- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087440393
感想・レビュー・書評
-
アメリカの根底にある病巣を映画から読み取る怪作。
これはアメリカに限らずどこの国にもあるマイノリティへの差別の話。
ディズニー、KKK,レーガン、などなど空恐ろしい感情に囚われる。
過渡期と感じる現代だから読む価値があるのかもしれない。
現実と映画が混同するのには少し困ったが…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほとんど見たことのない映画が導入となるので、最初は気後れしましたが、大変興味深く読みました。氏の分かりやすい解説は、本題の前提についても噛み砕いてくれており、「聞いたことはある」程度だった単語たちが有機的に結びついていく快感がありました。知的好奇心を刺激する良著かと思います。
-
見たい映画がいっぱいだ
-
古今の映画に見え隠れするアメリカという国の裏事情。気付けばいっそう面白くなる危険な映画評論。
誰がリーダーになっても、国家とは危険又は偏った思想を持つ組織である。その時代の空気を読み取った者がトップに選ばれるに過ぎない。映画は時代を写す鏡であり、その先の道標と成りうる芸術である。本質を見抜く町山氏の慧眼にはいつも感服する。 -
イノセンス信仰はどこの国にもあるけど、政治に利用できちゃう辺り