浮雲心霊奇譚 血縁の理 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087443608

作品紹介・あらすじ

赤眼の憑きもの落とし・浮雲。絵師の卵・八十八。
江戸を震撼させる怪異がふたりを襲う――。
680万部超の大ヒットシリーズ『心霊探偵八雲』のルーツを描く、幕末ミステリー。


〈全3編収録〉

小間物屋のせがれが、夜な夜な怨霊を祀る神社へ通っている。相談を受けた浮雲は、別の心霊事件との接点を見出し…… ――〈御霊の理〉

想い人の伊織が武家へ嫁ぐことになり、複雑な思いを抱く八十八。さらに伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになる。 ――〈コトリの理〉

遊女を襲い、その血で絵を描こうとしたという絵師。常軌を逸した男が次に狙うのは!? ――〈血縁の理〉



【著者略歴】
神永 学(かみなが・まなぶ)
1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒。
2003年『赤い隻眼』を自費出版。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で2004年プロデビュー。
代表作「心霊探偵八雲」をはじめ、「天命探偵」「怪盗探偵山猫」「確率捜査官 御子柴岳人」「浮雲心霊奇譚」「殺生伝」「革命のリベリオン」などシリーズ作品を多数展開。
他に『イノセントブルー 記憶の旅人』『コンダクター』『悪魔と呼ばれた男』『ガラスの城壁』がある。

感想・レビュー・書評

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  • 気がついたら6作目、面白すぎてすぐに終わっちゃいました。本当に面白すぎました。

    八雲の出自が分かりましたが、過去はまだまだなので気になります。まぁ前巻で匂わされていましたが、やっぱり皇族の血筋なのですね。
    それにしても、蘆屋道雪が従姉妹なのにはびっくりしました。てことは浮雲は皇族と陰陽師一族のハイブリッド…?なんて考えたり。

    近藤さんの強さは見れましたが、今回は思ったより試衛館組が活躍しませんでした。どちらかと言うと、八十八と伊織の恋に決着が着いたり、八十八と浮雲の関係が少し変化したり…。八十八が次巻から出ないのは寂しいですが、恋に決着が着いたのは嬉しいです。伊織ちゃん身分捨ててもいいって言えるくらいのいい子で、家族もそれを提案するいい人過ぎました。

    『コトリの理』にコトリバコが出てきて、「都市伝説じゃん!」って思わず叫んでしまいました。

    次の巻からは新章に突入するそうなので、暫くは八雲読んでようかなと思います。

  • 御霊の理/コトリの理/血縁の理

    八十八と伊織はうまく行くのか??

    伊織を助けに八十八と部屋に入り、郁治郎に手が届きそうに近づいた新太郎のその後は??

  • よかったよかった八十八さん
    しかし、まさか・・・とは思いもせんなんだ
    これからの展開が楽しみだ!!

  • 八、良かったな!そして、先が気になる!

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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