
・母上のダイナミック手のひら返し次巻か -
いよいよ・・・というか遂に左大臣家に詞子を認めてもらえそうな風が吹いてきました。雅遠は、出世街道を猛スピードで駆け上がるのかと思いきや、ちゃんと役不足であり、経験が足りないとなっているあたりが、逆に良かった。今まで殆ど登場のなかった義姉様が、思いがけず魅力的。周りのみんなも幸せになれるといいなぁ。
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様々な問題がいっきに片付いてきたので、“もしや…!?”と思ったら、案の定、次巻で完結だそうで;;
詞子と雅遠のラブラブをもっと見ていたかったが、権力闘争のことしか頭に無いただの俗物だと思っていた左大臣(雅遠の父)が、詞子の祖父とのひょんな縁から柔和な態度を取り始めたし、詞子と偶然遭遇した五の宮(雅遠の母)も、素性を知るまでは詞子にかなりの好印象を持っていたから、二人の結婚はそう遠くない内に認めて貰えそうな気配。
それに、最初の役どころはヒールだったはずの艶子も、以前ほど詞子を鬼扱いしなくなったし、愚かな父親が反面教師になったのか、自分の生き方をしっかり見据え始めた。
全てが上手い具合にまとまり過ぎている気もするが、この話には幸せになって貰いたい人が沢山いるので、それもアリかな♪
とか思いながら、続きを楽しみに待っています^^ -
ようやく雅遠の両親にも認められてきて、艶子の相手も見つかりそう(?)で、もうすぐ終わりだな〜って感じがします。
あと何冊出るんだろうか…? -
左大臣が折れた…! 奥方も…これは折れたよ、ね?
雅遠も詞子もおめでとうだよ!!
艶子も自分の道を自分で切り開きはじめたし、登花殿の女御さまもおめでたいし…。右大臣派が不穏な以外はすごく順調?