- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087450286
作品紹介・あらすじ
神崎彰司が働く保健所に、母犬と生まれたばかりの子犬が収容された。母犬は近寄る人間たちに激しく吠え、必死にわが子を守っている。彰司の娘・里美は、そんな母犬に亡くなった自分の母の姿を重ね、助けてあげてほしいと懇願する。だが、収容期間はたったの7日間。彰司の奮闘もむなしく、母子犬の"命の期限"は刻一刻と近づいていた-。実話をもとにした感動の映画を、監督自らがノベライズ。
感想・レビュー・書評
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いろいろと想像の範疇で終わる物語でした。
物語の展開としては大きな波や小さな波があるのですが、すでにどこかでみたような既視感のある展開なので、大きな衝撃などはないのですが、
保健所の職員さんの仕事ぶりや葛藤が覗けてよかったです。
最初にひまわりを飼っていたおじいさんが老人ホームに入る際に「次の飼い主のもとで幸せになれよ」と言いながら次の飼い主を見つけることもなくポイっと無責任にそのまま離れたところは、ツッコまずにいられませんでした(笑)
おじいさんまだ認知能力しっかりしてるんだから次の飼い主を見つけてから老人ホーム入れよ、と思わずにはいられません(笑)
全てはそういった人間の無責任さから家族と住む場所を失った可哀想な動物が、生まれるのだと思います。
結局人間の自分勝手さに振り回される動物が1番かわいそう。
動物と心を通わせるのも大事ですが、
まずは生き物を飼うという責任と
飼ったからには最後まで見届けるという決意を持つことが飼い主にとって、必須でありかつ必要最低限のことだと思いました。
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心暖まるお話。
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実話をもとにした映画を小説化したもの。
助かった命があって良かった反面、こうして今も毎日何の罪もない命が殺処分されている。
保健所は殺処分する場所ではなく、他国のように綺麗に整備して里親を探す場所になってほしいと心から思う。
ひまわりやその子供たちは、助かって本当に良かったね。
ただ、みんな平等のいのち。みんなが助かってほしい。 -
実話の映画を監督が小説化。
すべてがうまくまとまりすぎている感もあるが、最後の犬との心の交流には心動かされた。 -
2013.7.5
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映画を見たがないので。すごくよかった。笑えるし泣けるし。五点満点だ。堺雅人がよかったのはいうまでもないけどオードリーの春日じゃない方もダメ男ぶりがよかった!犬の処分はできればなければいいけど野犬とか困るししょうがないのかな。誰かがやらないといけない。子供は最初は理解できなくてお父さんなんか嫌いといっていたけど最後は理解してもらえてよかったと思う。私は野犬が犬を産んでいたのを見たことあるけど保健所に連れていかれたのは幼心に悲しかったのを覚えてる。議員の力って大きいなって思ったりもした。議員の人にも色々と現場を勉強してもらって世の中がよくなればいいなと思う。最後のソナーポケットの曲もいいなと思った。面白いし社会性もあってとてもよかった。
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タイトルからは楽しい、明るいイメージを勝手に想像してたけど、中身は違った。
電車の中で読んでいて思わず泣きそうになった‥笑。 -
カフェで読んでいたのに途中から涙が止まらなくて大変だった。笑
ところどころにうるっとくるシーンがあるので、涙もろい人は家で読んだ方がいいかも。