ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 775
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802512

作品紹介・あらすじ

横浜・山手の洋館ホテルを舞台にしたハートウォームストーリー!

焼きたてパンが、お客様を笑顔に変える――。

3年間勤めたパン屋さんをやむなく離職したパン職人の紗良。
旧家の子女ゆえ祖父からお見合いを勧められるも、きっぱりと断って…?(「パン職人の再就職」)
腕を見込まれ、横浜・山手の「ホテル猫番館」に職を得た紗良。
ある日、気難しい料理長・天宮隼介の妻と娘が宿泊客として来館するが、親子には何か事情があるようで…?(「テディベアと朝食を」)
人なつっこいコンシェルジュの本城要。その陽気な笑顔の裏で、実は父親に打ち明けられずにいるある想いを抱えていて…?(「父と誓いのショットグラス」)
勤めていたパン屋さんで“師匠"と慕っていた和久井竜生と妻の寿子をホテルに招いた紗良。
しばらくぶりの対面なのに、師匠の態度はそっけなくて…?(「師匠と弟子の三日間」)

感想・レビュー・書評

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  • ☆4

    「ゆきうさぎのお品書きシリーズ」を全て読み終えてからこちらのシリーズを読み始める予定だったのですが…どうしても内容が気になってしまい、並行して読み進めることにしました!

    猫もパンも大好きなので「猫番館」の様なホテルが実際にあったら、是非とも宿泊してみたい!と思いながら楽しく読ませてもらいました❁⃘*.゚
    これからどのように物語が進んでいくのか、2巻以降もとても楽しみです!

  • 素敵なホテルで働く人とお客さん。
    働く姿がかっこいいです。

  • [ゆきうさぎのお品書き]シリーズを読み終えてからの今作品です。主人公の紗良は育ちも良くて言葉遣いもとても綺麗で素直で愛らしい女性。猫番館の人たちも個性的ですが、根は優しい人たちばかりなので今後の展開も楽しみです。新たに癒やしの本が見つかって良かった。

  • 井上 のきあさんの可愛い表紙に惹かれて手を出した本書。
    (同じ理由で、『下鴨アンティーク シリーズ』に手を出した前科あり)
    横浜山手のホテル〈猫番館〉を舞台にしたハートウォームストーリー、シリーズ第一弾です。

    東京下町のパン屋をやむなく離職し、叔父の口利きで横浜のホテル〈猫番館〉のパン職人として再就職した紗良。
    様々な事情を抱えて訪れる宿泊客の為に、美味しいパンを焼く毎日が始まりますが・・・。

    素敵な洋館のホテル、パン、猫・・心の琴線に触れる要素が詰まっている作品。
    主人公の紗良は、鎌倉の旧家のお嬢様で、その育ちの良さもあってか素直で純粋な女の子です。
    さらにパン職人として向上心もある頑張り屋さんなので、好感が持てますね。
    サブキャラとして、気難しい料理長・隼介、人当たりは良いけどクセ者のコンシェルジュ・要、気さくなベル・スタッフの小夏。そして、忘れてはいけない〈猫番館〉の“看板猫”白の毛皮が美しいメインクーンのマダム等々・・。
    主人公の紗良の視点で展開すると思いきや、視点の主体がコロコロ変わるのが気になりますが(マダムの視点が「TeaTime」というショートチャプターになっているのは好き)、キャラもストーリー設定も“THE・オレンジ文庫”な感じで、安心して夢見心地にさせて頂けます。
    焼き立てパンのように、ふんわりとした読後感も良いですね。
    調子に乗って2巻目も借りてきたので、早速取り掛かりたいと思います~。

  • パン! パン食べたい! すっごくおいしそう!
    理想のアンパン! 食べたい!

  • 2023.04.08

  • 初読作家さん。
    ブラブラしながらの本棚見学で目に留まり。
    表紙が可愛くて気に入ったのと、あらすじを読み、パンと猫とおもてなし。好きなものばかり!
    これは購入でしょ!

    読んでみると、とても温かみがあるストーリー。
    主人公のさらの努力と根性は、見習うべきだと思う。
    個性的なキャラが出てくるし、時々猫のマダム視点になるのも可愛い。

    シリーズになっているようなので、これから追いかけていきたい。

  • 美味しいパンと美味しい料理に、可愛いホテル。
    こんなホテルがあったら泊まりたい!
    初めては、キャラクターの過去に迫るお客様が来て、それにまつわる話。

  • 新しいライト文芸を読みたいなと思ってたまたま図書館にあったこの本を読んでみた。こういう特に何も起こらないけど、読んでてイヤな気持ちになったり落ち込まない作品が好き。主人公も好感持てるし周りの登場人物も悪い人がいない。そしてもれなくパンが食べたくなる一冊。2巻も引き続き読んでいく。

  • パンがとても美味しそうな表現。また猫番館で働いているスタッフさんたちの人柄も良い。何より主人公が芯があって好き。
    最後のお師匠さんのところの話は特に感動した。

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