続 岳物語

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 131
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087725698

作品紹介・あらすじ

ご存知、シーナさんちの岳少年。男の自立の季節を迎えている。ローバイしつつ、ひとりうなずく父親シーナ。子と父のやさしい時代が終わり、新しい友情物語が始まる。大好評「岳物語」PART2。

感想・レビュー・書評

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  • 6年生で自分のことをしっかりできるようになっている岳はそこらへんの同学年のやつらとは比べ物にならないだろうと思う。
    中学生の岳がどんな様子なのか気になる!

  • 岳くんが小学生から中学生へ、男への自立に嬉しくもあり寂しい椎名さん。 男の子がオヤジと一緒に遊ぶのは小学校までで中学生になると友達が一番みたいですね。私は30年間小学生にソフトボールの指導をしていますが、二人の息子も汗と涙で真っ黒になってボールを追っていました。大人になった小学生達と3年毎のOB会で酒を飲むのが楽しみです。岳くんも今は立派なおとうになっているでしょうね。

  •  あまりにも夫がハマるので、興味本位でのぞいてみた本。
     文体がうんぬんというより、書いてある内容が濃い!思わず引き込まれて、読んでしまいました。
     前作も読んだ方がいいのかなー。
     というか、今、岳はどんな男性になっているのか、興味あります。

  • 岳物語に続き、男たちの物語が良かったです。
    親と子供の関係は常に変わり続けていくし、子は親が思っているよりも早くずっと遠くへ行ってしまうんだなと思った。

    しかるべきときに、子を信じて見守れる父親になりたいな。

  • 10余年ぶりの再読。前に読んだときには「ふ〜ん、そんなもんか」とさらりと受け流していた一つ一つのエピソードが、今回はずんずん心に沁みた。小学5年せいから中学の入学式までの、シーナさんと岳くん、そして犬ガクの物語。世界中の辺境を旅して、火を焚いて酒を飲んでるゴーカイな男 というイメージのあるシーナさんだけど、こと岳くんに関してはとてもとても繊細な心で持って接しているんだな。男の子が父親を「うっとうしい」と思い始める最初の時をシーナさんは「父親」として、そしてかつての「息子」として通り過ぎる。息子を持つ親として、必読の書だろうな。「さぁ少年、どんどん脱皮していきなさい!」

  • 引き続き、シーナマコトの親バカ世界。
    すてきだ。

  • 前作に引き続きほのぼの。と思いきや若干親離れし始めた岳君に、ちょっとさびしさを感じたり。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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