激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山~静岡415km (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087454703

作品紹介・あらすじ

人は、なぜ走るのか。賞金賞品はナシ。富山湾から日本アルプスを縦断し、駿河湾までの415kmを8日以内で走る、日本一過酷な山岳レースに密着。選手やカメラマンたちのスペシャル対談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 映像は複数回観ていたのでレース展開も結果も知った上で読んだが、尺の都合でカットされた場面や活字ならではの描写により、大会の全容が補完され深みが増した。
    トレランをしてると100mileレース完走が大きな目標/指標になるが、TJARはその延長となる人もいるけど、出てみたいとは簡単に口に出せないくらい別格・別次元な大会。
    書籍でも、読み終わった後、自分も少し頑張ろう(もう一踏ん張りするか!)という気になった。

  • 富山湾から日本アルプスを縦断し、駿河湾までの415㎞を8日以内に走り切るという日本一過酷な山岳レースを取材したノンフィクション。NHKスペシャル取材班が番組制作のために徹底密着取材をした記録を元に書き起こしたようだ。

    レースの過酷さ、厳しいルールと選考会。並のレースとは次元が違う。常人には無理と解っていながらも、このレースに参加している選手たちを羨ましく思う。男の冒険心をいたく擽る、そんなノンフィクション。

    2012年のトランスジャパンアルプスレースに挑んだのは平均年齢40歳の28名の命知らずの精鋭28名だった…

    2016年9月にNHK BSプレミアムで、2016年の大会の様子を放送するようだ。

  • 2016/8/20 Amazonより届く。
    2018/1/18〜1/28

    いやいや、1週間かけて富山湾から、静岡市の海岸まで、北・中央・南アルプスを駆け抜ける何ともすごい選手たちである。なぜ、そこまでして走るのか。これはやってみないと分からないだろうし、また人それぞれ違うので、答えは無限にあるのだろう。登るだけでも大変なのに。また、それをテレビ番組に仕立て上げる凄さ。NHKならでは、であろう。もう、歳なので無理だろうが、今20代なら目指していただろうか...いや、無理だろうなぁ。選手、取材陣に脱帽。保存してある番組をもう一度見直そう。

  • TJAR 2012年のNHKスペシャルの単行本化
    NHKで見たときには衝撃を受けた、日本一過酷なレース
    確か、これを見てトレランしたくなった様な記憶がある。
    先日、2018年は再放送してたので改めて見直したが、2012年のもぜひ再放送してほしいと思う。

  • 文庫版、最後だけ対談見たいのがあったのが本版との違いか

  • 壮絶の一言。富山→静岡のSea to sea.
    ただいつか出てみたいという気持ちもチラリ。
    映像も見てみたい。

  • 食料軽量化、カロリーメイトを基準にする。
    アベベの足裏はやわらかかった。
    足裏のケア。靴下を干す。
    階段倶楽部。60階を3往復。
    夜の山の訓練。

