日の出

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 55
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087711400

作品紹介・あらすじ

明治末、13歳の清作は徴兵から逃れ故郷を飛びだす。一方、清作を曾祖父にもつ現代の女子大生・あさひは、教師を目指し猛勉強中だった…。時代をへだてたふたりの希望の光が、小さく輝きはじめる。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公・清作の波乱万丈の人生は確かに読み応えがあった…けれど、傍流の、いらないなという情報が少し引っかかったなぁ。曾孫とのつながりもイマイチ希薄。

  • 主人公の生き方に深く共感を得、考えさせられる物語である。

    人生において大切なことを幸三郎は言う~~
    【本文より】
     「大切なのは、努力を怠らないまじめさと、どんなときでも冷静な思考を保つ精神力なんだ。」

  • まだまだ続きが読みたい作品です。

  • 清作から曾孫のあさひへと続くファミリーヒストリー。
    もう一人の主役幸三郎は作者の祖父がモデルとか。
    日本と韓国との歴史的問題提起もあっていろいろ考えさせられる。
    何が正しいのか判断出来る教育の大切さを思う。‌

  • H30/7/16

  • 馬橋清作の「徴兵逃れ」から始まる物語。
    さて、行く末は・・
    中山道・大宮公園・浦和・別所沼・調神社・・・物語の終盤で、主人公が出会う人達の中に、奥さまとなられる方も!

  • 清作の徴兵忌避の動機が弱いとか、あさひは祖先のルーツを辿ろうとしたけど結局、清作にはたどり着かなかったとか、現代の在日問題を、清作の時代の日韓併合にまで遡って紐解こうとしていることは理解できるが必ずしも成功しているとは思えないとか、感じるところはあるんだけど、こういう小説、好きだなあ。主人公は、確かに辛い経験もするんだけど、ビルドゥングスロマンというか、周囲のひとたちに見守られ、温かさに支えられて成長していくというストーリーに心がホッとしたし、幸せな気持ちで読み終えた。

  • 大作でした
    時代も
    人物も
    よかった

  • 【本ナビ+1】シンガー・ソングライター 丸山圭子 『日の出』佐川光晴著 日本人の生き方気づかせる - 産経ニュース
    http://www.sankei.com/life/news/180623/lif1806230013-n1.html

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    明治末、13歳の清作は徴兵から逃れ故郷を飛びだす。一方、清作を曾祖父にもつ現代の女子大生・あさひは、教師を目指し猛勉強中だった…。時代をへだてたふたりの希望の光が、小さく輝きはじめる。
    http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-771140-0&mode=1

  • なんか、まだ終わりじゃなかろう という感じです。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ・茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部出身。在学中は恵迪寮で生活し、現在は埼玉県志木市で暮らす。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞。2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞受賞。2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。

「2021年 『満天の花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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