おばちゃまはサーカス・スパイ ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087602753

感想・レビュー・書評

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  • SNSで繋がって下さってる方が紹介してた本ですごく気になったから読んでみた◎ミステリーは普段あまり読まないけど、とーーーってもおもしろく、読み心地も良かった。柳沢さんの訳も良いし、作品や作者の方への愛を感じる訳し方。あとがきまでしっかり堪能して、ラーメンの最後のお汁をすするくらいの勢いだった。シンプルなミステリーってよりは、すーごく入り組んでたし、人間味も感じさせたなぁ。おばちゃまがスパイになったきっかけの、このシリーズの一番最初のお話も読んでみたいなと思った。

  • NYの億万長者ビッドウェルが誘拐され、犯人が五千万ドルの身代金を要求してきた。一方、おばちゃまはコネチカットの自宅の物置に潜む少女ケイディを見つけた。追われているというケイディを乗せたおばちゃまの車を尾行する白いバン。追いつめられたおばちゃまはCIAに助けを求め、サーカス団の中にまぎれ込む。何の関係もなさそうなこのふたつの事件が、やがて一本の糸で結ばれるとは。
    原題:Mrs.Pollifax pursued
    (1995年)

  • さすが、ミセス・ポリファックス、スパイ活動も長くなってくると、
    日常生活に潜む国際問題も嗅ぎ付けてしまうとは。

    CIAをこきつかったり、サーカスにお邪魔したりと、
    いつもと違うパターンで面白かった。
    またサイラスはほったらかしで、ちょっと可哀想。

  • 今回は指令ではなく、おばちゃまからCIAにSOSを入れ、彼女達はサーカス団に紛れ込む。
    更に今回はカーステアーズが自ら動く。
    長いシリーズならではの面白味満載。

    【蔵書・再読・8/21読了】

  • 導入部分のスピード感で一気におばちゃまの世界に入り込みました。カーステアーズが現場に初めて登場。このシリーズは映像化されないのかなあ。

  • 今回はシリーズ初の巻き込まれ型冒険譚だけど、あくまでもおばちゃまは脇役。真の主役カーステアーズがなんだか格好いい。

  • う〜んこの表紙は何を表しているのでしょう?私の西村玲子さんのイラスト表紙は楽しそうなサーカス(移動サーカスなので木馬や観覧車もある!)の前にたたずむおばちゃま。今回はCIAからの依頼ではなく、おばちゃまからCIAにSOSを出し匿ってもらった先がサーカス団だったという辺りからお話が展開。サーカスがCIAの人を隠す隠れ蓑になるなんていいアイディア!ま、その話ともう一つ展開しているCIAの話しがうまくミックスし、最終的におばちゃまはウバンギバというアフリカの国の政権抗争に終止符をうつ話と繋がっていくのです。おばちゃまの善良さに、気持ちが救われる日々です。

  • (メモ:高等部2年のときに読了。)

  • 電車の友?のこのシリーズももう10冊を越えたはずだが、やはり面白い! 今回は原題“Mrs.Polifax Pursued”というように、自宅に潜んでいた少女をかくまったミセスが、よくわからないまま“追われる”はめになり、CIAに助けを求めることに…。その頃、億万長者誘拐事件が引っかかり、調べ始めていたカーステアーズ。一見脈絡のなさそうな二つの事件は、実はつながりを持っていて!?、後はもういつものように見事な展開を楽しめる。好みなんだろうけど、お愉しみ小説の中でもこのミセス・ポリファックスシリーズは特に気持ちよく読めて、気に入っています。

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