おばちゃまは香港スパイ ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)
- 集英社 (1991年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602081
作品紹介・あらすじ
ミセス・ポリファックスは、ひょんなことでCIAに採用されてしまったおばちゃまスパイ。いかにもお人好しのアメリカ人観光客を装って、これまでに数々の国際任務に大手柄をたててきた。そしてまたまた白羽の矢が立って、今回の活躍の場は香港。どうやら大量のダイヤモンドの密輸にからんで、世界中で起きている殺人事件の鍵が香港にあるらしい…。
感想・レビュー・書評
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ミセス・ポリファックスは、ひょんなことでCIAに採用されてしまったおばちゃまスパイ。いかにもお人好しのアメリカ人観光客を装って、これまでに数々の国際任務に大手柄をたててきた。そしてまたまた白羽の矢が立って、今回の活躍の場は香港。どうやら大量のダイヤモンドの密輸にからんで、世界中で起きている殺人事件の鍵が香港にあるらしい……。
原題:Mrs.Pollifax and the Hong Kong Buddha
(1985年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前回のシルクロードで知り合った青年がピンチかもしれないと連絡を受け香港に飛ぶおばちゃま。途中で知り合った人探しのためにやってきた霊能者と、香港で再開した旧知の人物。すべてが一つの事件につながっていく。
単純な確認任務のはずが、とうとう香港をゆるがす大事件に発展。
途中でやってきたおばちゃまの夫のサイルスも大活躍して、波乱万丈のものがたりになっている。
最後はハッピーエンドとわかっていても、面白くてぐいぐい読まされてしまうあたり、やはり作者の筆力だろう。 -
だいぶこのシリーズも読み進んできたので、
「彼は娘のリサにと一緒に旅行していた。ミセス・ポリファックスは暗殺者を捜しているところだった」という一文でも笑える。
しかし、ミセス・ポリファックス、結婚して落ち着く――とは思っていなかったが、
夫の留守中に冒険――じゃなくて、諜報活動に出かけてしまうとは。
しかも、大変痛い目に遭ってしまうし。
夫、サイルスも非合法活動に足を踏み入れてしまい、なかなか大変なことになってきた。 -
無線が重要視されているところに時代を感じて面白かった。もっとおばちゃまに香港をあちこち歩いてほしかった。
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昔読んでいたシリーズ。
十何年かぶりに?ひっぱりだして読んでみました。
相変わらずおもしろかったです。
テンポよく進んでいくストリーと、ミセス・ポリファックスの人の良さ、冒険心、好奇心。
いいですね~。シリーズのほかのものも再読しなくては・・・。 -
今までと違って何となく重たく何処か陰鬱な雰囲気が付きまとう話で今ひとつだった。今までで最大のピンチだったというのもあるし、エンディングまである登場人物の死を引きずっているというのもあるし、シリーズの売りである異国描写も任務先で出会う人間の成長の物語も特にないというのもあるかもしれない。そしてスパイとして最大の売りであるその人柄を持って周囲を巻き込み、その人たちの助けによってピンチを脱出するというシリーズの定法ではなく、愛しの王子様の活躍で勝手に事件が解決しているというのも今ひとつな理由。
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シリーズ7巻目。香港が舞台。おばちゃまは相変わらず礼儀正しく品のいい無邪気なアメリカ人観光客を装いつつスパイに。さすがに7作目ともなると、おばちゃまもただ拉致されるだけではなく、拷問も受けて背中から血を流すことも。でも最後はきっちり事件も解決…っておばちゃまはスパイ(といっても今回も単なる運び屋)なだけなのに、必ず事件も引き寄せて解決してしまうのでした。面白かった。
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高校生から何度も読み返しているシリーズだけどいつ読んでもドキドキ面白い!
シリーズの中でもいったことのある国だけにイメージがわきやすく面白かった -
(メモ:高等部2年のときに読了。)
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めでたく再婚した相手を残し、香港に発ったミセスであったが、毎度のこととはいえ彼女自身がとんでもない事態に…。結局、ミセスの窮地を救ったのは愛するサイルスのアイデア。よかったよかった…。それにしても、電車に乗っている間、往復で、一気に読んでしまった(おかげで目的地にあっというまについた感じでした)。これまた毎度のこととはいえ、ミセスと人とのつながりがいいし、飽きない。このシリーズ、何冊目だっけ…ちょうど7冊目か、ということは、あと7冊はあるんだ〜♪