- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087463064
感想・レビュー・書評
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オテルの設定だけでも興味をそそられる。
眠りについての持論もハッとさせられる。
加えて私生活は特殊で、ここでも引き込まれる。
絵本のような柔らかな文章で、内容は個性的。
不思議な感覚になるお話だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙を見る限りのんびりとしたお話なのかと思いきや
とんでもない波瀾万丈が起こっていた
あっという間に読み終えるほど続きが気になり引き込まれる
テレビ東京系ドラマ24でやってそうな物語でした、むしろやってほしい!!
主演は永野芽郁ちゃんがいいな
でも読み終えた日の夜悪夢みたの解せない -
地下13階まである地下ホテル「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」は一見さんお断りの会員制ビジネスホテルで、良質な睡眠のみを提供している。そこに就職した主人公のお話。
不思議なホテルは夢を見ているようで、逆に主人公は物凄く現実を生きていて、現実と非現実が混じり合ってとても面白かった。このホテルで良質な睡眠を取ってみたいものだ。 -
”音楽で耳を塞がれていると安心する。音だけの世界は静かなのだ”
20代で私もこの経験をした。
爆音で音楽を聞いていたかったのは、静かな世界にいたかったからだ。
外の世界と切り離した場所へ行きたかったからだ。
うっすら気付いていたはずだけど、はっきり気付くのに随分時間がかかった。
”人は暗闇の中では熟睡できません。かえって興奮するのです”
この小説はゆーるりと眠気を誘ってくれる。
退屈で眠くなるのではない、眠りに誘ってくれるのだ。 -
雰囲気が好き。
希理の回想が辛い。けど全体的にゆるく流れていく様な感じであまり気にならない。
何気ない会話が面白かった。
お客様を想って一生懸命働く希理を見て自分も接客頑張ろうと思った。