救命センター カンファレンス・ノート

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 132
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087717716

作品紹介・あらすじ

現役医師が描く、生命と向き合う救命救急医療のリアル!

母親の目の前でマンションの12階から飛び降り、心肺停止状態で搬送されてきた26歳の女性。
足の踏み場もないようなゴミ屋敷から瀕死の状態で運び出された50代の男性。
仏壇のロウソクの火が服に燃え移り、重症のやけどを負った82歳の女性……。
急増する収容要請と高齢化する患者たちに、どこまで医療介入すべきか頭を悩ませる救命救急センター。
災害派遣医療チーム(DMAT)の出場要請、緊迫する新型コロナ対応など、多様化する救命救急の最前線を現役医師が描く。
累計118万部突破の人気シリーズ最新刊!

【著者プロフィール】
浜辺祐一(はまべ・ゆういち)
1957年兵庫県生まれ。東京大学医学部卒業。東大病院救急部を経て国立水戸病院外科に勤務。85年救命救急センター開設と同時に都立墨東病院へ。現在、救命救急センター部長。99年『救命センターからの手紙』で第47回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書に『こちら救命センター』『救命センター当直日誌』『救命センター部長ファイル』『救命センター「カルテの真実」』など。

感想・レビュー・書評

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  • 救命救急センター部長らしく専門的に詳しく説明してるが、素人には難しい。救命センターで救うべ命をどこまで医療提供するか、終わりの見える患者の苦しみを延ばすだけなら、私ならどうするかなぁ、、

  •  救命センターの事がわかり易い文章で、理解しやすく、書かれている。

  • ふむ

  • 火傷の際の熱傷予後指数、年齢+熱傷指数
    80までなら助かる、100を超すと生存率は20パーセント
    高齢者の火傷は命取り
    自宅で見とるはずの男性、認知症の妻が救急車を呼んでしまう
    2019~2021年の雑誌連載
    最終章ではコロナの話も出てくる

  • 母が心肺停止で救急搬送された際 初期対応が適切だったのか疑問を感じていたので とても判断の難しい状況だったんだと納得できた部分もある

    ただ 医療者側と家族側の思いには違いがあり 家族が治療に対して発言できることは少なく 受け止めることしかできない状況に陥る

    結果として 患者や家族のその後の人生を大きく変えてしまう現実を再認識した

  • 救命救急センターは、その地域とか社会の縮図みたい。

  • ド初っぱなから自殺による凄惨な”死体”が運び込まれる。本来このセンターに運び込まれるはずのない患者らしい。自殺現場がそれだけ混乱していたってことなんだろうね。万が一自分が発見系の患者になってもいいように持ち物にはお薬手帳、病歴、家族の連絡先を入れておこうと思った。救命センターの方々の葛藤、救急隊の葛藤・立場など色々みて、それぞれが精一杯やっているのにうまく噛み合わない時って切ないね。呼吸器をつけることを拒否するって、若手さんが思うように自殺一種だと思うんだよなぁ・・。

  • 内容は盛りだくさんだけど、救急科の医療スタッフたちの会話が不快。浜辺医師はドラマの脚本家にでもなったつもり?失言が多すぎて脚本家にはなれないとおもうけど。飛躍するけど、こういう忙しい人たちこそ海外視察とか学びの機会が大事だなと思った。無理ならせめて本とか読んでほしいけど、暇人の私に言われたくないか。でもこの偉そうな文章を読んで、若い人だけでなく、著者のような定年間近の人だって他の職場を見たら役に立つ、と思った。患者の受け入れ数は自慢できると思ってるみたいだけど、救急要請断らないニューヨークの医療現場とかも見たらすごく勉強になると思う。

  • 内容は、こういう現場に詳しくない人にも分かりやすく面白かった。

    章ごとの題名のあとに毎回!?があるのが嫌だった。

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