恋のドレスと花ひらく淑女 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2011年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086015677
作品紹介・あらすじ
ジャレッドが、母リンダの右手を拳銃で撃ち抜いた。ショックを受けたクリスは、リンダへの複雑な感情を持て余す反面、シャーロックに対する想いは増すばかりだった。一方、シャーロックは、身分の違いから、父アルフレイドはもとより、親族からもクリスとの結婚を認めてもらえない。結婚するためには、廃嫡の可能性もでてきたシャーロックが下した決断とは!?加速する二人の愛の行方は。
感想・レビュー・書評
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とうとうここまで来たか、と感慨深い。
クリスの心がすごく強くなっていることを感じる反面、シャーロックのぐだぐだや、
変なこだわり(毎晩ローストビーフですか?)に笑ってしまう。
外伝でジャレットの話を書いてくれないかな~と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうするのかと思ってたけどそうきたか、の納得の選択でした。まぁ、ハーレクインとか読みなれてると意外ではありましたが。うん。
シャーリーは真面目だよねえ。クリスも頑固だけど。二人の未来が楽しみです。 -
物語もいよいよ終盤。クリスとの関係も落ち着き、しかし自分の立場はなかなか決まらないシャーロックは、それでも覚悟を決めて、生きていく道を決めていく。ラストの文を読んで、もうこの物語、本編はここで終わりでいいんじゃないかと思いました。シャーリーの物語ではなく、クリスの物語としては、ここですごく、落ち着いたと思います。この時代、遠く離れたところに住むと、なかなかいったりきたりできないだろうけど、パメラとクリスは、きっと互いのことをいつも考えていられると思います!(シャーリーよりもそっちが(笑))そして、愛の往復書簡は……シャーリーアホでしょ。
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強引に結婚を迫ったように見えたシャーロックがクリスに万が一廃嫡されたなら自分が養うといわれてやっと現実が見えたという感じでしょうか。
クリスは強くなりました。
エピローグがよかったです。
バーンズ夫人味方になってくれてとても頼もしいです。
ここで終わるのもひとつの選択だったようですが、続きをきちんと書いて欲しいと思いました。 -
ラストのアメリカへ渡って身を立てると言うのは、物語の結末として予想してはいましたが、もう一冊本編が残っているとの事、どうやらイギリスでのハッピーエンドが読めそうで嬉しい限り。 ただ、ジャレッドのことを忘れているようなのが気がかりだなぁ。確かにリンダの手を撃ったのは酷いけど、彼はすごくクリスを助けてきたのでこのままではあまりに不憫な気がしてなりませんよ。
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エピソード2のクリスが再び働き始める部分の、バーンズ夫人の勝手に薔薇色をきりもりがかっこよかった。
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リンダは一体何だったの…結局最後まで意志薄弱でフワフワしたままだったな。クリスは大成長したなぁ。この巻で終われるけど、やっぱり2人の結婚式が読みたいしシャーロックが何になって帰国するのかも楽しみ。イアンとパメラは番外編読めば決着つくのかしら?
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初めはあんなに頼りなさ気で、気付け薬まで必要だったクリスが、今作ではある意味、シャーリーよりもしっかりとして見える。
何より、シャーリーを想う気持ちや、シャーリーの恋人でいる事にブレが生じなくなったのか良い!
終幕を間近にしてシャーリーが英国を離れる、というアクシデントは発生したが、行き先がアメリカと判明した瞬間、直ぐにラリーの事が頭に過ぎったら、案の定、彼が登場してニンマリw
二人が結婚する為の試練、と解っていても、離れ離れになってしまうことはやはり不安だったが、クリスもシャーリーも先行き的にあまり問題無さそうで結構安心かな^^
この作品が終わってしまうことは淋しいけど、二人のハッピーエンドを早く見たい! -
一番厳しい局面に立たされた巻だと思います。
小説でなければ、泣く泣く別れなきゃいけない状況。
ここからどう大団円に持っていくのでしょう。
私なら綺麗な別れを飾って、死ぬ気で働きます。
母・リンダの問題が一応の決着を見た以上
私はクリスもシャーリーも別々の方がいいと思います。
でもね。
そこはまあコバルトですから。
幸福な結末を期待してしまいます。
残りあと2冊。
楽しみです^^
ブログの記事はこちら。
http://ameblo.jp/sweetviolt/entry-11222162222.html -
長かったヴィクトリアンローズテーラーのシリーズも、次巻で終わりのようですね。
クリスの芯の強さがやっと表に現れるようになってきました。
巻末のあきさんのマンガが毎回楽しみです。