- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087711400
作品紹介・あらすじ
明治末、13歳の清作は徴兵から逃れ故郷を飛びだす。一方、清作を曾祖父にもつ現代の女子大生・あさひは、教師を目指し猛勉強中だった…。時代をへだてたふたりの希望の光が、小さく輝きはじめる。
感想・レビュー・書評
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主人公・清作の波乱万丈の人生は確かに読み応えがあった…けれど、傍流の、いらないなという情報が少し引っかかったなぁ。曾孫とのつながりもイマイチ希薄。
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主人公の生き方に深く共感を得、考えさせられる物語である。
人生において大切なことを幸三郎は言う~~
【本文より】
「大切なのは、努力を怠らないまじめさと、どんなときでも冷静な思考を保つ精神力なんだ。」 -
まだまだ続きが読みたい作品です。
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清作から曾孫のあさひへと続くファミリーヒストリー。
もう一人の主役幸三郎は作者の祖父がモデルとか。
日本と韓国との歴史的問題提起もあっていろいろ考えさせられる。
何が正しいのか判断出来る教育の大切さを思う。 -
H30/7/16
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馬橋清作の「徴兵逃れ」から始まる物語。
さて、行く末は・・
中山道・大宮公園・浦和・別所沼・調神社・・・物語の終盤で、主人公が出会う人達の中に、奥さまとなられる方も! -
清作の徴兵忌避の動機が弱いとか、あさひは祖先のルーツを辿ろうとしたけど結局、清作にはたどり着かなかったとか、現代の在日問題を、清作の時代の日韓併合にまで遡って紐解こうとしていることは理解できるが必ずしも成功しているとは思えないとか、感じるところはあるんだけど、こういう小説、好きだなあ。主人公は、確かに辛い経験もするんだけど、ビルドゥングスロマンというか、周囲のひとたちに見守られ、温かさに支えられて成長していくというストーリーに心がホッとしたし、幸せな気持ちで読み終えた。
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大作でした
時代も
人物も
よかった -
なんか、まだ終わりじゃなかろう という感じです。