俳句、やめられません: 季節の言葉と暮らす幸せ

著者 :
  • 小学館
3.29
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093885904

作品紹介・あらすじ

俳句10年目の著者による実践的俳句入門!

人気エッセイスト・岸本葉子さんによる「実践的な俳句入門」ともいえるエッセイです。
趣味として俳句をはじめた岸本さんがすっかり夢中になって10年、現在ではテレビ番組「NHK俳句」(毎週日曜)の司会を務め、句会にも毎月参加するなど、俳句が日常の一部になっています。
そんな岸本さんがプロの俳人とは異なる視点から、親しみやすくやさしい語り口で俳句の世界を案内し、趣味を持つことの豊かさを伝えます。
句を作る過程で気づいた季語の奥深さ、おもしろさ、句会の楽しさ・・・。一生かけて追求したくなる俳句の魅力を、失敗談も交えながら実体験をもとに綴ります。

【編集担当からのおすすめ情報】
「これから一生、俳句を続けていきたい」という岸本葉子さんの「俳句愛」に溢れる一冊です。
季節を表す言葉として実は身近で、しかも奥深い「季語」、毎月欠かさず出席する「句会」の楽しさ、そして終生手放さずに持ち続けようと決めている「歳時記」。
汲めども尽きない魅力のある俳句の世界を、数々のエピソードを交えて岸本さんがご案内します。
長く続けていける趣味をもちたいと思っている方、俳句に興味はあるけれど、ちょっと難しそうと思っている方も、この本を読めばきっとはじめたくなるはずです!

感想・レビュー・書評

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  • 俳句を始められて10年の岸本さんの俳句エッセイ
    これまで岸本さんの俳句エッセイは全部読んできたが
    さすがに10年の月日を経て、これまでと随分書き方が違った感じがした

    「俳句、はじめました」などは、初心者のあるあるで、バタバタした感じが笑えたし共感もできたが、その頃のエッセイと比べると、すごく落ち着かれて、先輩が後輩に俳句の良さを伝えようとされている感じがした

    特に、歳時記の素晴らしさ、楽しさ、おもしろさを切々と語られていた
    これは私も同感、俳句をはじめるようになって、折につけて歳時記を開いているが、本当におもしろい
    季節感の微妙な違いを表現する言葉がこんなにあるんだと日本語の深さに驚かされる

    『季語が働く』『景が立つ』『季語がシンクロする』
    プレバトの夏井先生の添削でもよく言われることだが、自分の句を例にして句会で言われたことを通して具体的に説明されていたのでよく理解できた

    私も早くそんなことを言ってみたいし、そんな俳句が作りたいものだ

    「90歳まで生きているかわかりませんが、生きていたら俳句を続けていることは断言できます。歳時記は終生、持ち続け、句会に出られなくなっても、はがきで投句します」
    とは、文中の一節
    岸本さんにとって、俳句とはそれほどのものなのだ
    まさしく、タイトル通り

  •  1961年生まれ、岸本葉子さん。エッセイという仕事30年、俳句という趣味10年。エッセイは自分の思いを述べるもので、私が主・モノが従。俳句は自我を手放す作業で、モノが主・私が従。頭のバランスにとてもいいそうです(^-^) 「俳句、やめられません」、季節の言葉と暮らす幸せ、2018.2発行。

  • 俳句、初心者です。 自己流でガンガン読んでいきたいと思いました。
    周りで、句会があるか、情報を集めていきたい、参加はまだ不明です。
    ホスト俳句には、投句していきます。

  • まだ俳句初めて二年目です。
    奥深くじっくり楽しめる趣味に出会えたことに、感謝です。季節を感じ言葉を大事に暮らしていこうと思えました。

  • 面白い。俳句そのものに興味があって手に取ったけれど、著者の書く言葉そのものにもとても共感出来た。
    エッセイ自体に苦手意識があり梨木香歩以外読んだことがなかったが、この人の本は読みたいと思った。
    また、俳句をしたいと心から思った。歳時記欲しい。
    ただ、この本は俳句の作り方を書いているhow-to本ではないので注意。

  • 著者の俳句愛につられて、俳句に興味をもつ機会になった。俳句初心者には入門としてちょうどいい。読みやすい。

  • 結局、俳句は根本的に賢い人でないと楽しめないのではないか、と愚人は感じた。
    歳時記に親しんでみたいと思った。

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著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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