  • 読んでいて何度も目がうるうるし感動した。映像も観たいと思う。

  • トランスジャパンアルプスレースTJAR 415㎞平均年齢は40歳 徹底した自己責任での挑戦 遺書さえ書いて臨んでもらいたいくらいです ウエアのタグをカットする ビタミンが体中に染み込んでいく 次にどんなフレーズが出てきて、何がどうなるのか、すべて暗記していた。 槍ヶ岳山荘 JR中央線薮原駅 木曽駒ケ岳 雷鳴が轟き 撮影クルー 梓湖 奈川渡ダム 上高地 河童橋 チームうれしの嬉野すり〜☆高地肺水腫すなわち高山病 呼吸筋 酸素の薄い環境 軒下 シュラフ 市野瀬 静岡県静岡市の山奥にある井川の集落 クリーミーなチーズのような味のする蜂 エチオピアのアベベ・ビキラ 曖昧模糊とした感情的な不安 望月 阪田 小野 幻覚を惹起じゃっきする 茶臼岳 山を走ることは「生きている証」に他ならなかった。 熊本県人吉市 カメ派筆頭 多摩川大橋 せんげん浅間神社 確かに一歩間違えたら死ぬこともあります。命に関わる場面も当然あるんですが、それ以上に自分の身一つで、とんでもない遠くへ、山を越えて色々な景色を見ながら走り続けるというのは、とても楽しいです。 「レースよりも旅」 壮大な旅ロマン 年齢的な衰えは言い訳にならないと思います。それに勝る精神力や技術や経験値を強さに帰ることが出来るスポーツだと思います。立ち止まっちゃうと進めないので、挑戦し続けたいという気持ちもあります。 自分の限界に挑戦する 自分が生きているって感じられる嬉しさの部分 その感覚が薄れて 5日以内にゴール 富山県魚津市のミラージュランドそばの海岸 その表情に確固たる精悍さが宿っている様を見て トークでも予定調和を排した軽妙な語り口で岩崎に絡み、場に独特の愉快なリズム、一体感を創り上げていた。 にゅうわ柔和な姿勢を崩さない岩崎の重い決断 駿河の山天狗 2015年2月の東京マラソンで18.1kgの荷物を背負って42.195㎞を走り抜く企画に挑戦 ギネス記録の3時間6分16秒 ビバークが出来る装備 ツェルトデポしてはならない 「自己責任の法則」 駒ヶ根と市野瀬の間にある中沢峠 阪田ハセツネカップ5位 富士登山競走 ういろう 茶臼岳 井川 静岡市消防局 山岳救助隊 開発したルート GPS おんたけウルトラトレイル ワンダーフォーゲル部 スリルの中に身を置く 石碑 剱岳の論 チョ・オユー 早月尾根 雪渓の上を軽やかに伝った望月 新田次郎『剱岳点の記』裾野は広がってきている 立山の雄山 瀟洒な彩りの花々が群生 薬師岳 無尽蔵のスタミナを誇り 容易く 山岳信仰 北アルプスは完全にアウェイだ 至難の業 標高3000メートルでは空気中の酸素の濃さは平地の3分の2になる 稜線 ハンガーノック グリセミック指数 インスリンショック低血糖状態 なでしこジャパン 石田さん、基本的にノーって言わないんで。なんか面白そうだったらすぐ乗っかってくるんで。誰か倒れるまでやりますよ、我々は。 低予算での国内旅行が趣味 「なんでもやってみよう精神」が発露 大山登山マラソン 全国のスイーツやB級グルメを食べ歩く 三重県いなべ市 ジップロックの袋に入れた塩辛い味のするナッツ類やバナナチップ ペルセウス座流星群 槍ヶ岳山荘の焼きたてクロワッサン 西鎌尾根 ブロッケン現象 小田急線・愛甲石田駅構内の喫茶店 滔々と 惚れ惚れ レース・マネジメント理論を開陳 寝ることで成長ホルモンが分泌 三時間の睡眠摂取が不可欠 食べるために走っている 特攻 日本アルプスの雄大な景色 黒部五郎小舎しょうしゃ 荒涼とした場所 自分の内面を試される発表会 多少の雨風は旅のアクセントにすぎない 上高地 低体温症 袈裟風 洒脱なボケ 花崗岩 群馬県みなかみ町 小野は横浜税関の職員として働いている 初動負荷トレーニング 新田次郎『孤高の人』 俯瞰 木祖村 ぱねえっす10キロ近い重さのマフラー コンセプト バカバカしさ 火事場の馬鹿力 えいっ 3割ほどその数値が増す 応援力 緩慢 相手との心地よい距離感 トライ&エラー 汐留階段クラブ 粋 眼筋麻痺 幻覚症状 荷揚げ 兎岳 静岡市内にある工業高校 自動車整備工場 新聞配達 茨城県土浦市 百間洞 椎茸 故郷の井川 口阪本温泉 訥々 奈良の生駒市役所 侃侃諤諤 大化改新 斡旋 日雇い仕事 岐阜県土岐市 畑灘の関門 ディアライン 川魚の生態 甲状腺癌 ストック 髑髏 ミスター・ボーダーライン、ここにあり。 いい大人の根性試し 宮崎は普段は三重県四日市市市役所で働く公務員だ 絶対海を見る‼︎ ドレッドヘアを断髪 大西 大浜海岸 愛犬プリン 妻が精神面でも金銭面でも支えとなった 新しい一歩を踏み出すきっかけ 小畑 日本の地形を全部制覇した 快活に笑った 感嘆の声をあげる え…ボロボロ 鼬 貂 岩崎の住む大阪府東大阪市 高専 「大会としては終わっても、レース自体はまだ自分の中では続いている。自分にとって困難だと思えることに挑戦してそれを乗り越えれば、何かそこから得られるものがあるんじゃないかって」 立山の主峰「雄山」 メモリアルな意味合い ルビコン川 比良山系を縦走 日本映画の専門チャンネル 50歳までにエベレスト 伊勢の森トレイルランニングレース 食わず嫌い Facebook 国道1号線 赤福 磐田でノロウイルス 賞金も賞品もないレースだからこそ 修験者 信仰 千日回峰行 比叡山延暦寺 打ち克つ 山に対する信仰の現代版イコン ボーン・トゥ・ラン 「人が走るのは、状況が最悪に思えるときだ」 打開策 根源的な営為えいい

  • 先日NHKBSでやってた2016年のレースの様子の番組を見た。最初の人がゴールしてから以降番組終わるまで涙が止まらなかった。 そして感動よ再びと思ってこの本を買って読み始めた。なんか様子がおかしいなと思ったら2012年のレースのレポートだった。
    まだ読み始めたばかりだというのにすでに涙腺は緩み始めている。

    読み終わった。

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著者プロフィール

長年「ひきこもり」をテーマに取材を続けてきたメンバーを中心とする、全国で広がる「ひきこもり死」の実態を調査・取材するプロジェクトチーム。2020年11月に放送されたNHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」の制作およびドラマ「こもりびと」の取材を担当。中高年ひきこもりの実像を伝え、大きな反響を呼んだ。

「2021年 『NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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