なんて素敵にジャパネスク シリーズ(4) 続ジャパネスク・アンコール! ―新装版― (コバルト文庫)
- 集英社 (1999年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086145718
作品紹介・あらすじ
高彬と煌姫を契らせるという陰謀が失敗に終わった守弥は、瑠璃姫が篭もる吉野に乗り込むが!?(『守弥のジャパネスク・ダンディ』)。父母を亡くした小萩は、幼い姫の話し相手として貴族の邸に勤めることになる。それが瑠璃姫だった!(『小萩のジャパネスク日記』)。いよいよ京に戻ることになった瑠璃姫。みんなに内緒でこっそり帰京するが、それを待っていたのは(『瑠璃姫にアンコール!』)。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2019年5月23日購入。
2019年8月19日読了。 -
『ジャパネスク』こそライトノベル風少女小説の基準原点である
何度読んでも時代を経てもその位置は変わらず -
守弥の吉野行きの話。
小萩の日記。
瑠璃姫の帰京と、融の家出、夏姫の恋。
どれも切なくて美しい感情に満ちたお話で素敵でした。
時代の華やかさだけじゃない、人物の心が、伝わってくるものがあって。
ほんと素晴らしいです。 -
最後の一文が・・・( ´艸`)
-
以前読んだ「なんて素敵にジャパネスク2」から開いたうえに、
間の「ジャパネスク・アンコール!」がとんでいてなのですが、
間の「アンコール!」が番外編的なので何とか
2と繋がりました。
2の後、瑠璃姫は静養に行ってたんですね。
はじめの守弥と子萩の一遍は、番外編的だけど
どちらも可愛い姿が見れて良い♪
一応続きにも繋がっていく話にもなってます。
特に守弥の思わぬ役得ぶりは凄い。
瑠璃姫にアンコール!はコミカライズ版のラストにあたる部分
(現在コミカライズ中の「人妻編」の前にあたる)
なので、マンガ版でも読んでおり、懐かしさもひとしお。
「あの」瑠璃姫をも唸らせる「夏姫」。
彼女の抱える想いが切ないことは知っていましたが、
やはりホロリと…でも「裏の夏姫」ですからたくましく
生きていくことでしょう。
何か高彬が気の毒でしたが、最後が幸せ(この本でも)なので
いいかな?(笑)