- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087860429
作品紹介・あらすじ
大学受験には、実のところ経済格差や地域格差が存在する。そこで、「全受験生に公平な勉強の機会を」をスローガンに、東大生が始めたのが無料の授業動画サイト「manavee(マナビー)」。その、成功までの軌跡。
感想・レビュー・書評
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花房孟胤さんが受験における「地域差」「経済格差」をなくそうと ネットをつかっての無料講義 http://manavee.com/ を立ち上げ運営する奮闘記。
TVにときどき登場していて、知られている話らしい。
その顛末を、彼自らが綴った一冊。
自分の子供と同世代の筆者が、正直に並べた言葉はときに舌足らずで、ときに幼く、でも勢いがあって力があって、可愛げがあって。
「自分が 教えてもらったことのおかげで行きたい大学に入れた。それをそのまま次の受験生に伝えたい。」
これって、人類の集積知の土台、教育の基本ですよね。
その本質をしっかり心に刻んで頑張っている。
ほんとにTshin なんかぶっつぶせ!だ。
ただただ頑張れや!納得するまで頑張れや!!と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは「地域や経済事情による教育の格差をなくす」そんな社会問題に主人公が仲間と苦難に立ち向かう物語だ。
そして、この本のハイライトは主人公が内面の恥部を剥き出しに汚い感情を周りにぶち撒ける様だ。自分に正直になることや弱さを受容することがなぜ難しいか?それは自分が見るに堪えない行動をとる姿は偽物なんだと思いたいからだ。
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サクセスストーリーにしていない。
スタートアップのナマの苦しみが突き刺さる。 -
この本を青臭いといったらオトナ枠になってしまう。
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マナビーという教育NPOの立ち上げ奮闘記。
実話なんだけども、まるで名作の小説でも読んでいるような気分になった。
不器用な人間が色々な人達と出会い、ぶつかりながら前に進む話。 -
何気に図書館で目にした1冊。
いろいろ気になるところはあったが、教育の本、というより、組織というものがどのような経緯で立ち上がっていくか。というストーリーみたいなものを追う感じで興味深く読めました。
・・・教育はビジネスと勘違いしてはいけないのか。
これからも考えていこうと思います。 -
本の内容どうこうよりもたんに求めていたものとは違ったので星2つ
大学時代にしておくべきは個の鍛練か和の編成か
カリスマ経営者がいれば社員は口真似ができる
創立者が抜けたときに残るのが組織 -
キラキラした学生の、悪く言えば起業自慢話なのかと思ったけど、最後の最後までもやもやして終わった。とことん、人間くさい内容で、読み終わってから、自分はこういう本が好きやねんなぁと思った。
一歩踏み出したひとには、自然と味方がついてくるものなのか、と、あたたかい気持ちにしてもらえたように思います。読んでよかった。