- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087607338
作品紹介・あらすじ
亡き妻が遺した、八つの不思議なチャーム。そこに秘められた妻の過去を追ううちに、アーサーは思いも寄らない冒険に乗り出していく……。笑いあり涙ありの、ハートウォーミングな感動作!
感想・レビュー・書評
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妻を亡くした69歳のアーサー。静かな余生?いえいえ決まりきった日課にこだわる退屈な余生にしか見えない。そんな彼が見つけたブレスレット。おや?ちょっぴり波乱の予感。真面目なアーサーがそこかしこに顔を出す。真摯なおじいさまをほっておけない気にさせるのがアーサーゆえなのか。少しずつゆる~くなっていく彼は魅力的にもなってくる。年を重ねた故に出てくる言葉がある。こんな風に生きていくのも楽しそう
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妻を亡くした69歳の男性が過去を知る旅に出る
いろいろと知る必要がないことを知ってしまうのが残念だ。それで救われたのか、私にはわからない。私なら、それより自身の過去を旅したいな。 -
妻の遺品整理をしていると出てきた金のチャームブレスレット、八つのチャームには夫の知らない結婚前の妻の人生が詰まっていて…
妻に先立たれた男やもめの姿がリアルで映画にするとウケるんじゃないかしらね~と思いつつ読みました。
ストーリー自体は割りとサクサクチャームの謎が溶けていくのがうまく行き過ぎのように感じましたが、新たな出会いや土地での体験から次第に妻を亡くした悲しみから立ち上がっていく様子がよく書けていたと思います。