浮雲心霊奇譚 赤眼の理 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 520
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455663

作品紹介・あらすじ

時は江戸。絵師を目指す八十八は、姉の憑き物落としを依頼したのがきっかけで、死者の魂が見えるという破天荒な男・浮雲と共に数々の事件に関わっていく──。『心霊探偵八雲』のルーツがここに!

感想・レビュー・書評

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  • 短編小説であり、あまり難しい時代背景も出てこないので、時代小説が苦手な私でも怪現象の謎解きに集中して読む事ができ楽しめました。
    近代化してない時代設定だからこその暗さや怖さがなんか良いなー。
    最初はあまり好きではなかった主人公ですが、話しが進むうちにちらりちらりと見せる人間性に惹かれてます。
    主人公の過去も気になるので続編も読みたいと思っています。

  • 心霊探偵八雲からの新シリーズ!!
    浮雲さんかっこいいし、伊織ちゃんは芯が通ってて素敵なのに…。今のところ八十八が好きになれない。これから成長していくのかな?
    浮雲と狩野遊山との関係、これから何を仕掛けられていくのかが気になる

  • 心霊探偵八雲シリーズを全て読み終え、神永先生の作品を他読んで行こうと思って手に取ったのが今回の本でした。

    心霊探偵八雲を読み終わってすぐ読み始めたのですが、眼の色、主人公がどこか人を寄せ付けないところから始まり、因縁の相手がいるようなところまで、凄く八雲が江戸にやってきた?と思わせるような感じでした。
    人間関係は、各章ごとに繋がっていますが、凄く読むのも軽く読め、あっという間に読み切りました。
    これもシリーズ物なので、次読んでいこうと思います。

  • 著者隻眼好きだなあ。こだわりはいいけど、とらわれてないか?

  • 初読み作家さん。私がいつも読んでる作家さんとはまた違った文体。スッと読める感じで、時代小説としても面白かった!
    作家さん本人が剣術を学んだなんて。

    見えるてるものが全てじゃないって、そうだなって思った。

    なんだかんだ情に厚い浮雲さん良きです。

  • 八雲シリーズの江戸時代バージョン。
    ラノベ好きには読み易く面白い。

  • ずっと気になっていた作品で、とうとう手を出してしまいました…。そして、予想通り面白かったです。
    江戸時代のお話で、しかも幕末のお話だなんて…設定からもう好きになる要素しかないです。

    八雲はカラコンでしたが、「浮雲は赤い布なんだなぁ」とか。八雲はそこまで笑わなかったり、人と関わらないようにしてたけど、「浮雲は違うなぁ」とか。その違いがわかるのも楽しかったです。( 違う人間だから当たり前なんですけどね… )逆に同じところもあって、それもまた楽しいです。

    幽霊はもちろんのこと、時代設定が存分に活かされていて『花街』や『武家と町人の身分差』などなど…そんなのこれから楽しくなるの決定じゃないですか…!
    あと、剣術( ? )が思ったよりも出てくるので、戦闘シーン( ? )もそこそこあります。
    なので、幽霊の描写怖い! → 頑張れ少年 → 戦ってる!すごい!ワクワクする! → 色々思うところはあれど解決!と思うことがコロコロ変わって、楽しいです。

    今作は色々な形の愛のお話でした。子を思うは母強しですね…。恋愛であっても相手を思う気持ちが強いのにもびっくりでした。殺されてもまだ好きなのは本当に。ただ、睨んではいなかったっけ…?と不思議な気持ちにもなりました。

    続きもあるので、このまま読もうと思います!

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  • #読了 #神永学 #浮雲心霊奇譚 #集英社文庫

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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