- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093864817
作品紹介・あらすじ
目指すは鼠小僧の埋蔵金!笑劇珍道中第二弾
時は天保元年おかげ年。伊勢へのおかげ参りを無事終えた辰五郎、沙夜、三吉、翁丸は、四国の金毘羅を目指すことに。
京から大坂へと入った一行は、辰五郎のガマの油売りの師匠から「お宝の地図」だという巻物を託される。
そのお宝とは、なんと巷を賑わす大泥棒・鼠小僧の埋蔵金!?
巻物を狙って次々と襲いかかる刺客たち。
三人と一匹は無事に金毘羅へと辿り着き、埋蔵金を手にすることができるのか。
日本アカデミー賞作家が描く、笑いと涙と釣りと博打とご当地グルメ満載の笑劇珍道中。待望のシリーズ第二弾!
感想・レビュー・書評
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伊勢のおかげ参りを無事果たし、一行は更なる目的地の金毘羅さんを目指して西国の旅へ 江戸時代版ロードムービー
京の都、大坂を経て、西宮、有馬温泉、明石、加古川・・・と
私にとって、耳慣れた地元が出てきたので、より親近感が湧いてくる
西宮灘五郷の日本酒やら、明石の玉子焼き(明石焼)、香川のうどんなど名物とそのうんちくはおもしろかったが、歌川一幽斎(のちに歌川広重)やら良寛、鼠小僧などの面々が次々と登場してきて、おもしろかったら、何でもあり?と途中首をかしげたくなった
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やっぱりとにかく面白い!
まぬけな翁丸の表情が目に見えるぐらいに表現されていて、とっても可愛い!緊迫した場面でも和ませてくれます。
物語は前作同様ハラハラドキドキして、興奮しながら、そして笑いながら読み進めました。
素直に楽しめる作品です。
赤ちゃんは無事に生まれるのだろうか?
続編がないとずっとモヤモヤしそうです(笑) -
伊勢おかげ参りの後、辰五郎、沙夜、三吉、翁丸は、四国の金毘羅山へこんぴら参りへ向かう。前作に比べて、有名人、鼠小僧や広重、良寛さんなどが出てくるのでストーリーに騙されることなく、ツッコミどころも多く、いつも小説を読んでいる気分のまま進む。翁丸の大奥での生活もちらりと言及されて、やっぱりやんごとなき箱入り犬であることがわかる。鼠小僧の連れている忍犬金太がかっこいい。間抜けアドベンチャー道中、前作よりも翁丸と金太の出番が多いところが良い。非常に軽くて面白いです。
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図書館の児童書コーナーで借りました。
江戸時代に実際にあった犬だけでのこんぴら参り、飼い主のために頑張る健気な犬を、まわりの人間がお世話して、金比羅様まで行く
しかし、この本では、賢い犬にお世話され?凸凹人間が頑張る話しです。
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旅の途中で起こるいくつもの騒動を乗り越えて本当の家族になっていく3人。
3人を追って旅に出たくなる。 -
歴史上の人物が登場。
ドタバタが楽しい。 -
連続ドラマW
大江戸グレートジャーニー
~ザ・お伊勢参り~
原作本 -
土橋章宏 著「駄犬道中こんぴら埋蔵金」、2017.10発行。前作江戸からお伊勢参りで家族になった辰五郎、沙夜、三吉、翁丸の一行はお伊勢参りから金毘羅参りに。トラブルに巻き込まれながらも珍道中は続きます。