三四郎 (集英社文庫 な 19-2)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520088

感想・レビュー・書評

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  • 大学生の時挫折したけど、難無く最後まで読めるようになっててまずそこに満足!

    上京した時に世界が2つあるような感覚など、
    明治時代から変わらないんだなと思い感慨深かった。

    ただし、多分ここの会話文大事なとこだよな、みたいな箇所の意味が全然わからなかったりした。難しい。

  • 明治時代の大学生の生活と恋愛を描いた作品。
    明治という時代を反映しつつも、大学生のあり様の普遍性をも感じる作品でした。

  • 司馬遼太郎さん曰く、夏目漱石は日本の文章を創った作家。それまでの漢文調から、ラブレターや環境問題も語れる文章日本語を創り上げたとのこと。そう考えながら読むと趣深い。当時からするとラノベ的な本だったかも!?
    題名は知っているけど読んだことのない本を読もうシリーズ。

  • うーん。
    わたしはこころのが好きでした。読めないことはないけど
    昔のれんあいってこんな感じだったのかな。

  • 坊ちゃん、こころ、三四郎は僕のお気に入りです。

  • 高校時代からの愛読書。東京帝国大学に通うために上京した小川三四郎は、混沌とした東京という世界に狼狽する。そして三四郎は、自分に三つの世界が出来たことに気づき、どの世界に対しても責任を持って応えていく。書物を愛し、学問を愛し、その誠実さゆえ恋に対して不器用な三四郎のひたむきな青春の日々を辿ります。彼の思い悩むその姿は、まさに「stray sheep」…現在の東京大学には「三四郎池」という異名を持つ池もあるそうです。大学生は是非ご一読を!

  • 「自然を翻訳するとみんな人間に化けてしまうから面白い。人格上の言葉に翻訳することのできない輩には、自然が毫も人格上の感化を与えていない。」

  • 田舎から上京してきた気弱な三四郎と在京人たちの都会的な立ち振る舞いの対比がすごく印象的だった。
    迷羊。迷羊。

  • 前期三部作、溢れ出るインテリジェンス。革新的で世俗的でありながら文章の洗練度がおそろしく高い。
    気になるのは、この新しい時代(明治後期)における三度の触穢。切迫した女性は轢死(しかも解放を望むかのような自殺)し、東京の下町が赤々と燃えて炎は空を照らし、無垢な子どもは美しい葬列で弔われる。…嫁いだ美禰子の幸せが見えない。泣

  • 川端康成でもなく、三島由紀夫でもなく。やっぱり日本人にとって最も著名な作家だけはありました。読んだ感想は、しつこくなくあっさりしていない。奥が深い。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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