フィッターXの異常な愛情 (小学館文庫 ひ 17-1)

著者 :
  • 小学館
4.12
  • (28)
  • (31)
  • (15)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 391
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094065565

作品紹介・あらすじ

心も体も変わる、ランジェリーラブコメディ

広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。
「脚を組むくせがある」「夕食はいつも8時以降」「20歳の頃から5キロ以上太った」「2年以上、恋人がいない」――フィッティングをしただけで、伊佐治は颯子の生活習慣をすべて言い当ててしまう。いい加減な生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。
自分の”女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!?
一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!

【編集担当からのおすすめ情報】
女優の石田ニコルさん大絶賛!!
「年齢を重ねるとともに、気持ちや体型、置かれている状況がどんなに変わっても、『私は私でいいんだ』と思わせてくれるランジェリーがあれば、人生はきっと大丈夫。唇に赤いリップを塗ったときのような、ポジティブで強い気持ちにさせてくれるはずだから。この一冊がいろんなステージで、迷い、悩んでいる女性たちの味方になってくれますように」(解説より)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うっかりノーブラで出勤したため慌てて駆け込んだランジェリーショップ。そこでうける男性フィッターのダメ出しの数々。日頃の不摂生から癖、性格までをも見透かされる事に。
    面白かった。凄く。
    下着によってここまで変わるかなと眉唾も、解る解るとうなずきたくもなる。
    見えないところのオシャレを楽しむだけで無く、心も身体も支えてくれる今の自分のための下着に出会ってみたくなった。

  • ランジェリーの描写が細かくてお店の扉を開けた時の色とりどりの様子が伝わった
    男性は女性が色々考えてランジェリーを選んで身につけている事を考えなければいけない

  • 狙い過ぎたタイトルは好みじゃないけど(これきっと版元の意向なんだろうな)、中身は大好き。

    あぁ、しばらく馴染みのショップに顔を出してないなあ。オンラインで済ませちゃってるな。そろそろきちんと採寸して体に合ったランジェリー買わなきゃなと思い直す。

    自分の身体と向き合うことは人生を見つめ直すことでもあるよね。
    下着ひとつで大袈裟だというのは簡単だけれど、ランジェリーを楽しむのは基本的人権だから!(鼻息

    次のお休みには、背筋を正して新しい下着を買いに行こうっと。

  • 面白かった!!ランジェリー欲しくなる

  • 肌に直接触れるものも大事にしたい。

  • この作品に出会えたことがよかった。読みやすく終盤の流れが最高。深夜ドラマかネットドラマ化しないかな。

  • 目に見えない部分にも外見に影響が出てくる、、、身に着けるもの一つでモチベーションやしぐさが変わる。

  • 面白かった!笑いも涙もある

  • 作品紹介にあるラブコメではないが、30代女性の仕事人生のお話。
    伊佐地さん、店長が真摯なフィッタッーで好感。

  • タイトルとカバーに惹かれて手に取った一冊。
    読み終わった後は、心がほぐれて背筋をピシッと張って歩き出せそう。

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1979年北海道札幌市生まれ、在住。2008年第7回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞し、2010年『自縄自縛の私』(新潮社)を刊行しデビュー。そのほかの著書に、『凜』(講談社)『エンディングドレス』(ポプラ社)『共謀小説家』(双葉社)などがある。

「2023年 『窮屈で自由な私の容れもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

蛭田亜紗子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×