おばちゃまはハネムーン ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)
- 集英社 (1992年5月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602111
感想・レビュー・書評
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ミセス・ポリファックスは、退屈しのぎにボランティア精神でスパイ志願した陽気なおばちゃま。それが、任務のたびにCIAの思惑を超える大手柄。今回の指令先はタイで、数か月前に再婚したサイルスとのハネムーンの途中で小包を受け取るだけ。ところがタイに着くやいなや、なんとサイルスが何者かに誘拐されてしまった。愛する夫救出のため、おばちゃまは魔のゴールデン・トライアングルへ向かう……。
原題:Mrs.Pollifax and the Golden Triangle
(1988年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルとは違って、ハネムーンではないような?
とにもかくにも、今回はサイルスがさらわれて大変なことに。
もうちょっと行方不明になっていた友人の話を
ふくらませても良かったような。 -
タイ北部、チェンマイよりも北のジャングルが舞台。タイってこんなにも信仰深く、祖先を大事に思い、自然と共存しながら暮らしている人々がいる国だったんだと認識が変わった。原書は1988年出版。当時のタイ人は軍事政権がずっと続くんだろうと嘆いている。この後いろいろな変化を経て、今のタイがある。北部での暮らしは今どんな様子なんだろう。
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前回の暗い印象からいつものおばちゃまに戻っていて良かった。やっぱり現地の善い人と仲良くなってお互いに認め合う所まで発展してこそのおばちゃまよね。
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今回はタイが舞台。微笑みの国、象の国タイ…ではなくて、北部タイ。紛争地域にまたまた担ぎ込まれてしまうのです。3巻続けてアジアが舞台。おばちゃまは空手やヨガを習っているし、どうも著者のアジア嗜好が垣間見えます。次はどこが舞台だろう?ハネムーンは邦タイトルですね。内容的には取り立ててハネムーンでもないけど、でも確かにおばちゃまが再婚した相手サイルスとの初旅行だから、まぁ正しいのですけどね。
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(メモ:高等部2年のときに読了。)
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ハネムーンでタイに旅行のついでにと、またまた引き受けたのは“ささいな仕事”だったはずが、愛する夫サイルスが誘拐されてしまって…ミセスは、見知らぬ道連れと共にタイの山奥ジャングルを追いかけていく…。それにしても、やはり面白かった!読んで満足のミセス・ポリファックスシリーズ…よく出来ています。登場人物の出会いの味わいも、一見錯綜した筋立てがつながっていく小気味よさもいいです。