挑発的ニッポン革命論 煽動の時代を生き抜け

  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087808261

作品紹介・あらすじ

煽動政治に覆われた世界と、メディアがデマまがいの議論をバラまく日本は地続きだ。日米の社会を知る注目度急上昇中の国際ジャーナリストが、テレビでは伝えきれない「ニッポン革命論」を授ける!

感想・レビュー・書評

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  • なかなかモーリーさんのように俯瞰して的を射た発言ができる人はいませんよね。
    本書もそんなモーリーさん特有の視点で日本の、世界のことが記載されています。

    本書を読み進めるとタイトルが「挑発的ニッポン革命論」なのに、世界情勢的な話が多いと感じます。
    これはモーリーさんがアメリカ人というだけでなく、多くの問題を国内問題として認識してしまう僕たち(メディアの取り上げ方とかそうですよね)に対して、国内だけの問題に思えるようなことも国際的な視点で考え行動する必要があることを伝えたかったのだと思います。
    本当に、どうでもいい不倫問題や煽るだけ煽るコメンテーター、メディアはお腹いっぱいなので意味のある議論をテレビや新聞はしてほしいですね。

  • 筆者の忌憚がなく知的な意見は素晴らしい。日本が緩やかに不安の中で海外の動きに対応できないまま即席ジャーナリズムの悪影響で不毛な自国礼賛に陥る有様や海外の価値観の動きが分かる。Wバロウズ批判も少しありそれも面白い。

  • 海外と日本の両眼からそれぞれの価値観を見つめ直す機会となった。愚民化に対する啓蒙方法の言及が欲しかったのと、BBCの国際的優位性、具体的どのように質が高いと考えるのかについて更に知りたい。

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著者プロフィール

1963年、ニューヨーク生まれ。
アメリカと日本を行き来しながら日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時合格。東京大学を1学期で退学し、ハーバード大学に入学。ハーバードでは電子音楽を専攻し、アナログ・シンセサイザーの世界的な権威であるイワン・チェレプニン氏に師事。1984年に初の著書『よくひとりぼっちだった』(文藝春秋)がベストセラーになった。1988年にハーバード大を卒業した後、日本に渡りラジオパーソナリティーとしての活動を経て、現在は国際ジャーナリスト/DJ/ミュージシャンとして精力的に活動中。近著に『挑発的ニッポン革命論 煽動の時代を生き抜け』(集英社)がある。

「2017年 『「悪くあれ!」窒息ニッポン、自由に生きる思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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