コロナ後の世界経済 米中新冷戦と日本経済の復活!

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087861327

作品紹介・あらすじ

今こそ日本株に投資すべき!
コロナ後の米中新冷戦時代、
世界の投資マネーは日本をめざす。


2020年3月、コロナショックと呼ばれる世界経済の混乱とマーケットの暴落があった。一時はリーマンショック以上の恐怖のシナリオを囁かれたが、世界的な金融緩和とコロナの被害が常態化するにつれ、"不況下の株高"という異常な経済が始まった。
一方、ますます激化する米中対立の激化、コロナの再燃も予測されるなか、これからの世界経済や地政学的状況はどのように動いていくのだろうか?
トルコ人で天才エコノミストの著者は、今後は世界の投資マネーが日本に集まり、日本の株式市場が空前の活況を迎えると大胆に予測する! 2025年に日経平均は5万円を超え、バブル期を超える日本株の上昇がおこるという。世界的なインフレが予想されるなか、資産を目減りさせないためには、株式投資を学ぶべきだという。
世界経済の分岐点に当たる昨今、アフターコロナの社会状況の変化も考えつつ、長期的視点でどんな視点で投資すべきかを語り、具体的に注目している銘柄一覧も掲載する。

(目次)
第1章 アメリカのパラダイム・シフトを劇的に速めるコロナ禍
第2章 復活するアメリカ主導経済
第3章 イデオロギー対立となってきた米中新冷戦の激化
第4章 中国のデジタル通貨覇権を考察する
第5章 中東の地政学
第6章 再評価される日本の強み
第7章 日本株や宝の山
第8章 日本株はどういう視点で投資すべきか?


[著者プロフィール]
Emin Yurumazu (エミン・ユルマズ)
トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。一年後に東京大学理科一類に合格、2004年に東京大学工学部を卒業。2006年に同大学新領域創成科学研究科を修了し、生命科学修士を取得。2006年野村證券に入社。投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、2016年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。
●主なメディア出演
・マーケット・アナライズplus+ (BS12 トゥエルビ)
・田村淳の訊きたい放題 (TOKYO MX)
・ウェークアップ!ぷらす(読売テレビ)
・日経プラス10サタデーニュースの疑問(BSテレ東)
・ストックボイス東京マーケットワイド(TOKYO MX2)

著書近影(C) Rikimaru Hotta

感想・レビュー・書評

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  • 経済的な観点を中心に世界情勢を説明している本
    特に、アメリカと中国の説明は非常に納得でき参考になりました

    とりあえずこの本を読んで、
    ・新興国株式は売却予定
    ・バリュー株はスクリーニングで選択
    ・グロース株は四季報読み又はキーワード検索あたりで?バブルに注意
    という感じの方針で行こうかな

    【参考になった点】
    1 アメリカのパラダイムシフト
    ・戦争→株価上昇
    ・新興国の成長率は高くない
    2 アメリカ主導経済
    ・代替品がある場合は、メイドインチャイナ以外を選択
    ・中国はコロナ拡散を黙認?
    3 米中新冷戦の激化
    ・中国共産党は自国民が一番怖い
    ・中国の息がかかっている国へは行ってはいけない
    7 日本株は宝の山
    ・地政学リスクによるショック安は不況とはならない
    ・リスクのないインフレ対策=金
    ・キャッシュリッチが狙い目
    ・基盤産業で割安株
    8 日本株はどういう視点で投資すべきか
    ・よくわからない分野は買わない
    ・イナゴ投資は結局佃煮にされるだけ
    ・V字回復期待
    ・赤字で買って最高益で売る
    ・逆張り:割安→上昇
     景気敏感株、自己資本100億以上、自己資本比率20%以上、今季赤字来期黒字、PBR0.7倍
    ・純張り:生活様式の変化に対応
    ・10年後20年後にソフトバンク、ファストリーディングになりそうな企業を探す
    ・売却は当初のストーリーが崩れたとき

    【内容:アマゾンから転記】
    今こそ日本株に投資すべき!
    コロナ後の米中新冷戦時代、
    世界の投資マネーは日本をめざす。

    2020年3月、コロナショックと呼ばれる世界経済の混乱とマーケットの暴落があった。一時はリーマンショック以上の恐怖のシナリオを囁かれたが、世界的な金融緩和とコロナの被害が常態化するにつれ、”不況下の株高”という異常な経済が始まった。
    一方、ますます激化する米中対立の激化、コロナの再燃も予測されるなか、これからの世界経済や地政学的状況はどのように動いていくのだろうか?
    トルコ人で天才エコノミストの著者は、今後は世界の投資マネーが日本に集まり、日本の株式市場が空前の活況を迎えると大胆に予測する! 2025年に日経平均は5万円を超え、バブル期を超える日本株の上昇がおこるという。世界的なインフレが予想されるなか、資産を目減りさせないためには、株式投資を学ぶべきだという。
    世界経済の分岐点に当たる昨今、アフターコロナの社会状況の変化も考えつつ、長期的視点でどんな視点で投資すべきかを語り、具体的に注目している銘柄一覧も掲載する。

    (目次)
    第1章 アメリカのパラダイム・シフトを劇的に速めるコロナ禍
    第2章 復活するアメリカ主導経済
    第3章 イデオロギー対立となってきた米中新冷戦の激化
    第4章 中国のデジタル通貨覇権を考察する
    第5章 中東の地政学
    第6章 再評価される日本の強み
    第7章 日本株や宝の山
    第8章 日本株はどういう視点で投資すべきか?

