しっぽの声 (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.23
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本棚登録 : 126
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091897039

作品紹介・あらすじ

動物の悲鳴に耳を傾けて!!!

繁殖業者、生体展示販売、引き取り屋、殺処分…………

ペット流通において、

その命はどのように扱われているのか。

誰かと共に生きたくて、

生まれてきただけのペットが

我々の想像を超える状況に置かれていることがある。

声なき声に、

力を与えるも

殺すも人間。

アニマルシェルターの所長を務める天原士狼と

獣医師の獅子神太一は厳然と立ち向かう――



【編集担当からのおすすめ情報】
『獣医ドリトルを熱筆した原作/夏緑、作画/ちくやまきよしが

再びタッグを組み、取り組んだテーマは“ペット流通の闇”です。

例えば、ペットショップで売れ残ったペットたちが

どこへ行くのかを想像したことはあるでしょうか?

本作品に協力いただいている女優の杉本彩氏は、

「動物の痛みや苦しみを想像し、その叫びに耳を傾けて!!」

と声高に訴えます。

私達がまったく意識していない部分に大きな闇が隠されています。

杉本氏に共感した夏緑氏とちくやまきよし氏が

魂を込めて描く『しっぽの声』、是非ご一読ください!!


もう目を背けてはいけません!!!!!

感想・レビュー・書評

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  • 「奄美のノネコ問題」解決の道は 漫画原作者・夏緑さんに聞く | sippo(シッポ) |
    https://sippo.asahi.com/article/12427703

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    動物の悲鳴に耳を傾けて!!!
    繁殖業者、生体展示販売、引き取り屋、殺処分…………
    ペット流通において、その命はどのように扱われているのか。
    誰かと共に生きたくて、生まれてきただけのペットが我々の想像を超える状況に置かれていることがある。
    声なき声に、力を与えるも殺すも人間。
    アニマルシェルターの所長を務める天原士狼と獣医師の獅子神太一は厳然と立ち向かう―
    https://bigcomicbros.net/comics/10700/?release_date=all

    しっぽの声 【作品TOP】 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館https://bigcomicbros.net/comic/shipponokoe/

  • 子供のころ、田舎で暮らしていましたが、ノラも家猫も同じようにえさを上げるのが当たり前で、お米を作っているお百姓さんだったので、ネズミを捕ってくれるネコはどの家でも可愛がっていた記憶があります。
     都会で暮らし始めて50年近く経ちますが、ネコや犬が飼えない集合住宅暮らしということもあって、ベランダに時々やってくるノラの相手をするくらいですが、ネコや犬は好きです。
     このマンガを読んで、そういう悠長な気分が、もう時代遅れなのかもしれないとつくづく感じました。ネコでも犬でも、生き者である前に、「人間にとって」という条件が付いて、「商品」であったり「かわいい」の対象であったりする。なんか変ですね。人間同士も、そのうちそうなるのでしょうか。
     感想をブログに書きました。読んでいただければ嬉しいです。
       https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202012050000/

  • 日本のペット事情、動物愛護は絶対におかしい。
    そして実態を知らない人が多すぎる。

    漫画という手に取りやすい、かつダイレクトに伝えられる形を以って、教えてくれる一冊。
    ぜひ沢山の人に読んで、広まってほしい。

  • 繁殖業者やペットショップの安売り、保健所のことなど。
    『美味しんぼ』の料理の部分がまんまペット業界の闇に変わっている構成と感じました。
    クリスマスプレゼントにペット買うような想像力の乏しい日本人は読むべきだし、法律も人間だけを守るもんでもなかろうて。
    寄り添う人間が1人でも増えますように。

  • 愛玩動物飼養管理士の勉強をしたことがある。
    どうしても仕事が重なり、試験に臨むことはできなかったが、良い経験をしたと思う。
    けれどそれは机の上の話だ。
    実際の多頭飼育崩壊現場なんて見たこともないし、自分の世話で精一杯でボランティア活動に参加したのも1回切り。

    それでもまだ、 "しっぽの声" を知っている方なのだなと思った。
    杉本彩氏が協力に入っている、読まなきゃ、と急かされるように本著を買った。
    今まで飼ったことのある "しっぽ” のある子たちに、あったかい家を作ってやれていただろうか、と自問自答しながら読んだ。

