禅と食: 「生きる」を整える (小学館文庫 ま 6-1)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094063264

作品紹介・あらすじ

禅的シンプル食生活のすすめ

食事をつくること、食べること――
一回一回の食事を丁寧に大切にすることは、
一瞬一瞬の人生を心をつくして生きることに通じます。
禅的シンプル生活のはじめの一歩は「食事」から。

料理をつくる心構え、食事をする心と所作、シンプルな食習慣とは…
数々のベストセラーを輩出する枡野俊明氏の食に対する教えが一冊に。
簡素で清々しく、美しい生き方を提案します。
精進料理のレシピつきで、まさに今日から禅的食生活を実践できます。

【本書のエッセンス】
○食材に対する心のありようは人間関係にもあらわれる
○湯豆腐でもごちそうになり得る理由
○気持ちをこめて「いただきます」
○野菜の切れ端にも仏様の命が宿る
○どんな食材も100人の手を経ていまそこにある
○実は難しい、ただひたすらにお茶を入れること

解説・風吹ジュン

感想・レビュー・書評

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  • 普段の食事をもっと大切にしようと改めて感じました。
    食材に対して、命をいただきます、という気持ちを忘れないようにしようと思います。

  • 枡野さんの本を読むと、背筋がスッと伸びて心が引き締まる。
    改めて、食に真摯に向き合うことの大切さを教えられた。

  •  禅にとって「食」は修行の一環で非常に大事なものであるそうだが、枡野師にとっては専門ではないので少し表面的に感じた。

     その代わり、小金山泰玄というかたとの対談と、レシピがのっています。

  • 2020.05.20 品川読書部で紹介を受ける。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/shinagawa_reading_comm_33.html

  • 【再読】2020/03/28

  • 禅の食事作法=典座教訓と赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)
    食事は修行そのもの。
    典座和尚=食事を扱う禅師

    一日作さざれば一日喰らわず=作務をやらなければ食べない。働かざるもの食うべからず。やることをやらなければ食べない。

    日々是好日=毎日が良い日、というのではなく、毎日がかけがえのない体験の日、という意味。

    楽しいから調理をする、のではなく調理をすることを楽しむ。

    現在、過去、未来の3旬を食べる。
    現在を7割、過去と未来を合わせて3割。
    旬を楽しむ、去りゆくものを惜しむ、これからの旬を楽しみにする。

    よく噛み、箸は一口づつおく。
    和食は、器を持って食べるもの。そのためには一口づつ箸を置くことになる。口で迎えに行かない。手で受けない。

    渡し箸は禅ではOK(箸置きがないため)。
    箸は袋におさめて返す。
    手盆は美しくない。小皿、小鉢を口に持っていく。

    レストランで横柄な態度をとらない=その人のうちにある仏様をないがしろにしている

    お酒は飲める量の7分か8分にしておく。
    酒が悪いのではない、飲み方が未熟なのだ。

    寝る前2時間は食べるものを口にしない。

    洗い物はその日のうちに。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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