銀の海 金の大地 1 古代転生ファンタジー (古代転生ファンタジー/銀の海 金の大地シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 414
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086116152

作品紹介・あらすじ

真秀は湖の国、淡海で育った。そこは息長族の国だが、真秀はその一族ではない。ヤマトの大豪族の首長がどこかの奴婢に生ませた子で、息長の首長の真若王、丹波の首長の美知主とは異母兄妹である。母の御影はここ数年業病で苦しんでいる。その病によく効く熊の血凝をやるから取りにこい、という美知主からの伝言に、真秀は、不思議な霊力を持つ兄の真澄と、丹波へ向かう船に便乗した。

感想・レビュー・書評

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  • これを読んでおけば古事記が怖くない。
    佐保姫伝説にどっぷりハマれます。

    奈良古代が身近になりすぎて、うっかり奈良県民と結婚するという人生のオチを決定づけた一冊です。

  • 西暦350年あたりをイメージ

  • 全11巻

  • 故氷室冴子さんの永遠の未完(真秀編は完結してますが)の古代歴史ファンタジーの傑作。
    日本書紀・古事記にある「佐保彦の反乱」をモデルに書かれています。
    長い年月がたってますが、学生時代に読んでいてまたふと懐かしくなり手にとりました。
    まだ、人が吉野ケ里遺跡みたいな時代の話ですが、尊い話です。何より、文体と表現の美しさは必見。
    うつくしい世界を如実にあらわしてます。
    好き嫌いはあるかもしれないですし、コバルト文庫ですが、氷室さん急逝されて完結することはないのだと思うと泣きそう。
    個人的に真若王嫌いじゃないよ。
    むしろ好きです。

  • これまでの挿絵と違って、一気にライトノベル感が出てますが、内容は作者な感じで。
    母の造形に驚いた。

  • コバルト読者として避けては通れない、氷室冴子さんの作品。
    未完の大作のため読まずにいましたが、
    古代史に興味が湧き、近くの図書館にあったので既読。

    やっぱり面白いです!

  • 中三の頃に読んでいたので修学旅行で奈良に行く時胸が高まりましたが、まあ、奈良は現代的な年でしたよ。ええ。佐保川だってしっかり固められてましたよ・・・・

  • 古代日本を舞台にした本作に感化されて急に万葉集に興味を持って図書館でちょろっと調べてその気になってた十代の自分がしょっぱい思い出とともに蘇ります。
    ずーっとずーっと、いつか続編が書かれるんじゃないかって期待してたけど、ジャパネスクの挿絵リニューアル版文庫が出たあたりで諦めました。
    本当にもう続編はないのだなと思うとただただ残念。作者・氷室先生のご冥福をお祈りします。

  • 一巻のみ前読んで、実はだめだった作品。人がみな苦手なのである。
    だが、この機会に読む!
    はじまりのはじまりということもあるので、これからなのだろうなと思う。

  • 全巻(11巻)購入済み。

    古代転生ファンタジーということで古代がテーマの小説ですが、さすが氷室先生!どんどんと引き込まれていきました。
    序章の真秀の章後続きは読めなくなりましたが、何度読んでも飽きない大好きな本です。

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著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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