桜嵐恋絵巻 ~雨ひそか~ (小学館ルルル文庫 み 1-7)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094520897

作品紹介・あらすじ

源雅遠と詞子姫は、互いを宝物のように想う仲。ただその想いは周りには秘密。なぜなら雅遠は左大臣の子息で、詞子は右大臣派中納言の姫君と、家同士が犬猿の仲なのだ。そのうえ詞子は、呪い持ちの姫として皆から疎まれていた。ある日、雅遠の乳兄弟・保名が二人の想いに気付き、同じ頃、雅遠は盗賊に襲われてしまう。保名は呪い持ちの詞子のせいだと責め…。やがて雅遠は詞子を守るために、ある決心を固める。

感想・レビュー・書評

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  • 盗賊騒ぎを解決したことで、雅遠と詞子の仲はますます緊密になっていく。頭が悪いとひねくれていた雅遠も鬼の呪いの決めつけに引っ込んでばかりいた詞子も新たな道を見つけていく。先行きは決して安閑とはしていられないのだが。詞子付きの葛葉と乳兄弟の保名がいい味出しています。登場人物も増えてきて、にぎやかになってきた。

    • goya626さん
      土瓶さん
      ありがとうございます。よくも1000冊読めたなあと感慨深いです。まあ、毎日、本ばかり読んでいるんですけどね。あ、仕事も一応してる...
      土瓶さん
      ありがとうございます。よくも1000冊読めたなあと感慨深いです。まあ、毎日、本ばかり読んでいるんですけどね。あ、仕事も一応してるし、料理やら家事もやるんですけど。
      土瓶さんも100%じゃないですか、これからもいろんな本のレビューをお願いします。
      2021/12/18
    • ヒボさん
      goya626さんコメント失礼します。
      いつもいいね!ありがとうございます。
      レビュー1000冊おめでとうございます♪
      記念で初コメさせて頂...
      goya626さんコメント失礼します。
      いつもいいね!ありがとうございます。
      レビュー1000冊おめでとうございます♪
      記念で初コメさせて頂きました。
      2021/12/18
    • goya626さん
      ヒボさん
      ありがとうございます。コメントを励みに、また本を読み続けます。
      ヒボさん
      ありがとうございます。コメントを励みに、また本を読み続けます。
      2021/12/19
  • ・詞子様が恋する乙女の瞳をしている・・・
    ・詞子様は長門でなく綾波だったのか
    ・保名さんの恋する過程まさかの全カット
    ・葛葉さんの回想思いの外泣けた・・・
    ・兵部卿宮・・・これいい人オーラしかないぞ・・・
    ・雅遠様実は賢いのか

  • 源雅遠と詞子姫は、互いを宝物のように想う仲。ただその想いは周りには秘密。なぜなら雅遠は左大臣の子息で、詞子は右大臣派中納言の姫君と、家同士が犬猿の仲なのだ。そのうえ詞子は、呪い持ちの姫として皆から疎まれていた。
    ある日、雅遠の乳兄弟・保名が二人の想いに気付き、同じ頃雅遠は盗賊に襲われてしまう。保名は呪い持ちの詞子のせいだと責め…。
    やがて雅遠は詞子を守るため、ある決心を固める!

    前巻のクライマックスでいい感じになりました~と思ったら、いつの間にか滅茶苦茶ラブラブだった。くっついてくれるのは嬉しいんだけど、ちょっともう少し間があっても良かったような。
    何はともあれ今回は乳兄弟・保名にバレましたというのがメイン。まぁ鬼姫なんて噂される姫と大事なご主人を近づけさせたくないのは分かる。タイミング悪く怪我までしたせいでさらに状況悪化の感じだったけど、何とか上手い具合にまとまって本当に良かった。
    前巻での犯人が、文字通り悟りを開いてお坊さんになって再登場したのは心強い。何だかんだ仲間が少ないから。
    あとさんざん駄目人間扱いだった雅遠が、実はそう駄目じゃないらしいという展開は嬉しかった。本人が出来るのを隠してるってのはよくあるけど、本人が出来るのに無自覚ってのは珍しい。これ絶対家庭教師のせいだと思う。
    ついでに詞子が初めて妹の艶子に反撃できたのもスカッとした。

  • 呪いうんぬんはおいといて…
    いまいちキャラ達に魅力がない。


    雅遠頭良かったって事ね。
    弟の方が頭がいいっていわれてるわりには、
    無駄に頭の悪い絡み方してくるなと思ってたけど、
    かわいそうだったって事か(笑)

    何よりおかしなのが、ヒロイン一家。
    呪い信じてるなら、両方とも大事にしない?
    だって、妹を助けるのは、姉の役目みたいな
    感じの占い受けたんだったよね?

    姉が嫌だって飛び出しちゃったら家おしまいじゃん。

    且つ父は異例の出世するほどのひとなはずなのに、
    頭悪そうだし(笑)
    叔母も後妻に入ったとのことだけど、
    いくら家族がいなくなって寂しくたって
    呪いのある家の主人に嫁ぐか?と。

    それに名家ならば、悪い噂なんて流されないようにするでしょ。
    自ら広まらせる意味がわからない。。
    妹もなんとなく気づいてたら、姉を遠巻きにしたとしても
    あんな絡まないでしょ。
    姉の事探られたら、自分も実は身分が低いってばれるし、、

    主人公もそんなにいい子なら、もともといた
    家の人たちが、もうちょっとフォローするよね。

  • 貴族の娘でありながら、呪い持ちの鬼姫と蔑まれれいた詞子は、左大臣家の嫡男、雅遠と恋に落ちる。しかし、実家が右大臣派の詞子と雅遠は家同士の軋轢もあり……。

    なんとなく、詞子の境遇がおちくぼ物語を連想させる平安絵巻。
    雅遠と同じく、雅に程遠い性格なので、平安ものは苦手なのですが、このシリーズはおもしろく拝読しています。
    派手ではないけれど、堅実な物語。読み終えた後には毎度何かを積み上げていくような達成感があります。

  • 雅遠を心配するあまり、保名が詞子を責めるシーンでは胸が痛みましたが、とても優しい子なんですよね。
    保名と葛葉の恋も楽しみですが、男性キャラだと敦時が好きなので、彼の出番が増えることを望みます。

  • 恋だと自覚した途端にラブラブになったなぁ。
    とりあえず、雅遠に就職のアテができてよかったです。

  • 友人からの借り物。
    こういうのがよみたかった!

  • 優しくて儚いだけにも見えた詞子が、雅遠の影響もあって、少しずつ自分も強くなろうとする姿がよかった。 それにしても妹が不憫な程に悪役。あと、雅遠よ、働け・・・とずっと思っていたので、ようやくそうなりそうで嬉しい。

  • 1巻も好きですが、話に引き込まれたのはこの巻から。

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