    現在は15歳になる犬と暮らしている。
    最期まで、あったかい家を。読み終わってそう思った。

  • 先日家に帰ったら家族が泣いている。かわいい犬画像から、杉本彩のインスタにいって、そこに載ってる漫画の画像(だけ)を見(ただけ)て、号泣なんだそうだ。泣くから絶対読まない、とのこと。
    そのインスタでたまらんフレブルなどを見ていたら、森奈津子の文字が。なんと!その劇は観たかったなー、でも猫の話は読んだことなかったなー、と、図書館で立ち読んでみてその場で涙ですよ。種族など超えて、愛しい者を亡くした悲しみに胸がしめつけられます。

    書店にて、ビッグコミックを恐る恐る立ち読んだら、そこまで衝撃的でない回だったので、さらに小さな書店の割に、まだ1巻が残っていたので、購入。てかもう表紙だけで危うく泣くとこでした。
    内容は・・・もう読んだ方がいい、日本人馬鹿だから想像力もないからみんな読んだ方がいい。色々と勉強になりました。一読で3回は泣いちまい、それを3回は読み返してしまいました。保健所に連れてきた6462頭の犬の飼い主と、14061頭の猫の飼い主を私は許さない、お前らをいつか○○○送りにしてやる・・・と気分が昂ぶったところで、おっとこんなこと考えてないでなんとか現実の支援をしなければ、と思いました。

    希音ちゃんや根津くんの存在に救われます。

    あとは、『幇間探偵しゃろく』好きとして、主人公二人の関係にもにやけるので、それ好きも気構えずに手に取ることをおすすめします。
    2巻が楽しみ。

  • ペットとして犬猫を飼う前に読んでおいた方がいいですね。
    児童虐待も頭に浮かんできてしまう悲しい現実だ。

  • 2017/12/31 第1巻読了。『獣医ドリトル』コンビの新作。「動物愛護管理法って言うくらいだ。人間は動物を愛護するだけじゃなく責任をもって適切に“管理”なきゃならねえ。(第4話)」
    重い…重いけど生き物飼ってる人はみんな知るべきだと思う。獅子神先生と天原さんのコンビが楽しみだ!
    2018/6/5 第2巻読了。ペットショップでペットを買う人がいる限り、不幸の連鎖は終わらない。自治体の発表する殺処分ゼロも、その実態を見極めなければ本末転倒。見たくない現実だった。
    2018/12/1 第3巻読了。天原さんや兵坂主査の行動はとても賛同できる。生きた動物を扱うということは、きれい事では済まされない。(https://booklog.jp/users/junjinnyan/archives/1/4098601427
    2019/5/8 第4巻読了。スコティッシュのお話の完結編、読むのがつらかった…。天原先生や獅子神先生のような心優しい獣医さんを苦しめないために、私たち飼い主も責任をもって動物を飼わなきゃならない。
    2019/10/4 第5巻読了。獅子神先生と天原先生がどんどんかわいくなってゆく
    2020/8/4第6巻読了。狂犬病のはなし、すごくよかった。予防接種してない飼い主、読むべき。
    https://booklog.jp/users/junjinnyan/archives/1/B084VLTSK6
    2020/8/5 第7巻読了。鶴じいの戦争のはなしとか、泣いちゃった…。
    https://booklog.jp/users/junjinnyan/archives/1/B08D3BF7DT

    2022/1/16 第11巻読了。 8~10巻を買い忘れてたけど、今やコロナに絡んだ物語もあって面白かった。コロナ禍で観光客が来なくなった猫の島のなれの果てとか。よくネットに出てくる「期限はあと○日!超えたら殺されてしまいます!」て寄付募るやつはやっぱり詐欺なのね…
    動物を救う物語が中心だけど、この巻は人が救われる話でもあったなー。(https://booklog.jp/users/junjinnyan/archives/1/4098612143

    2022/5/25 買い忘れていた第8~10巻と、最終第12・13巻読了。

  • 全13巻。ペット業界、動物愛護等に関する問題提起漫画。
    犬猫に限らず、動物達と人間との関わりの中で引き起こされる様々な問題を、主人公達が解決しようと奮闘する。
    可愛いの裏側にある厳しい現実、可哀想だけでは救えない現実、ペットを飼った事が無い人にも広くお勧めしたい。
    内容に反して主人公が型破りに行動的なので、テンポ良く読みやすい。

  • 辛いけど知らないといけない現実

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著者プロフィール

京都大学大学院理学研究科博士課程修了。日本分子生物学会会員、宇宙作家クラブ会員。作品に『改訂版 遺伝子・DNAのすべて』『子どものための防災BOOK 』『火山列島・日本で生きぬくための30章 』(以上、童心社)『ポケット図解 ウイルスと微生物がよ~くわかる本』(秀和システム)漫画原作『しっぽの声』『獣医ドリトル』共に小学館)など多数ある。

「2021年 『子どものための感染症予防BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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