人生を変えるクローゼットの作り方 あなたが素敵に見えないのは、その服のせい

  • 集英社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087816433

作品紹介・あらすじ

今年90歳を迎えるNYの高級デパート、バーグドルフ・グッドマンの伝説のパーソナルショッパーの自伝。お金持ちの奥さまから40代で多くのセレブ顧客を持つに至るまで、生き方に勇気づけられる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 恵まれた上司
    一人のファッションデザイナーが顧客の「何でも相談」人生相談役的な存在になり、顧客の心を鷲掴み、顧客との強い絆を作り上げ40年間もの間仕事を続けることができた。それは特にファッションではつい迷った挙句の果てには同じような色合い、スタイルを買ってしまう顧客に「ファッションで自信を持たせ、輝かせる事」を一心に自分の意見をズバリと切り込んでアドバイスしていることだ。やはり一流プロの目、感覚は、人付き合いが長ければ長い程信頼、信用されることにつながると言うことだ。
    仕事に重要なのはやはり「尊敬する上司」でなければ仕事が上手くいかないし、昇進、昇格にも影響する。だから上司次第で転職する時代が既に有ると思う方が良く、精神不安定になる前に素早い転職はいい人生になると思うことだ。

  • ハウツー本だと思って図書館で借りたが、内容は一人の女性の生涯のような内容で、今の私には頭に入ってこず……読まずに返却。
    またタイミングが合えば読もう。

  • 最近ファッションに迷っていて、何冊かエッセイ本?マニュアル本を読んでみたうちの一冊。内容は作者の半生?記。現在90歳を超えているので、若いころの描写は「古き良きアメリカ」って感じ。いや、よく知らないけど。
    夫に見下されているストレスで浪費するがそのせいでさらに見下されるという悪循環がひどい。もうちょっとなんとかならなかったのかと思うが、当時の女性の行動の選択肢なんてほんとに少なかったんだろうしな。
    第一印象に反して、意外と「自分で人生を切り拓く」的なガツガツした感じがないのが興味深い。ちょうどいいタイミングで声をかけてくれる人や助言をしてくれる人がいて、ちょっと勇気を出してそれに従ってみたらうまいこといった、みたいなパターンが何回か出てきた。
    もちろん、セレブ出身ゆえの人脈や教養、持って生まれたセンスもあるだろうけど、こういう、ちょっと頑張れば出来るというレベルのチャンスを逃さずに、最小限の労力でうまいことやるというのは、結構参考になったかも。もちろん普段から誠実にやるべきことをやっているというのが前提だけど、がむしゃらに頑張ったり一発逆転を狙ったりするのではなく、自分のできる範囲でちゃんとしてれば運が向いてくる、あとは素直にそれに乗ってみる、みたいな。

  • 読了した本がたまっています・・・

    付箋部分を抜粋します

    ・あなたがほんものなら、傷ついても気にならない・・・
     ほんものになったら、元には戻れない。
     いつまでもほんもののまま。

    ・「これが、人生にまっすぐ立ち向かうということなのね」(p194)

    ・私の辞書では、ノーはイエスと同じくらいいい言葉だ(p216)

    ・私自身がどのような迷いを抱えていたとしても、フィッティングルームでは絶対に自分のやるべきことは見失わない。
     顧客にはここへ来たときよりも、自信を持って帰ってもらうことがそれだ(p217)

    ・ラブは魔法の言葉(p219)

    ・私は、買い物リストだけでなく、オフィスに来たその人の人生も受け取る(p268)

    ・フィット感や色に関する鋭い感覚よりも、人の心の奥底にある望みを察する能力のほうが重要だと私は考えている(p270)

    ・変化のない楽なことなどこの世にはない。楽なことばかりだったら、人間は体を動かさなくなってしまう。
     チャレンジが大事(p356)

    ・なぜなら、服を上手に着せるということは、誰かを歩けるようにすることや、見えるようにすること、笑わせること
     おいしいシフォンケーキを焼けるようにすることと同じように、最高にステキなことですもの。
     だから、私の仕事に乾杯(p371)

  • 2018.7.20読了のふり返り。

    邦題からハウトゥーものだと思って読み始めたら、おしゃれマダムの自伝でした。でも、90歳を超えてもアドバイザーとして働いてる方。

    もともとのバックボーンが違うのと、ご本人はとても大変だったでしょうから、こちらにはなんの役にもたちませんが、それでもすごいな、ちょっとうらやましいな、と思いました。

    この本も心意気を見習う1冊でした。

  • 自叙伝のようなストーリーだった。
    話がコロコロと変わるので、
    つながりがなく混乱してしまった。

    彼女の生き方は
    理解できないところもあるが
    よくも悪くも昔の外国のストーリーだなぁという印象を持った。

  • 裕福な家庭に育ち、更に裕福な相手と結婚したけれど、空虚な結婚生活に疲れ、高級デパートで働くうちにたくさんの女性に信頼されるパーソナルショッパーとなった女性の自伝。
    面白くはあったのだけど、「昔は人も物も“本物”ばかりだったのにねえー」いうのが強くてちょっと疲れた。
    あと、話があっちこっち行くので少し読みづらい。
    講演などで話しているのを書き起こしたなら仕方ないけど、そうじゃないようなので…。

  • ファッション

  • 多分、車内広告で見かけて。

    ファッションアドバイス的な本だと思っていたので、
    そういう意味では期待外れだった。
    でも、一人の女性の人生の話としては、面白かった。

    結婚したのが金持ちだったとはいえ、
    1940年代、第二次世界大戦後のアメリカの贅沢な暮らしぶりが印象的だった。
    婚約指輪は5カラットのダイヤモンド、
    6週間のハワイでのハネムーン、
    二度と着られることのない贅沢なカクテルドレス、
    毎週末にナイトクラブやレストランへ繰り出し、
    シェフがいて、子守り、週1回の洗濯係、週2回清掃係と、
    とにかく華やかだった。
    といっても幸せだった訳ではない。

    その後、働くなと育てられていた彼女は、
    パーソナルショッパーとしての才能を開花させる。
    しかし、母の葬式の際に「これで本当に自分の人生を始めることはできるわね、ママ」と娘に言われるとは、
    どんな人生なのか。

    夫との破局後の恋人とは週末静かに過ごす生活をしていたのに、
    その恋人の死後、(八十代になっていたのに!)夜遊びをする生活に変わったのには驚いた。

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