すべてのいのちが愛おしい 生命科学者から孫へのメッセージ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461299

作品紹介・あらすじ

「里菜ちゃんへ 今日も元気ですか?あなたは、虫の気持ちになったことがありますか?」生命科学者・柳澤桂子が、愛について、いのちの始まりについて、宇宙の誕生について、死や性について、詩情豊かな言葉で孫に語りかける。「自然の不思議」に驚く力、感受性がなければ科学する心は育たない。これは「孫への手紙」という形をとりつつ、すべての人々に送るメッセージである。

感想・レビュー・書評

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  • 「私たちをつくっている細胞や、食べ物や、そのほかのすべてのものも、地球上にあるほかのものはみんな、ほかの星がこわれるときに地球に降りそそいだ原子からできています。私たちはお星様のかけらであり、お星様のかけらを食べて、お星様のかけらを着て生きています。」

    大好きな文章です。

  • 肩で息しながら、なんとかその日を終わらせる毎日。 太古の昔のそのまた昔から、いのちは奇蹟の連続。自分の今も奇蹟。自分をもっと丁寧に大事にしよう。 いつか、こんな風に、静かで優しい物知り博士のおばあちゃんになりたい。

  • とても興味深かった。
    生命の不思議が孫娘に解るように易しく、手紙形式で書かれている。
    図書館で借りたけど、自分用に欲しくなった。

  • 某所読書会課題図書: 理科系の重要事項を子供に語るスタイルで分かりやすく解き明かしている好著だ.生物の進化の過程を説明している部分が面白かった.自然選択と突然変異が今の世界から見ると、非常に巧みに出現していることを見ると、何かしら得体の知れない何かが支配しているようにも感じた.このおばあちゃんのように理科の先生がお話ししてくれると、この分野にほれ込む生徒が増えるのではないかと思った.

  • お母さんが生まれた時から、お腹の中にあなたのもとはあったんですよ。という語りかけ。
    生殖医療の書き方が上手いです。
    本当にこういう手紙くれるおばあちゃんいたらすごいなぁ。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 語り口が優しく、一見難解な事象もスラスラと理解できるような表現になっている。 
    宇宙や、生命の成り立ちが自然に入ってくる。望遠鏡や顕微鏡が欲しくなる。

  • 請求記号 460/Y 53

  • 良い。地球、宇宙、生き物。
    生き物は、みんな、好きです。
    たぶん、生きるのが好きやからなのだよなあ、と思う。

  • すべてのいのちが愛おしい―生命科学者から孫へのメッセージ (集英社文庫)

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著者プロフィール

柳澤 桂子(やなぎさわ けいこ)
1938年、東京都生まれ。お茶の水女子大学卒業。コロンビア大学大学院修了。Ph.D.(遺伝子専攻)。お茶の水大学名誉博士。生命科学者,サイエンス・ライター。著書に『脳が考える脳』『遺伝子医療への警鐘』『生と死が創るもの』『いのちの始まりと終わりに』『患者の孤独 心の通う医師を求めて』『生命の秘密』『われわれはなぜ死ぬのか』など多数。



「2022年 『リズムの生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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