- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087208122
作品紹介・あらすじ
世界的動物写真家・岩合光昭。なぜ彼には「決定的瞬間」が撮れるのか。世界中の人々を魅了してやまない数多くの写真と共に40年以上に渡るこれまでの撮影を振り返り、舞台裏と野生動物への想いを綴る。
感想・レビュー・書評
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はっ と 胸を突かれる
という言葉が ぴったりの
岩合光昭さんの
野生動物の写真エッセイ
「写真」が素晴らしいのは
いうまでもありませんが
「文章」が また素晴らしい
その現場にいた人しか撮れない
唯一無二の 一枚一枚の写真
もし、被写体になっている
各々の「野生動物」たちが
言葉をもっていたら
きっと この人間(岩合さん)のことを
同じように 語るのだろうなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カメラマン、より、野生動物、に焦点が当たっている印象。
これを参考にペットが撮れるわけではないと思うけど、動物に対峙するときの、不変の心構えが繰り返し語られていてその徹底ぶりが岩合さんを動物写真家たらしめているのかなぁ、と思う。
素晴らしい一枚の写真に至るまでの様子が垣間見える、まさに岩合さんにしか書けないエッセイ。 -
「世界的動物写真家・岩合光昭。なぜ彼には「決定的瞬間」が撮れるのか。世界中の人々を魅了してやまない数多くの写真と共に40年以上に渡るこれまでの撮影を振り返り、舞台裏と野生動物への想いを綴る。」
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岩合さんが動物に対してどのように考えているのか、動物たちとどのように向き合っているのかを知れてとても参考になったし、読んでいて微笑ましくなった。
まだまだ知らない動物の生態があってとてもわくわくする。
カナダマニトバ州北部のチャーチル
ホッキョクグマ
アザラシ -
<目次>
第1章 アフリカ・サバンナの狩人たち
第2章 北極圏の大物たち
第3章 南極圏に営巣する海鳥たち
第4章 人気者の知られざる野生
<内容>
動物カメラマンの岩合さんの、「野生動物」を撮る苦労やその生態を記したもの。岩合さんの前に、野生動物が、自然な生態を見せるのは素晴らしいが、それ以前に岩合さんの姿勢が素晴らしい。彼らに心の中で話しかけ、彼らに危害を加えないことを伝え、その中で撮っていることだ。素晴らしい写真とその苦労話。読んでいて楽しかった。 -
人間の勝手な感情移入であることは重々承知であるが、悲喜こもごもの世界に胸がきゅっとなる。
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昔から大好きな動物写真家の岩合さん。最近は猫の写真で有名です。動物を愛情を持った視線で見つめ、愛らしい写真はもちろん凄絶なシーンにも深い想いが感じ取れます。でもこの本を読んで、野生動物を信頼しすぎている感がありました。熊に食べられた星野道夫さんの例もあります。人にもサイコパスがいるように、動物にも予測できない行動をする物がいるはず。どうか気を付けて活動を続けていただきたい。でも警戒していたらこんな写真は撮れないんだろうなぁ。