風招きの空士 天神外伝 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455069

作品紹介・あらすじ

航空自衛隊でファイターパイロットの仮想敵として恐れられた浜名が異動を言い渡された先は、ブルーインパルスだった。ある者は魅せるため、ある者は救うため、ある者は教えるため、それぞれの空を飛ぶ!

感想・レビュー・書評

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  • 天神シリーズのスピンオフ。
    陸のライバル浜名、同期の菜緒、教官の大松が主人公で陸の出番は無し。
    大松の元同僚が嫌な奴だった~、実際にいたら一緒に仕事したくないわ、悪気はないのならともかく、悪気があってやっているんだからたちが悪い。

  • 「外伝」なので陸や速はお休み。チョイ寂しい。浜名は最後少し丸くなったけど、でも橋太とは関係改善することもなく、なんかなぁ。マサさんは病気のことを知って呼び寄せたのか?菜緒みたいな女性自衛官がこれから増えるんだろうなぁ。「家族」の救難隊チーム、ほっとする。大松さん、教官として辛い時もありますよね。思いを聞けて良かった。

  • 表紙の三人が主役のお話し(^o^)♪本編も良かったけれど、気になる人のそれぞれのその後が書かれていて満足(*^▽^*)特にダイアンの自衛隊と海保の合同訓練はゾクゾクした(^o^;)

  • 航空自衛隊の戦闘機パイロット養成物語「天神」シリーズ(3冊)のスピンオフ。脇役だった人たち3人の話。それぞれにいろんな考え方や使命感、信念を持って仕事している様子がよく描かれていると思った。スピンオフだし、主人公の同期の女性についてはちょっと不思議な心情などもちらっと書かれているから、そういう面を掘り下げる別のスピンオフも面白そうだけどな。

  • 今回は坂上陸ではなく、浜名、大安、大松をそれぞれの主役に据えた短編集。

    一番良かったけど、先の展開を考えると一番不安になったのは、やはり作中随一に個性を放つ浜名の話。

    一匹狼の浜名が協調性を重視するブルーに転属。予想通り衝突しまくりだけど、最終的には少しだけ丸くなった模様。

    うーむ、この先陸とバチバチに争ってほしかった身としてはちょっと残念な変化。よりいっそう尖った人になっての本編での再登場を願いたく。

    浜名の話が濃かったためか、大安と大松の話はやや薄味感。特に大松の話は、今後の展開前の復習的な内容に感じられました。

    概ね満足ですが、やはり本編への期待感には敵わないと感じます。早く陸が主役の続きを読ませてほしいっす。

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著者プロフィール

1953年東京都生まれ。東京大学教授、全国「九条の会」事務局長。主な著書に、『ことばの力 平和の力――近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ 小森陽一対談集』(シネ・フロント社)、『あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル』(新日本出版社)など。

「2018年 『手塚マンガで憲法九条を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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