上を向いて歩こう: 奇跡の歌をめぐるノンフィクション (小学館文庫 さ 24-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062427

作品紹介・あらすじ

今なお世界で愛され続ける、希望の歌の真実

1961年7月21日。世界の音楽史に残る歌が、日本で誕生した。
「上を向いて歩こう」――。作曲は中村八大、作詞は永六輔、マイクに向かって歌ったのは当時19歳の坂本九。後に六・三・九トリオとも呼ばれる3人の、類いまれな才能とエネルギーから誕生したこの歌は、2年後に「SUKIYAKI」としてアメリカのヒット・チャートで第1位獲得の快挙を達成する。さらに全米での反響はヨーロッパにも波及し、まさに全世界のヒットソングとして空前絶後の記録を打ち立てていく。
これは、誕生から半世紀以上が経った今も、数多くのアーティストに歌い継がれるばかりでなく、世界中のオーディエンスに親しまれ、そっと寄り添い、多くの人々を「希望」へと導きつづける奇跡の歌の、知られざる舞台裏を追ったノンフィクションだ。
高度経済成長期の渦中で「上を向いて歩こう」の誕生に立ちあった関係者たちの息づかい、永遠に生きる音楽を創るという願い、自由と平和を求める若者たちの運動と挫折……。音楽プロデューサーで作家である著者が、膨大な資料と綿密な取材から得た確かな証言をもとに、世界の音楽史における、日本の「歌の力」を見事に描く。



【編集担当からのおすすめ情報】
2011年の東日本大震災後に、この歌「上を向いて歩こう」を耳にしたり、口ずさんだりして勇気づけられた記憶のある方も多いのではないでしょうか。半世紀前につくられ、不思議な生命力をもって私たちの心に届いたこの歌は、この先の未来も何かの折に「希望」をもたらしてくれるはずです。そんな奇跡の歌の誕生とこれまでの歩みが克明に記された、未来に読み継がれるべき1冊です。おすすめです。

著者プロフィール

経営行動研究学会会員、日本コーポレートガバナンスネットワーク会員

「2023年 『法と経営研究 第6号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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