リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 ― 鳥が遺した勲章 ― (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803151

作品紹介・あらすじ

弓を手に、「出来そこない」の少女は立ち上がる――!
〈戦争〉にかわり〈戦闘競技会〉が、国々の命運を決するようになり三百年。
周りの少女たちのように剣や斧を使えず、「出来そこない」と言われるニナは、騎士リヒトに弓の才能を見出され、リーリエ国騎士団の団員となった。
兄ロルフや、恋人リヒト、そのほか個性豊かな面々とめまぐるしい日々を過ごしている。
そんな折、ニナは年末休暇でひさしぶりに村へ帰省し、束の間の平穏を味わっていた。
しかし、リーリエ国とシュバイン国との間に揉め事が起こり、因縁のあるガルム国で裁定競技会が行なわれることに。
その裁定競技会をきっかけに、騎士としての自分に迷いが生じるニナ。
しかもその直後、ニナは何者かに攫われてしまう。
ニナを拉致した犯人は、幽閉されているはずのガウェインの可能性が高いと知ったリーリエ国騎士団の団員たちは騒然となり…?

感想・レビュー・書評

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  • 2020/11/07 読了。

    図書館から。

    あんまり気にしないようにしてはいるけれど、
    ニナとリヒトの体格差がふとした時に強烈に違和感があるのだけれど、ニナまだ成長しないかなー。

    精神的な部分はリヒトなんかより全然ニナのが無意識に強い気はするんだけれど。
    そこだけ個人的にぬぬぬーとしてしまう。

  • ガルム国での裁定競技会を行ったリーリエ国騎士団。
    勝敗もつきリーリエ国へ帰還しようとしたところニナがガウェインに連れ去られしまう。
    暴力シーンでは思わず顔を覆いたくなるくらい凄まじくよく10日も生き延びた。
    ニナの良い所は相手の事を深く考え分かろうとする所。
    その前のオドオド感はイラッとするけど、物事の確信をつく時は冷静で素早い。
    ガウェインの本心は悲しいもので猛獣になりたくてなったわけではないとい事がわかった。
    ただ周りに認められる行為が暴力だったって話。
    兄王子も策士でそんなガウェインに悪い事は全て押し付けて今まで好き放題してきたみたい。
    最後の方はバチが当たったみたいで少しスッキリ。
    ニナとリヒトの関係も進展してきた。

  • 誘拐されて、暴力をふるわれてもその人の哀しい部分に触れて哀しんであげられるなんて…私には出来ないなぁ~
    ただ優しい子なのではないことがよくわかりました。
    とっさの機転も利くし、今後はどんな展開になっていくのかしら?

  • 迷い惑いながら成長するニナが格好良くて可愛い。一人で限界の状態のときに、騎士として判断する強さに魅せられる。ただの甘い恋愛ものではなく、国の対立や競技会の穴などのきちんとした土台があるので読み応えもあって楽しい。
    もちろんリヒトや兄からの溺愛ぶりも魅力の一つです。

  • ニナは今回もギリギリの状況でそれでも踏み止まる強さを発揮。怪物の悲しみにも辿り着けたのはニナだったからだと思う。彼女を追う男どもの方が情けない。主にリヒト。リヒトはだいたい毎回ダメ男なのはなぜだろう。
    お兄ちゃんロルフの自制する姿と妹との再会のシーンに揺さぶられる。強いくて不器用でいい兄ちゃん。
    それにしても団長さんsはそれぞれ凄かったと思う。いろんな意味で。

  • 正統派少女騎士成長物語。かなりな苦難に出遭いますが、まあニナのたくましいこと。そして彼氏のヘタレなこと。(笑)

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