人類は衰退しました: 未確認生物スペシャル (ガガガ文庫 た 1-20)
- 小学館 (2016年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094516326
作品紹介・あらすじ
探検!追跡!目撃者(わたし)は見た!
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。
地球は妖精さんのものですが、他にも未確認な生き物が
いるらしく……!?少し不思議、そしてすこしせちがらい?
オール書き下ろし「スペシャル」短編集。
感想・レビュー・書評
-
本編終了後の短編集。
副題通り、奇々怪々な未確認生物が大量に登場いたします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
最終巻「おじいさん」が話していた多様性を保つための活動が、この巻の「わたし」の行動になるのだろう。
この衰退世界には様々な生物が存在していることがよく分かる内藤となっていた。それらの生物は人類が書いた物語に登場するような生物ばかりだが、最終巻を読んでいれば納得のできることばかりだった。
「よるのぼくじょうものがたり」のエピソードは中々に面白かったが、ミリタリー妖精は可愛かったな。 -
ベテラン調停官の風格が。
妖精さんも生き生きとしてる。
彼らが楽しそうなら、なんだかんだで平和なのだ。
トラブルもいっぱい起こるけど、なんだかんだ楽しいのだ。
しかし、「わたし」はいったい、いくつまで生きたのだろうな。 -
本筋完結後ではあるがほぼいつもの
他の巻とも例にもれず出来不出来差が激しいが
いつものように良いところは良い -
本編完結後の短編集ということで、気軽にサクサク読了。SF要素も短編だとそこまで入り組んだ話にならないので読みやすかった。妖精さんバージョンの童話をもっと読みたい…!
読み終わってから気付いた。短編集2冊あるけど、こっちが後から出た方だったのか。読む順番逆だったな、、あまり影響は無いだろうけど、こういうの地味に気になるタイプ、、 -
短編集その2。「じしょう未来人さんについてのおぼえがき」が鳥肌。未来が見えるという少女とのお話で、SFのifを踏まえた〆がかなり秀逸。この作品には☆5。
-
完結後の短編集。まだまだこういうノリで続けて欲しい。
本編完結前より随分と気楽なノリに感じるのは、そっちのほうの大ネタが割れた後だからってのもあるし、短編ということであまり話が入り組んでいないせいもあるかも。
お気楽な文明ギャグから、ちょっと不思議で切ない話まで。時勢にあわせて新作を読んでいきたいシリーズです。