東京喰種 トーキョーグール 小説 3 昔日 (JUMP j BOOKS)

  • 集英社
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本棚登録 : 323
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087033403

作品紹介・あらすじ

大人気小説第3弾! ファン必見! カネキ、トーカ、ニシキ、亜門、真戸親子…東京喰種世界の人気キャラクターの、語られざる【昔日】の物語!!

感想・レビュー・書評

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  • 本編に登場する主要キャラの、本編以前の物語を記した短編集です。
    トーカが学校へ通いだす少し前の話。カネキとヒデの話。リゼが11区にいたころのバンジョーさんの話。アキラがアカデミーにいたころの話。ニシキと出会ったころの貴未の話。コマさんがアンテイクに入ったころの話。
    といった感じで、キャラクターに思い入れがあるほど楽しめる丁寧なつくりになっています。小説版でもちゃんと原作の世界観や雰囲気が保たれているので、読んでて安心感と安定感があるのがうれしいすわ。

  • 面白かった。
    小説版は第3弾だけど、本編を読んでれば、小説版のどれから読んでもわかるのがいいし、内容も丁寧に描かれていて、良かった。
    異族
    孤読
    惹者
    徒口
    似色
    そして、魔猿の6話。
    それらがどれも一作の中で繋がりを感じさせるのも面白い。
    菫香がすれ違ったのが、出会う前の金木とヒデだと思われたり、アキラが話を聞いた少年の名が翔太で、古間と世間話する翼が息子の名前を翔太にしようと言っていたり…。
    なんというか、ただのバトル漫画じゃないから、東京喰種は小説と相性が良いと思った。
    喰種と人間の間で葛藤する姿というのは、人の世の中にも何かしら通じるものがあるんじゃないのかなと。
    本編にもその葛藤は描かれていて、絵が繊細で生々しいから、すごく印象に残るんだけど、文字だけでも説得力があった。
    だからこそ金木はどこまでも可哀想な青年だと思った。
    本編の可哀想なシーンが何度も浮かんだ笑
    そんな金木にとってヒデの存在が唯一の光だったんだなぁっていうのをより感じた。
    檻籠から檻籠へー
    俺が読んできた作品の中でもトップ5には間違いなく入る悲劇の主人公です。
    ノベライズは今作で一区切りなんだね、面白いからもっと読みたいな。
    次は、東京喰種:reで、ノベライズかな?

  • 本編より以前の登場人物達を描いた短編集。

  • 過去の出来事を知ると余計東京喰種が素敵な作品に思えてきました。みんな想像以上に苦しい思いをしていて悲しくなります。特に貴未の過去が辛かったです。西尾先輩に自分を捧げようとしたことにも納得しました。

  • 東京グール 小説第三弾。

    「孤読」では、漫画でも少し触れられていた、金木の本が捨てられる話が書いてあった。気になっていたので、小説版で明かされて本当に嬉しい。

    東京グール 小説版。三作を是非読んで欲しい。
    そして東京グールをもっと好きになって欲しい。

  • 漫画の補完の粋を出ませんが、ファンなら読んで損はなかろう。カネキくんの生い立ちは本当に戯曲のようだね。ピエロ連中がゆがんだ感情で見守りたくなるのもわからんでもないです。キャラで言えば菫香のしなやかさがとっても素敵だと思うのです。最後の魔猿こと古間さんのお話が好き。太宰の、如是我聞読んでみなければ。

  • 「東京喰種 昔日」
    金木研の運命を変えた事件より以前のこと。


    東京喰種小説版第3弾は、20区鉄骨落下事件より以前のことを描いています。20区鉄骨落下事件とは、金木研が半喰種になってしまった事件であり、全ての始まり。その事件が起きる前、20区、人と喰種は、どのように暮らしていたのか。


    ■異族
    ■孤読
    ■惹者
    ■徒口
    ■似色
    ■魔猿


    遂に第3弾になってはいますが、漫画の世界観を壊す事のない仕上がりは変わりません。「異族」は、霧嶋姉弟の話であり、「孤読」は金木とヒデの話であり、「惹者」はリゼがまだ11区にいたころの話(+バンジョー)の話です。


    6篇が収録されている中で一番印象深いのは、「孤読」。もうこういう話を読むのが辛くてしょうがない。母親を亡くした金木は親戚の家に引き取られることになるが、そこでの生活がどうにもこうにもつらいのだ。しかし、そこで光を見出してくれるのが、ヒデである。漫画では、金木には常にヒデがいて、ヒデには常に金木がいたけど、それは小説でも変わらない。


    「徒口」は、アキラがアカデミー生徒だった頃の話。最後にちょろっと出てくる父親がニクイ演出。「似色」は錦の彼女である貴未の話。こちらも重い。なんでしょう、なんでこんなに重い話ばっかなんだろうと、悲しくなっていたら、最後に一本、面白いものが待っていました。


    それが「魔猿」の話。読者はご存じのとおり、魔猿とは、コマさんのこと。漫画では、面白キャラになっていましたが、実は昔は凶暴な喰種。そんな喰種が何故、コーヒーを入れて、掃除するに至ったのか。そこのお話です。実にコミカルに描かれており、少し、ほっとする仕上がり。しかし、そんなコマさんも今はどこにいるやら。「東京喰種:re」での登場を願うばかりです。


    さて、漫画「東京喰種:re」では、遂に月山習が復活。急に元気になった感はあるが、また荒れそうだ。

  • なんだかんだ1日で全既刊読了できたのは電子版の読み易さのお陰か。
    普段読む小説は専ら紙派ですがノベライズのような軽いものだと逆に紙より電書の方がわりと進む事が発覚。


    ところで『zakki』にもありましたがこのノベライズ作品、全て原作者の石田スイ先生がきちんとチェックしてくださっているとか。
    本当この方仕事熱心で原作ファンとしては感謝感激。。

    しかしそうなると現段階でこの小説内のみに出て来ているキャラクターも本編に絡んでくるかもしれないと思うと何だか今からそわそわワクワク。


    ところでノベライズはこれで終わりなのでしょうか?次は:re名義?

    何はともあれ今は:re3巻の発売を心待ちにしています。

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