  • 2018年時点で全世界に約人口18億人いるイスラム教徒の人々たちは世界最大勢力で、そうしたイスラム世界に関するお話。
    イスラム教徒が食べられるハラルフードをビジネスチャンスにしていくお話。

    ・巨大企業日本製鉄が歩んできた道。
    過去の日本の先人たちの立派で優れた働き方を知ることができて勇気づけられました。

    日本がポスト香港になる。日本経済・日本株が上昇していくことを書かれています。

    もちろんわたしも日本経済が良くなっていくことを望みますし、願いはします。

    ですが残念ですが一番大切な、根本的に日本経済を支えていく日本人の人材が育っていない、本書の著者のエミン・ユルマズさんみたいに学力もあり、硬派で身心優秀な日本人の人材が育っていないと思います。

    また老若男女の一人でも多くの日本人が硬派で有意義な働き方をしてお金を稼いでいく環境・仕事・職場がどんどんなくなっていっているように思います。
    どんどん外国人労働者を増やしてきていることも理由だと思いますし。

    わたしはいろいろな意味で日本は世界の中での中立国を目指していくべきだと思います。

    本書の内容とは異なりますが、ここ数年盛んになってきている日本人が株・投資をしていくことに関しての、わたしの考えです。

    わたしは株・投資に関しては素人ですので間違っているのかもしれません。
    ただどうしても納得ができないのが、Youtubeの投資関係で人気の動画の数々がほとんどすべて喜々として、得々として外国株への投資を勧める動画が多いことに関してです。

    なぜ日本人がせっかく稼いできた大切で貴重なお金を外国へ投資していかなくてはいけないのか?
    日本人のお金を外国に投資して、それで本当に日本人と日本が豊かになれるのか?結局は外国に投資をした殆ど多くの日本人の大切なお金は、外国人に食い物にされて、外国人を豊かにしていくことにしかならないのではないのか?とずっと疑問で不可解な納得ができない思いをしてきました。

    もしもそうなのだとしたら、わたしは自分のお金が外国人に食い物にされてしまうのではなくて、自分が稼いできた大切で貴重なお金は日本・日本人に投資していきたい。日本人と日本を豊かにしてくことに自分のお金を使いたいと思います。

  • 読み物としては面白い。現実になるかは別もの。

  • 経済や政治に明るくなくても、非常にわかりやすい。若干の強気な印象はうけたが、筆者の意見がよくわかる本だった。ただ、日本は人口減少、高齢化があるので、日本株ウェーイというのは疑問が残る。あと、発行から時間もたってるけど、コロナが落ち着いてきても、国の立ち位置ってそんなに変わってないんじゃないの?というのが個人的な感想。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50226562

  • 日本の強さを肯定する本。
    とうなんあじあ、イスラム視点の話はなかなか出てこないので視点としては貴重。
    著者の立場より株に参加して欲しい人が増えること賛派視点に注意しつつも
    米中冷戦の視点はニュースを掻い摘めばわかることなので、
    地政学視点としてもなっとく。

    たまたま見たテレビ番組でも若者の投資熱高待っているので、
    いよいよ日本株到来だろうなーと楽観的に見ることができる。

  • じぶんたちこそが日本を信じなくてどうする!
    そんな気持ちを抱かせてくれる。

  • 前半は世界情勢について解説しているのに、後半では日本株投資を勧める内容に変わっており珍しいストーリーだった。
    前半は米中新冷戦について。
    今後の世界は自由主義国と管理国家の世界に分断されると予言している。
    後半は分断された中での日本は非常に良い立ち位置となり、日本経済は大きく成長する。日経平均は2025年までに5万円を超えるので今が投資のチャンス。その後具体的な投資方法について解説している。

    米中を軸にした世界の分断や日本経済の成長等、筆者の主張する未来の世界はあまり聞いたことのないものであったが、それぞれの根拠も示しており、面白い内容であった。
    10年後に振り返ったみたい。

  • 最強アメリカと台頭する中国の間に立たされる日本がうまく立ち回ることで日本経済の復活を描く。これからの著しい人口減少をどう克服するかが鍵になる。

  • コロナ後の世界経済を地政学的に分析しており、米中対立の構造と今後の趨勢について述べた後、過去の経済サイクルから日本経済の行く末を占っている。

    トルコから日本に移住した経歴を持つ作者は、最近では珍しい日本経済を肯定的に評価する方で、本の内容を読むと少しばかり希望が持てる。

    何より、デストピアのような監視社会を推し進めながら、一帯一路のような戦略でプレゼンスを高める中国に対して、米国だけでなく、同盟国である日本が協力して牽制することが世界平和につながるという点は、事実であれば明るい材料であるように思える。

    サラッと読める割に、勉強になることが多いため、オススメの一冊。

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著者プロフィール

エコノミスト、グローバルストラテジスト。複眼経済塾取締役・塾頭。トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。日本語能力試験一級を受けて、1年後に東京大学理科一類に合格。その後、同大学院で生命工学修士を取得。2006年野村證券入社、投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、16年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。
著書に『大インフレ時代!日本株が強い』(ビジネス社)、『日本経済復活への新シナリオ 』(KADOKAWA)、『コロナ後の世界経済』『エブリシング・バブルの崩壊』(以上、集英社)など多数。

「2023年 『世界インフレ時代の経済指標』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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