こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087860955

作品紹介・あらすじ

会社経営経験なしに子育てしながら起業、ココナッツオイルに着目して一大ブームを巻き起こし注目を集める著者。なぜ彼女は短期間で成功できたのか?仕事と人生のヒント満載、汗と涙のビジネス戦記!

感想・レビュー・書評

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  • ココナッツオイルを日本でブレイクさせた著者の萩野みどりさん。その過程に興味があって手に取った。タイトルにあるように、大学を四度も中退したり離婚したりと、かなりのこじらせ度合いが若い頃から赤裸々に綴られている。金太郎飴のような人間を大量生産する日本の教育システムの中には収まらないタイプなのだろう。書中で本人も学歴にコンプレックスがあると言っているが、そういうレールに乗るような生き方は彼女の輝ける生き方ではないのだろう。

    むしろ彼女の凄さは、行動力なのだろう。20万円を元手に始めたビジネスが出版時には年商7億だという。しかし、そこに至るまでには自分で作った焼き菓子をファーマーズマーケットで手売りし、それを今後は大手コンビニに自ら電話して売り込みに行くという、常識はずれの高行動力があってからこそであろう。そして、ココナッツオイルを仕入れるためにフィリピンにアポ無しで乗り込んでいくという、無鉄砲だが、ある意味押しの強さが真骨頂である。誰もが真似できるものではないが、自分に当てはめてみると、もっと出来る事はあるだろうと気付かされる。

    自分の気持ちが”もやもや”していたという表現が何度も初中に出てくるが、彼女は自分の気持ちに対して正直でなのだろう。自己肯定感が元々低かったと書いているが、それは彼女のせいというよりは、子供時代から大人になるまで減点主義で評価される日本社会の縮図なのだろう。すごい人がいるものだと感心するとともに、自分ももっと頑張らなきゃと思わせてくれる本。

    ちなみに社名のブラウンシュガーファーストは、著者が尊敬する事業家だった祖父の佐藤始さんから取ったという事。


  • ・役割の棚卸し
    ・自分をシンプルに
    ・困った時は、自分の最低限に立ち戻ってみよう
    ・わたしは、連絡をマメに返せません。その代わり、みな さんが幸せになる世の中を作ります。
    ・仕事をすることは、世のため、人のために何かをすること

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著者プロフィール

1982年生まれ、福岡県出身。株式会社ブラウンシュガーファースト代表取締役。2011年、第一子の出産を機に食の大切さに目覚め、「子どもに食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選したお菓子ブランド”Brown Sugar 1st.”を産後4ヵ月で立ち上げる。地元福岡の福祉施設やママたちにお菓子を作ってもらい、東京・青山の国連大学前のファーマーズマーケットで娘をおんぶして販売をスタート。製造・販売する中で、原材料としての油脂選びの大切さに気づき、バターやマーガリン、ショートニングに代わる油としてココナッツオイルに出合ったことから、2013年に株式会社として法人登記し、輸入・卸をスタート。現在、同社のココナッツオイルをはじめとした製品が、大ヒット中。ココナッツオイルを国内に広めた第一人者として、トークショー・イベント出演多数。著書に『ココナッツオイル生活をはじめよう』(講談社)、『今すぐ使いたいココナッツオイル』(小学館)。

「2015年 『ココナッツオイルのヘルシーおやつ 子どもから大人まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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