- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094085907
作品紹介・あらすじ
若き末裔が明かす「皇族論」、文庫版で登場
祖母は明治天皇の第六皇女昌子内親王。祖父はスポーツの宮様として知られた竹田恒徳。祖母は三条実美の孫娘。
著者は、明治天皇の玄孫として、旧皇族・竹田家に生まれた。本書は、自らの生い立ちに始まり、祖父から教えられたこと、さらには、皇室が2000年以上の長きにわたって存続してきた理由についての歴史を繙き、天皇家の血のスペアとして宮家が果たしてきた役割を浮き彫りにする。その上で、現在も引き続き話題を集める皇位継承問題について、「男系維持」を強く主張する。旧皇族家出身の立場を充分に自覚し、その覚悟のほども吐露する。
'05年発表の話題の書の文庫版。
感想・レビュー・書評
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なかなか興味深い内容だった。
戦時中の話は読み飛ばしてしまったが、天皇制について色々考えるきっかけになった。
皇統は男子が受け継ぐべきという著者の主張はよく理解できた。
女性が天皇になった場合、本人がかなり大変なことになるという。
皇室の神事は穢れを徹底して排除するが、女性にはどうしても月のものがあるし、出産もある。
神事をその都合に合わせて変えることはかなり無理がある。
加えて女性でしか出来ない皇后の役割も果たさなければならなくなるという。
いわゆる男子至上主義というのではない理由が色々あり、説得力があった。
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さすがです。知りえなかった情報が多いので、それだけで読んだ価値ある。
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文庫のあとがきにある「単行本出版までの道のり」
を、著者のニコ生で聞き、すごい!!と思ったので買っちゃった。
出版にあたり様々な妨害にあった著者が
神武天皇御陵に出かけ、出版の可否を問うた途端に、
何千羽というカラスが空を覆いつくし、
そこから出版への道が開けたそうです。すごいよ~。
神武天皇ご推薦の本!!
お守りとして持ってます。 -
元皇族の竹田氏が天皇の概要から、戦中、戦後に付いて事細かく書いている。良くニュースで出ている女性宮家だったり、女系宮家の違いや何故男系男子が天皇であるかが賛成かどうかは別として分かると思う。また、太平洋戦争時に皇族が裏でどの様な動きをしていたかや、戦後離脱し、民間人となってからの苦労が分かると思う。皇族一つとっても当然ながら様々な性格の持ち主の方がいらっしゃる事が理解できるし、皇族について知りたいと思っている人は読んでみるとよいと思う
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随分積読にしていたので、毎日少しずつ読み始めた。半年ほどで読了。なかなか読みごたえのある本で、面白かった。とくに大東亜戦争前後の内閣と天皇陛下との関係について、戦争回避のために奔走する人々のこと、戦争終結へ向けての動きなど、手に汗握る思いで読めた。日本に皇室があって感謝。
星四つ。 -
日本とは?天皇とは?非常に分かりやすく、歴史の勉強になりました!
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思っていたよりも硬い内容だった。でも、なぜ今までの天皇はずっと男性だったのか、女帝にしたときの問題点などわかりやすかった。
それに、戦時中・戦後と皇族の方たちがやってこられたこと、皇族だからこそ果たせた役割など知らなかったことがたくさんあった。 -
なぜ王家が政治に関与しないのかとか、女帝がなぜダメなのかがこれを読んで分かった。
日本の教育方針が「日本を誇りに思うようなことは教科書には書いてはいけない」なので、日本のことが分からないのが当然だけど、これを読んで日本のことをもっと知ろうと思った。