- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086803243
作品紹介・あらすじ
3月30日、碧はついにその日を迎えた。
「ゆきうさぎ」で働く最後の日、万感の思いをこめて仕事にとりかかる。
看板娘の“卒業"を知った常連客がぞくそくと暖簾をくぐるなか、都築の姿もそこにあり……。
碧はお世話になった多くのひとたちに感謝しながら、4年間のアルバイト生活に終止符を打った。
碧が卒業したあとの「ゆきうさぎ」スタッフたちは――
蓮の勤める洋菓子店で心乱される人物に遭遇した菜穂、夢にむかって進む星花と自分を比べて焦りを感じる慎二、別居中だった夫から思いがけない提案をされた百合、妻とともに大樹の家を出ようとした矢先にある話が舞い込んだ零一、そして、休みの日に浩介から食事に誘われ存分に語らう大樹――皆それぞれの人生を歩みはじめる。
そして3年後。碧と大樹は満開の桜の下で、お花見弁当をひろげていた。
おいしそうにお弁当を頬張る碧に、大樹は大事な言葉を告げるのだった……。
小料理屋が舞台のハートウォーミングストーリー、大団円の第10巻!
感想・レビュー・書評
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☆4
シリーズ第10弾(完結)
遂に大好きなシリーズの最終巻を迎えました!(読み終えるのが勿体なくて、ずっと積んでおりました...)
今作では「ゆきうさぎ」に関わった人々(武蔵と虎次郎も含む)の視点からのお話が多めだったのが新鮮で、それぞれの過去や心境などを知ることができ、楽しく読ませてもらいました。
エピローグの後に番外編もあり、そちらもとても良かったです❁⃘*.゚
「ゆきうさぎのお品書き」シリーズは完結してしまいましたが、引き続き「ホテルクラシカル猫番館」シリーズを読み進めていきたいと思います!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ゆきうさぎ」シリーズ最終巻
全巻を通して言えることは、この物語はどこを読んでも心温まる素敵な物語ということです!
第10巻はこれまでに登場した様々な人物の視点から描かれていて、性別や境遇は違うけど前に進もうとする姿に読んでいて元気をもらえました。
また、大樹と碧の門出も祝うお目出度い作品でした -
穏やかに大円満。
それぞれの視点で描かれて、よかったです。 -
あの人たちはどうなった?
登場人物たちのそれぞれを締めくくる最終巻。
ミケさんと蓮、葵のその後など、気になる後日談などが描かれる。
これで終わりかと思うと一抹の寂しさもあるものの、
読めば温かい気持ちにさせてくれることは変わりなし。
ここに出てくる男性陣は本当に一途。
蓮といい、大樹といい。
羨ましい限り。
大樹の後を誰が継ぐのか、ちょっと気になりながら物語は幕を下ろした。 -
大好きなシリーズが終わってしまったのが残念です。今回は今まで登場してきた方々の過去や現在の話が描かれていてどの話もスッキリ納得出来てとても良かったです。基本悪者が出てこないこのシリーズは癒しでした。次は[ホテルクラシカル猫番館]に行こうと思ってます。
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シリーズ最終巻、大団円!でした。
最終話は全ての人間関係に新しい道が生まれて良かったです。
かなり甘々でむずむずもしましたが、よかった。
大樹と碧も良かったー!ってなりましたし、好きな蓮と菜穂のふたりも良かった。気になっていた都築のこともちゃんと結論が付いたのでほっとしました。
ミニ小説も良かったです。郁馬くん働いてる!そして大樹と碧に娘さんが…「タマちゃんと一緒なら子育ても楽しいだろう」って常連さんたちから言われてるの、ほんとふたりとも愛されてるなぁ。
まさか最終巻で恋愛小説全開でくるとは思いませんでしたが、好きなシリーズの最終巻しみじみです。 -
シリーズ全般、どの料理も丁寧に心を込めて作られているのが伝わってきて、とても美味しそうで魅力的でした。
そんな料理と碧と大樹の人柄とが相まって、とても暖かくほのぼのとしたシリーズでした。終わってしまうのが寂しい。
「ゆきうさぎ」の大樹と碧、二人をめぐる人々と二匹の猫がこれからも幸せでありますように。
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完結。
おいしい料理を一緒に食べたい人は、
おいしいものを食べる顔を見たい人は、
これからも一緒に過ごしたい人であると思う。
レシピは違うけどついポテトサラダを作って食べてしまった。
蓮さんとミケさんの話がすきだった。 -
とうとう完結してしまった。
2人の関係はまとまっているのもあってか、周囲の人の話が多かった。
ゆきうさぎができたときの話、それにつながってのにゃんこの話がすごくよかった。
あの2匹が武蔵たちにつながっているのかな。
ちょっと意地悪な碧パパも微笑ましい。
うんうん、そのぐらいは言っていいよw
都築さんも登場したし、みんながハッピーの大団円、ありがとう。
最後の最後のあの掌編に、ついにんまり。
あちらのシリーズも楽しみ。