相手の身になる練習 (小学館Youth Books)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092272811

作品紹介・あらすじ

1%でいい、誰かのために生きてみる

SNS全盛時代、本来言葉のキャッチボールであるはずのコミュニケーションは、相手が見えないまま、多くの人は自分がどれだけよい球を投げるかのみに終始しているように見える。ボールを受け止める側に思いを馳せにくい社会で、これから私たちは、どう生きていけばよいのだろうか。

学生時代、親との関係で悩むことが多かった著者は、長野県の病院で地域の人たちと交流しながら、彼らの健康の為に貢献することで自身の幸せの本質を見つけた。また、海外の困難な状況にある地域支援活動も行う中で、人々のために生きる多くの仲間と出会い、彼らがなぜいつも幸せなのか、理由がわかったという。

相手の身になるということは、自分の視点からだけではわからなかったことを理解できるようになること。世界には多様な人、多様な生き方があることに気づくこと。
そして、人間の脳には、相手を幸せにすると自分も幸せになる仕組みがあることも説明します。

今日から誰でもすぐに始められる「相手の身になる練習」14項目を掲載、人生の1%でも誰かの身になって考え、誰かのために生きれば、今あなたが感じている「息苦しさ」は少しずつ消えていくはずです。

感想・レビュー・書評

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  • やはり、傾聴、大事。

  • →「オトナだって『相手の身になる練習』」を♫
    https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/e6e372d88b301893d7fed8b035045b6b

  • 図書館ではティーンズコーナーに分類されていました、若い方向けだったのでしょうか。
    著者の経験をもとに相手の身になることの大切さや重要性が書かれていました。

    具体的にどうすれば相手の身になれるのかというページもありました。
    わかっているけれど難しいですよね、努力していかねばと思いました。

  • コミュニケーションというよりは、鎌田先生の経験や、医療、介護現場等の例が中心。恩送りや、人のため、を考えることの大切さはよくわかる。

  • 自分は大きなリレーの中にいることを忘れない。そのことが人のために。という気持ちに繋がる。
    人のいいところを見つける。

    恩送り、pay it forward 、優しさの連鎖。

    人間の本質は助け合い。今は迷惑をかけない生き方が強調され過ぎている。
    自分の幸せは自分で決める。
    いつでも死ねるなら、死ぬのは最後にする。

    相手の身になる練習
    1.挨拶は自分からする。
    2.伝わるように伝える。
    3.相手の話は最後まで聞く。
    4.言葉以外のメッセージも読み取る。
    5.相手の気持ちを一旦受け止める。
    つまり、相手の言葉を繰り返すだけでよい。
    6.相手が喜ぶことを想像する。
    7.親切にされたら必ずありがとう。と言う。
    8.相手を価値ある人として接する。
    9.自分の気持ちをよく知る。
    怒りがこみあげたら、6秒数えて深呼吸する。
    10.優しい言葉を持つ。
    11.読書で視野を広げる。
    12.席を譲った時の感情を味わう。
    13.得意なことから始める。
    14.1%でいい、誰かのために生きる。

    数々の事例が載っていて、様々な角度から考えることができる。
    少しずつ相手の身になる練習を重ねて、習慣化して自分のものにする。
    装丁もシンプルで良い。

  • 大事だなーと素直に思いつつなかなかできてないかも。
    努力しないと。

  • 看護師金澤さんの話、総社市の高校生の話、イラクの食堂のオヤジの話、アフリカの猿人の話など、ためになる話がたくさん。

  • 相手の身になると相手の顔色をうかがう、は違うと知ることができたのが1番の学びだった。後者は、相手がどう思っているのかということよりも、自分はどう思われているのかという方が大事になっている。相手の顔色ばかりうかがっていると、相手から嫌われないようにするあまり自分がやりたくないこともやってしまうことになる。すると自分の行動に責任を持つことができず、失敗したら相手のせいにしてしまう。なるほどなぁと思った。相手の顔色を伺って、本心とは違う選択をして、後悔したくないっていう気持ちがさらに大きくなった。誰かに迷惑かけたらダメだけど、そうじゃない限り、自分がやりたいように自由にやりたい。難しいのかなあ。永遠の悩み。
    恩送りという言葉が出てくる。好き。いつも心がけている。今まで先輩方からたくさん優しくしてもらって嬉しかったことを、自分も少しずつ後輩にできたらいいな、と思っている。そのためには、後輩や周囲に気を配れる心の余裕をもちたい。

  •  職場の人間関係で悩んでいて、読みました。もっと助け合いたい。それには、相手の身になること。
    自分から先にあいさつ。相手はどんな気持ちなのか、返ってきた反応から想像する。大きなリレー。親切にしたら、親切にされるようになる。どうしても受け入れられない人との関係って、どうすべき?
    なんとかしたい気持ちはある。

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著者プロフィール

諏訪中央病院(長野県)名誉院長。「住民とともにつくる医療」を一貫して提案、実践。チェルノブイリの救護活動、イラクの小児病院への医療支援なども行う。

「2006年 『どうして勉強するの?お母さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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